FGO第二部 Lostbelt No.2 プレイ日記07 魔眼蒐集列車は面白い
第二章をクリアした後に改めてシナリオを読み返すと、様々な発見がある。
特に興味深いのは“オフェリアのセイバー”の言動。
プレイ当時は気付かなかったけれど、彼の真意を知った状態で見直すと……色んな感想が浮かぶ。
感じ方は人それぞれ、抱く感想や印象も場面によっても色々だけれど、私が一番思ったのは「楽しそうだな」ってところだろうか。
ナポレオンのトンデモ発言に、メチャクチャ動揺しているマシュ&オフェリアがかわいい。
というか、マシュの興奮度合いがなかなか激しい。恋バナ好きなのか……。そうか……。かわいい奴め……。
オフェリアの対応も、マシュを前にしていた時以上に感情的で人間的で、とても親しみやすい感じでかわいらしい。
彼女はどうやら、ナポレオンの話を本気で受け取ってはいないようだし、そもそも“そういう対象”としてすら見ていないらしい。
ならばスッパリハッキリ振ってしまうなり、斬り捨ててしまえばいいのに、ちょくちょく興奮気味に「やめて!」みたいに反応してしまうのが、色恋沙汰に慣れていない女の子感マシマシで隙だらけだ。
ちょっとツンデレみたいでもあって、ワンチャンあるように思えてしまう。無意識に男を誤解させるタイプ。
まずは、今まで通り初期再臨姿のシグルドとバトル。
マシュを殺さないよう命じられているからか、この戦闘でのシグルドはまだ本気を出していない感じだ。
あまり特別な仕様はないが、HPは多い。
前回同様にエウリュアレ中心のアーチャー勢で固めて攻めれば、ある程度安定して勝利することができた。
シグルド戦が続く……が、今度は編成制限がある。
マシュをスタメンに編成し、なおかつ“オルテナウス”状態で戦闘に出さねばならない。
“オルテナウス”は正直私はまだ使い慣れていないので、あまり巧く使いこなせてはいない。
各種イベントの高難易度等では、相変わらず初期マシュを愛用し続けている。
しかし、異聞帯の本編シナリオを攻略する際は“オルテナウス”強制仕様になっている。そろそろ慣れていかないとなぁ。
オフェリアの手によって、霊基強制再臨したシグルド。
仮面の上部が外れ、その目元等が露になる。
ガチャ画面などで見知っていた、“セイバーシグルド”の印象にグッと近付いたが、その瞳はやはり赤い。
……“仮面”という共通事項から、なんとなく巨人の仮面とシグルドの仮面は同じようなものなのかなーなどと素人考えで想像していたけれど、この様子からして、仕組みは違うのかな?
拘束具、的な意味合いは共にありそうだけれど、スカサハ・スカディがシグルドを抑制するために仮面を用いていた……というわけではなさそうだ。
魔剣グラムの本格運用開始、ということは、今までよりも更に強くなったに違いない。
圧倒的なプレッシャーを前にしても、負けるまいと身を奮い立たせるマシュ。
彼女の脳裏に過ったのは、「強いだけの相手に負けるな」と叫んでくれた相手。ロシア異聞帯で出会ったヤガの青年。
……やはり、この旅のはじまりがロシア異聞帯だったのは運命的で、あの出会いがあったからこそ主人公とマシュの進む方向が決定付けられたんだよなぁとしみじみ思う。
そんなマシュの機能を低下させる、オフェリアの“魔眼”。
『宝石』ランク、ともなると、魔眼としては「実在を疑われるレベル」とまで言われている。
うっかり聞き流してしまいそうにもなるけれど、魔眼としては超常かつ異常な域の代物のはずだ。
このあたりはロード・エルメロイII世の事件簿 4 「case.魔眼蒐集列車(上)」などで詳しく書かれている。
超面白いからチェックだチェック。
宝石よりも更に上、伝説の最上位にあたる『虹』の魔眼については空の境界か月姫を参照。
オフェリアの援護を受けて戦うシグルドにも、無事勝利することができたけれど、シナリオ的には結局スカサハ・スカディのルーンで拘束されてしまう。
スカサハ・スカディからすれば、主人公たちの能力は「拍子抜け」らしい。グヌヌ悔しいな。
しかし、これで彼女が殺意を持って主人公たちに接していたならば、この時点でゲームオーバーだった。スカサハ・スカディの優しさに救われたような形だ。
そんな最中、乱入してきた神霊・カイニス。彼女(?)と主人公たちが顔を合わせるのは、これが初めてだったっけ?
ロシア異聞帯といい北欧異聞帯といい、グチグチ言いつつちょっかいをかけてくるカイニスも、まだわりと謎が多い。
ヴォーダイムに敗北したことで彼を認め、従って各地の監視などをしているとのことだが……カドックといいオフェリアといい、行く先々でわりと嫌がられている感じがするよな。
今回も結局、カイニスとまともに戦闘することにはならなかった。
やはりヴォーダイムの傍、5つめの異聞帯に至らなければ、彼女(?)と戦う機会すら得られないのだろうか?
今のところ、印象としてはあまり良くはないカイニスにどんな背景や物語が待っているのか、シンプルに楽しみだ。
カイニスが持ってきた、ヴォーダイムからのメッセージ。
スカサハ・スカディのみならず、主人公たちがこの場にいることさえ想定している。
宣戦布告のような、堂々たる言葉の数々だったが、正直私には理解しきれない部分もまだ多い。
まず、ヴォーダイムの空想樹は、おそらくはギリシャ異聞帯に存在している。
彼の空想樹は既に完成していて、その異聞帯の王はおそらくは大神ゼウス。
ここからはまだ予想でしかないが、おそらくはギリシャ異聞帯も、北欧と同じく神代の力が多く残っている土地なのだろう。
そのうえで、その“神”や“神代”を、ヴォーダイムはある程度掌握して、使いこなしている又はしようとしている……ようにも、聞こえた。
うーん、まだなんとなくしかわからない。
けれど、ヴォーダイムはやはり、想像していたよりもずっとスゲー奴な気がする。
第五章で戦うことになりそうな点から、“かませ”の可能性も60%くらいあると睨んでいたけれど、この調子からすると“自分の敗北”さえもヴォーダイムの計算の内だったなんてこともありそうだ。
思っていた以上に、底知れない男だ。序や第一章ではちょっと舐めててゴメンな。
そして、カイニスの「クズのアルテミス」発言がとても気になった。
アルテミスといえば、あのアルテミスだろう。しかし汎人類史のアルテミスとは、やはり違う……の、かもしれない。
ギリシャ異聞帯への気になる謎が、またひとつ増えてしまった。
アルテミスはどんな様子なのだろう? オリオンは異聞帯に存在しているのかな?
気になりまくり。アルテミスやオリオンの掘り下げがあるとしたら、楽しみだな。
そもそもギリシャ関連は、ゼウスの子のヘラクレスにケイローンに中略アステリオスに……と鯖まみれだ。
誰が、そして何人がシナリオに絡んでくるのかはわからないけれど、考えただけでもワクワクしてしまう。
カイニスによる介入があったけれど、結果はそう変わらない。
スカサハ・スカディに捕まってしまった主人公たち。ここまでは想定通りでもあった。
とはいえ、必要以上のドンパチが起きた理由は自分にあったと謝罪するナポレオン。
「敵の女にほだされているかもしれないサーヴァント」か。確かに彼の言う通りだ。
しかし、ここまで素直で開けっ広げな男に対して、疑いを持ち続けるのはやはり難しい。
裏があるのでは……と怪しむこともできなくはないけれど、やはりナポレオン相手には、どうしてもそういう毒気が抜かれてしまう。
……と、ナポレオンと改めて仮契約を結んだ直後、気を失ってしまう主人公。
「サポートのみの編成制限」とは、久しぶりだ。第一章の序盤以来かな?
状況も主人公の状態も謎だらけだが、示された通りに戦闘開始するしかない。
“夢にまで辿り着けずに落ちた”謎の場所で、話しかけていく謎の相手。
これこそが、おそらくは編成制限の???サポートなのだろう。
なんとなく喋り方に覚えがあるような気もするけれど、さすがに違うよな。気のせいだろう。
きっと、主人公を引き寄せた謎の声が現れ……と思いきや お 前 か よ 。
ここはちょっと、個人的には「うーん……」と感じた。
いや良いキャラだし、好きなキャラだけれども……ちょっと、無理にねじ込んだ感が強い気がしないでもないというか……。
まぁ難しいところだ。悩むところだ。判断し辛い、ビミョーなラインなのだが、ごくごく個人的な嗜好としては、やや首を傾げてしまった。
2章全体的な感想としてはすごく面白かったし楽しかったけれど、この場面でのこの男の登場だけは唐突過ぎるというか、「もっとレアな方が、格好良くないか?」と私は思ってしまった。
普通に、この後登場する“夢の導き手”の少女が登場して、彼女のバトルキャラが未実装ならばサポートや戦闘も通常状態にして、シナリオを進めた方が自然だったような気がする。
幕間の話や期間限定イベントの話題を本編に引っ張りすぎるのも、個人的には「うーん……」と思う性質だ。……けれど、そのあたりの感じ方は、結局は人それぞれかもしれない。
ま、モヤモヤを引きずり過ぎるのもよくはない。
“夢の導き手”を守っていた巨いなる番人を倒すと、夢から醒めていく主人公。
強制的に主人公との縁を結ぼうとした謎の声は、「アルターエゴ・シトナイ」を名乗った。
もちろん、知り合いではない。アルターエゴクラスは知っているけれど、シトナイはここで初登場なので、顔もわからない。
……けれど、“巨いなる番人”とのやりとりに、なんとなくこの時点で想像してしまう人物像がある。
確信はないけれど、明らかにあの娘っぽいよなぁ……と、私は思った。