ランス10 プレイ日記20 3周目「海から」、そしてエピローグ
※クリアA&エピローグネタバレ要注意
ケイブリスの元に向かう一行の前に、再び現れたアリオス。
これで何度目だっただろう? 4度目か5度目だったかな。
まぁ何回目にしたって、これが最後だ。そして結果も今までと、そう変わらない。
力の差がどうこう、といった単純な問題ではないのだろう。
はっきりきっぱりとアリオスを否定して、彼の言葉を切り捨てるランスの姿はもはや爽快ですらあった。
負けに負けて、それでもなお足掻こうとするアリオスに訪れるタイムリミット。当然の結末。
コーラのストレートな物言いを、否定することはできない。
もちろんこの結果に至るまで、コーラによって方向をあえて歪められた部分もあるのだろうけれど、結局はアリオス自身が選んだ道だ。
仕方がない。それでも、哀れだとも思う。
自分なりの筋を通しながらも冷静に物事を捉えているマエリータ隊。
結果だけ見れば、終点まで走り抜けてしまったアリオスとは対照的な姿だ。
ケイブリスの元にいるシャリエラの様子も、一方その頃として頻繁に挿入されていく。
相変わらず、自分は人形だから平気だと言い続けている彼女。
シャングリラが魔軍によって襲われた当時の様子を見る限り、シャリエラに心が無いなんて、とても思えない。
しかしケイブリスは、何か気付きながらも指摘はしない。
シャリエラの歪みを肴に笑いながら、興が乗ったのかケイブリスもまた昔の話を始める。
彼の過去。彼にとってのはじまりと、彼の歴史。
ケイブリスに近付くと、恐瘴気の影響で☆ランクの低いキャラがどんどん使用不可能になっていく。
ぎゃーすっ! キッツい!!
しかし今更どうしようもない!!
幸いレギュラーメンバーはセーフ域だし、あとは行けるところまで行くしかない!
ヒラミレモンだらけの部屋に閉じ込められていた美樹を、ようやく救出!
今までずっと、毎日ケイブリスに殴られ続けていた彼女は、健太郎の前で子供のように泣きじゃくった。
ちくしょう……許せねぇぞケイブリス……。いや美樹も美樹で色々と苦労させられたり迷惑も被っては来たけれど、さすがにこういうのはかわいそうだろ!
そして美樹救出後には☆ランク30以下使用不可になってしまった。
ひええ……どこまで行ってしまうんや……。
40以下NGとかになってきたら、さすがにスタメンもヤバイぞ……。
一方その頃、ケイブリスの長い長い昔話も終わりを迎えようとしていた。
決して相容れない関係にある奴だが、ケイブリスにはケイブリスなりの信念があり、過去があり、美学があって夢がある。
悪のカリスマ、なんて言葉はちょっとチープかな……。ダークヒーローってのも違うな……。
まぁそんな感じだ。好きにはなれないが、キライにもなれない。間違いなく、魅力的なキャラクターだと思う。
そんなケイブリスと、ついに対面!
そして隣は助手のシィルちゃん!!
よっしゃやってやんよ。俺の手裏剣キムチ魔法バリアが火を噴くぜ!!!!
無理ダタヨー。
……まぁ粘ったらワンチャンあったかもしれないな。
でも負けても構わなかったようなので、リロらずにもうしばらくストーリーを進めてみる。
ケイブリスの圧倒的な力を前に、萎えていく気持ち。
もう帰ろうか、とまでランスは言い出す。
JAPANあたりに引きこもって云々……と展望を語るが、JAPANルート通過済の儂は知っている。
それはアカン!
死亡フラグや!!
などと騒いでいるところに、フラフラと現れるシャリエラ。
彼女もまた、ケイブリスの元から逃げてきた……というか、ランスたちに巻き込まれる形になっていたらしい。
シャリエラの身上話に反応したのは、たまたまランスに呼ばれていたフェリス。
ランス達は既に聞いていた話だったが、フェリスは初耳だったらしい。
そして、彼女がたまたま持っていた情報が、シャリエラの過去と正体に繋がることになった。
明らかになる事実。デスココの本当の願い。
デスココ亡き今、正しいことはもうわからない。
しかし……おそらくは、そうだったのだろうと思う。
良い笑顔! かわいい笑顔だ!!
うんうん、そういう表情が似合う子だろうとはシャングリラ初挑戦の2周目からずっと思っていたぞ!
シャリエラの真実と笑顔に、ランスの気分も一転。
やっぱり頑張ってケイブリスを倒してみるか!
特に戦力も状況も変わっていないのに、女さえ関わればやる気になれるのはランスの才能。たまに美点。
道中で捨て犬と捨て猫も拾った。
そしてパットン達ともここで合流!
ちくしょう……ここでもまた、おいしい所で登場しやがって!
狙ってんじゃねぇだろうな!!
姉妹とマリアの笑顔に免じて許してやるけどよぉ!!
ロレックスもちゃっかり復活してんじゃねぇぞ!!!
(爆笑)
荒れまくっているケイブリスにリベンジだ!
ここで、レイ&ケッセルリンクとケイブリスの身近な会話も挿入された。
味方になった魔人は全員会話があるのかな。ああハウゼルサイゼルシルキィパイアール以下略もこの場に連れてこないと。
某ホムンクルスことシャリエラという名の公式チートがいれば、ケイブリス戦で苦戦することはほぼ無いと思う。
しかし今までのやり方では通じない点もあるので記録しておく。
まず、魔法バリア&忍法変わり身はほぼ頼れないと思っていたほうがいい。
ケイブリス戦では「恐瘴気」によって毎ターンダメージが発生する。
魔法バリア&変わり身は、そちらの毎ターンダメージへの対応に消費されてしまう判定になっているため、肝心のケイブリスの技を防ぐことができない。
俺の伝家の宝刀が……。ショックは大きいが、諦めて手裏剣ワンチャンで粘ろう。
巨大かなみの手裏剣&シャリエラコンビなら、かなり安定感はある。
上記のケイブリスのHPを一定減らすと、様子が変わってくる。
命の危機を自覚して豹変し、見苦しいほどに慌てて逃げだすケイブリスを守るために最後に立ちはだかったのは、ストロガノフだった。
ストロガノフが、ここに来てまでケイブリスのために戦おうとする理由……。納得はしたけれど、この場では理解はしきれなかった。
ケイブリスの昔話の、更に原点。
ここは……正直、かなりの名シーンだ。
悔しいけれど、ここからのケイブリスは格好良かった。ストロガノフの気持ちも、今更だけど少しわかってしまう。
ランスと真正面から対峙する、ランスとは異なるけれど通じる部分もある強敵として、魅力に溢れていた。
今度こそ、ほんとのほんとにラストバトル!!
戦法は先程までと同様。
基本戦術と戦力が整っていれば、酷く苦戦することはないと思う。
戦いを終えての、学者の言葉が印象的だった。
ランスへの敗北があって、最初の気持ちを取り戻して、だからこそのラストのケイブリスだった。
勝った。ケイブリスを、倒し切った。
最大の敵を、討伐した。
……少し、時は流れて。
祝勝会!
お祭り騒ぎだぜ!! ヒャッハー!!!
ランスも上機嫌。馬鹿な発言も絶好調。
10におけるランスの真顔で自意識過剰発言シリーズまとめとか作ってみたくなるな。
自由都市のリターンデーモンのシーンとか、色々な場所であった覚えがある。
超絶上機嫌なイケメンランスが、とてもとても珍しいことに、シィルの望みを叶えてくれるという。
口にしていいのか迷って迷って、ついに言ってしまうシィル。
昔からの念願だもんな……。戦国五十六ルートはIFだしな……。
泣くなよ、笑えよシィル!
滅茶苦茶幸せなんだから!
笑わないと損だって!!
……嫌な予感は、していた。
幸せすぎて、うまくいきすぎてて、何かが起こるんじゃないかという不安はずっとあった。
止まらない。
物語はまだ続く。
怖い怖い。
嫌だ嫌だ。
「クリアA 海から」。
一度で達成する予定ではなかった、「??解放条件全達成」も運よく成し遂げた。
リーザスでウェンリーナーを拾っていたのが、運命の分かれ道だったな……。
本当に、運が良かったとしか言いようがない。
<本日の感想まとめ>
クリアAの結末や、2部については、発売から相当経った今ではさすがに既に若干情報を得ていた。
だから想定外の驚天動地の結末というわけではなかったのだが……実際に見るのは、やはり、効いた。
私はランスシリーズに関してはなんちゃってファンだし、シィルに対する個人的な感情の強さだけで言えば、本当のファンには全然敵わないと思う。
それでも……シィルが好きだったし、ランスの隣にシィルが居てくれるほうが安心していた。
6で手を繋いだだけで嬉しそうだったシィルに胸があたたかくなった。
戦国でシィルが凍った時は無茶苦茶ショックだった。
ランクエマグナムで一時的に復活できた時は物凄く嬉しかったからオリジナルユニットにした。
10のムービーでシィルが笑ってくれたのが嬉しかった。
久しぶりにシィルと旅をするのが楽しかった。
今でもまだ、ちょっとうまく感想が語れない。
2部が終わったら、もう少し冷静になれるだろうか。
バッドエンドは嫌いではない。ノーマルエンドもわりと好きだ。
だけど、ハッピーエンドが一番好きに決まっている。
2部がどんな結末に至るのか、まだ私は詳しくは知らない。
詳しくは知らない、そのままで、エンディングまで駆け抜けたいと思う。
1部のCPも稼ぎたいけど、さすがに今回ばかりはCPより感情を優先だ。
次回より! 2部感想編!!