FGOイベント 虚月館殺人事件 プレイ日記04 もう無茶苦茶だわッ!!





上記画像のシーン。
初見時は「怪しいモノローグ」が気になりすぎて、忘れていたけれど、思えばドロシーのアリバイを示すものでもあったんだなと後になって気が付いた。
スクショ画像を見直すだけでも、至る所に事件のヒントがあったことが改めてわかる。

よく出来たシナリオだったなぁと、改めて思う。
ミステリー、サーヴァントの見た目をした別人という設定などについては、人によって好き嫌いが別れる内容だったかもしれないけど、「枠組み作り」はとても丁寧な仕事だったというのが私の印象だ。
 

 
















事件関係者である可能性が高いモーリスは、行方不明のまま。
彼の安否を純粋に心配しているのかは微妙なところだろうが、父であるアーロンはかなり苛立っていた。

そんな状況下、爆弾を躊躇なくぶっこんでくるローリータソ。
空気を読んでくれって言いたい気持ちもあるけれど、幼女だから仕方がない。
仕方がないけどもうちょっとタイミングとか配慮してほしい。











こういうことを言いたくはありませんけどねぇ!
ドロシーさん、あんたの娘さんねぇ!!











と、ここでまさかのアーロン氏、爆弾で反撃。

もう無茶苦茶だ。こんなの無茶苦茶だわッ!!
……と謎オネエ化で発狂してしまいそうになるが、おそらくこの場に集った面々も同じく混乱しまくっていることだろう。
アーロン氏がこんな告白をし始めたのも、彼自身混乱と焦りのあまり、「その場にある手段」に縋りついてしまった、というのがあったのだと思う。

この時点でのアーロン氏の言動だけで、彼がモーリスを完全に見限ったと判断するのは早計かもしれない。
「ゴールディ家のため」という最大の目的を優先させたいがために、軽く錯乱しているようにも見えた。











それでも当主の言葉は重要だし、一応筋も通っている。
多少話が飛躍している面はあるものの、爆弾に次ぐ爆弾発言に当惑する人々にも、それを指摘する余裕はない。
そもそも、指摘できる空気でもない。











半ば強引に、アーロン氏の隠し子であるクリスと、ジュリエットの婚約が仮内定してしまった。
この場に隠し子であるクリスが「たまたま居た」、というのはいささか無理がある展開に思えるが、そのあたりは説明があっただろうか?
うーん、ちょっとうろ覚えだ。何か理由があったかな。











クリスはモーリスに比べれば、明確な欠点は見つけ辛い。
しかし彼がどんな人物なのかは、正直言えばまだよくわからないし、そもそも「モーリスが行方不明だから婚約者はクリスに変更」、なんてのは暴論過ぎる。
そんなに単純に、コロコロと条件を変更されて、ジュリエットとしても納得できるわけがない。

クリスが良い夫になるか、モーリスが良い夫になるかという問題や、彼らを比較するとどうこうというのが問題、ではなく……ゴールディ家の跡取りにして、ジュリエットの夫になる相手が、こんなに簡単に変更されてしまうというのが残酷だ。
薄々わかってはいたけれど、モーリスもクリスも、そしてジュリエットもあくまでも「家の駒」でしかないと、改めて突き付けられたような形だろう。











しかし、夢に紛れ込んだだけの主人公には、まだそこまで理解しきれない。
ちょっとした言葉がジュリエットを傷付けてしまった、と指摘したのはハリエット。
彼女と二人だけで語るのは、ひょっとして初めてだっただろうか?

エウリュアレ姉さまの外見による印象もあるのだろうが、ハリエットは意外と大人びている。
御家事情の婚約に関わる張本人ではない、こともあってか、ジュリエットよりも冷静に物事を見ていて、ジュリエット自身にも気を配っているようでもあった。











主人公(の外側)とジュリエットは、まだただの友達だ。
しかしジュリエットにとっては唯一の友達で、おそらく友情以上に強い気持ちを抱いている相手だ。

……このあたりは、主人公の性別を確定できないFGO故に、シナリオではほぼ毎回ぼかされてしまうが、まー仕方がない。
たまにはユリユリでもええんやでって言いたいところだが、ジュリエットの立ち位置が男だったりしたら困るしな。ホモは帰ってくれないか。















裏の業界に通じているヴァイオレット家を恐れる人間は多い。
ジュリエットの背景を知った友人のほとんどは、知ると同時に離れていってしまったが、主人公(の外側)だけは異なっていた。

主人公の外側の人間が、多少の背景など気にしないおおらかな人物だったのか……それとも、戸惑いながらもジュリエットへの友情故に恐怖を押し隠した、勇気のある人物だったのか……は、わからない。
だが少なくとも、ジュリエットを大切にしていて、彼女を助けたいと思っていたことは間違いない。
その気持ちが、主人公の意識を引き寄せたのだ……というのも、まだ仮定だ。

ともかく、ジュリエットはかわいい!
そして、主人公の外側の人間も、良い奴!
二人を、応援してやろうじゃないか!











虚月館の時間軸で、再び夜がくる。
主人公も眠りについた中、何やら怪しげなモノローグが差し込まれた。

「子供だと、誰も警戒しないのがありがたい」なんて言葉から連想されるのはローリーとケインだ。
このモノローグは、彼女たち二人のうちのどちらかのものなのか?
だとしたら、その意味とは?











虚月館で眠った、ということは意識は自動的にカルデアに戻ることになる。
ホームズと、新しく得た情報を共有する主人公。

ホームズが「ハッピーエンド」と評し、マシュが祝ったのは、クリスとジュリエットの新しい婚約関係の成立について。
傍から見ている分には、とてもハッピーなエンドには感じられないが……まぁ、ジュリエットの感情に目を瞑れば、ベターなエンディングではあるのかな。











しかしそれ以上に気になるのは、モーリスの失踪の件だ。
こればかりは「よかったよかった、おしまい」で済ませられない問題だし、探偵殺人事件の謎だって残っている。
まだまだ安心できる段階ではない。それどころか、脅迫者の狙いによっては、まだ犠牲者が増える可能だって高い。

ホームズの指摘に慌ててしまう主人公は、まだまだ甘い。そしてジュリエットに随分と感情移入してしまっているようだ。
それが足元を掬われる結果に繋がらなければいいのだが……と心配してしまうが、まーそこまで意地悪いシナリオではないとも思う。