FGO第二部 Lostbelt No.1 プレイ日記03 ゴーレムは全てを解決してくれる





アヴィケブロンの立ち振る舞いはいちいち格好良すぎないか?
キザったらしくも恩着せがましくもない距離感が落ち着く。
憧れのゴーレムマスターナンバーワンの座は揺るぎそうにないぜ……!















叛逆軍の元へ向かう道中で立ち寄った村は、協力的でもなければ非協力的というわけでもない、中途半端なヤガたちの村だった。
こういう時勢では、そういった生き方も仕方がないのだろう。
同情はあまりできないが、個人的には責める気にもなれない。











第一章ではこういったどうしようもない境遇を目にすることが多く、どうしても個人的には考えすぎてしまう。
その点、新所長はスッキリキッパリと言い切ってくれるのがある意味で頼もしくもあった。
暗くなりそうな空気をマイルドにしてくれる! さすがだぜ!!















パツシィとて、言葉の上では強気だが、完全には割り切れてはいないように思う。
まだ主人公たちに弱みを見せたくない……というより、彼本人が、己の弱みを自覚したくないのかもしれない。

さておき、この場面で気遣ってくれるのがアヴィケブロンだというのが意外かつ嬉しかった。
相手がマスターだから、理性的に打算的に考えた上での言動なのかもしれない。
しかし、基本的に人間関係や感情の機敏が苦手そうな彼が声をかけてくれたのは、言い方が厳しいことはあっても、ありがたいと思う。















叛逆軍を率いて現れたのは、想像していた通り……アタランテ・オルタ!
アポクリファではオルタではなかったのになぜかFGOではオルタ扱いになった、けれども結局それがなぜなのかもよくわからなかった……アタランテ・オルタ姐さん!!

戦って実力を確認したアタランテオルタは、少し警戒を解いてくれる。
彼女は雷帝や宮廷魔術師に呼ばれたのではなく、世界の断末魔によって召喚されたサーヴァントだった。











彼女は彼女なりに、わかる範囲で努力をし、ヤガたちを救うために活動をしている様子だ。
己の行いを悔いているわけではないだろう、が、迷いは見える。

優しすぎる、頑張りすぎるアタランテオルタには、強食を謳うこの世界の在り方は酷だ。
悲しい顔が多くて……こう、なんとかしてあげたいと、思う……。















彼女に付いていく叛逆軍の面々も、己の行いが本当に正しいのか否か、わかっていないのかもしれない。
盲目的に正義だと信じているヤガもいるかもしれないが、少なくとも上記の彼は違うようだ。

間違っているかもしれなくても、誰かを犠牲にしてでも、子供たちの未来のために走り続ける……。
……その姿は、美しくもあるかもしれないが、ひどく危うくも見える。











パツシィの貴重なガクブル姿。

ヤガたちは、感情の動きに合わせて耳が動くのがキュート。
テンションが下がった時に垂れ耳になるのがベリーキュートだ。















アタランテオルタに連れられて、やってきたのは叛逆軍の隠し砦。
ダヴィンチちゃんも褒めてくれるほど、よくできているらしい。
その点はちょっと安心した。

内部では子供や年寄りのヤガも多く住んでいて、アタランテオルタの考え方が一目で伝わってくる。















「空想樹」の名前が、ようやく判明する。
だが現時点では、まだ名前だけだ。
旧種の宮廷魔術師がその名を口にしていたというが……やはり、その魔術師とやらはカドックだろうか?















ひとまず、アタランテオルタたち叛逆軍との協力は決定した。
ほとんど巻き込まれただけだったパツシィも、改めて叛逆軍に加わると言い、受諾される。
その際のパツシィとアタランテオルタの短いやりとりが印象的。















最初に与えられた任務は檄文の配布。
雷帝に抗うという最終目的の困難さに対して、不器用かつ不安定な活動だが、まぁ仕方がない。
アタランテオルタなりの落としどころなのだろう。
地味ではあるが、下手をすれば命に係わる大仕事でもある。











力が欲しくば、そちらも力を示してみよ!
……という、ありがちなバトル導入だと思っていたが、ここで改めて、マシュの表情が陰った。
ゲーマーなプレイヤー目線ではよくある流れだが、考えてみれば、この「力で事の正否を問う」やり方はとてもマシュが好む方法とは思えない。

強食であり、弱者は肉にすらならないこのヤガのロシアでは、「力が決める」考え方がより濃く感じられる。
それ自体の善し悪しよりも、それ以外の決め方を選ぶことができないのが歯がゆい。
戦いに勝ったことで、この村での協力を取り付けることには成功したが、マシュのことを想うと心配だ。















次の村ではどうなるか……と不安に思っていたら、今度は最初から対応が優しい。
村長曰く、盗賊に襲われていたところを「カルデアの者」に救われたことがあるという。

もちろん、主人公一行は憶えのない話。
自分たち以外に、カルデアを名乗る者が現れたということだ。















「カルデアの者」についての詳しい情報は、さほど多くは得られなかった。
既に去っているようなので、接触を図ることも今更難しい。
少なくとも相手はカルデアを知っていて、ヤガを守るだけの理性を持っている……けれど、ここで気になったのは「誰も憶えていない」点と「舌打ち」の件。

前者はスキルもしくは宝具による効果のように思えるし、後者については、そもそもよくわからない。
舌打ち、ということは、カルデアに悪感情があるのか?
それとも本人の性格によるものなのか??











とりあえず、情報と食料をひとまずシャドウボーダーに届けに行くことになった。
パツシィとは一度別行動だ。

別れ際の彼の言葉に、初めて主人公たちへの好意的な感情が見えたようにも思えた。
うん。ちょっと嬉しい。