FGO第二部 Lostbelt No.2 プレイ日記09 「カルデアの者」の謎





第二章は、バトルの難易度自体はそこまで高くはなかったように思う。
しかしクラス隠しは許せませんなァ……ギギギ。

さておき、第一章・第二章の流れからして、「異聞帯の王と空想樹のクラスは同一」というのはほぼ確定と考えてもいいのかな?
もちろん今後はあえてパターンを変えてくることもあるだろうし、“今回は異聞帯の王戦、なし!”みたいな変化球もありうる。

通常クラスというだけで、第一部の魔神柱よりはまだ対応し易いかもしれない。
しかしルーラーが来たら怖い。バーサーカーが来たらもっと怖い。……狂空想樹はフツーにありえそうだな。怖い。















ブリュンヒルデといえば、本人もよく口にしているように“シグルドを殺す”者だ。
傍から見ると苦しくはないかと心配してしまうほどの執心っぷりは、印象としては呪いに近い。

そんな彼女が、この異聞帯に呼ばれた理由は……やはり、敵にシグルドが居るから、なのだろう。
クリプター側のサーヴァント、汎人類史の敵としてシグルドが存在しているからこそ、そのカウンターとしてのブリュンヒルデが召喚されたのだろう、と察せられる。
ブリュンヒルデも既にそれを理解したうえで、シグルドと戦うことを心に決めているようでもあった。











美しいブリュンヒルデを目の前にして、ついつい軽く口説いてしまうナポレオン。
気持ちはわかる。スッゲーわかるけど、マシュのような純粋で潔癖そうな少女から見れば、「オフェリアさんは?」とツッコミを入れられてしまって当然だ。

その流れから、“英霊ナポレオンの妙な癖”が明らかになった。
自称なのでやや怪しい感じもあるけれど、「現界の度に一人の女性を愛する」とは、なかなか難儀な霊基だ。これはこれで呪いっぽい。
その相手が、今回の現界にあたってはオフェリアだった、ということか。
理屈や理由としてはわからないでもないけれど、愛される女性側からすれば「(´・ω・`)知らんがな」案件だよなぁ……。もっともオフェリアは真面目女子過ぎて、本気とすら受け止めてはいないようだけれども。















ナポレオンとのやりとりの中で、ブリュンヒルデの持つ神代のルーンも披露された。
スカサハ・スカディやシグルドが扱っていたものとは、また少しタイプが異なるが、あくまでも使い方の一端なのだろう。

恋愛的な熱意を向けられると、「困ります……」と頬を染めるブリュンヒルデの表情はメッチャクチャかわいい。メガンテキュート。
しかし調子に乗り過ぎると、その槍でグサーッとされてしまうので注意が必要だ。
ええとナポレオンは“愛する者特攻”は刺さるのか否か……(ググる)……あっ察し。















ブリュンヒルデが味方に付いてくれたのは、本当に心強い。
しかし、シグルドに対しては正直謎も多いので、不安が晴れたわけでもない。

確かにナポレオンの言う通り、3000年前から神代が続いている管理された穏やかな北欧異聞帯において、“英雄シグルドの物語”が発生したようには思えない。3000年以上前に起きたとしたらワンチャン? ああでも、シグルド伝説って汎人類史では西暦以降なんだっけ? ああでもそれは文献等に纏められただけであって、シグルド自体が存在した時代はああえっと……ややこしいので考えるのをやめた。

ともかく、シグルドについてはまだわからないことが多すぎる、ということだ。
ブリュンヒルデというカウンターの力を無事に得られたからといって、油断するのは危険だ。
そして、ここでもゲルダに引き続き、ブリュンヒルデに対して馴れ馴れしい(?)フォウくん。ほんまなんなんや。そろそろフォウくんへの疑問を抱き疲れてきたぞ。















ナポレオンの案内で、“第67集落”へと立ち寄る。
ゲルダたちの集落とは少し離れた場所にあるこちらの集落は、以前にナポレオンが救った集落らしい。子供たちもナポレオンのことが大好きなようで、主人公やマシュにもとても好意的だった。

子供らしい純粋さに少しの悪戯心も持って、キャッキャとナポレオンと触れ合っている様がかわいくて平和で、とても微笑ましい。ナポレオンが子供の目線に合わせられる、出来た大人の男だから、というのも大きいのだろう。











無垢な子供たちの求めに応えて、優しいお姉さんとして相手をしてくれるブリュンヒルデの姿が……また、良い……。
まるで普通のお姉さんのような距離感、あたたかさ、穏やかな表情を見ているだけで心が洗われるようだ。
こんな姿が見られて本当に良かった……。CMでのあのシーンも、このあたりのイメージなんだろう。本音を言えば、もう少しじっくりゆっくり見たかったようにも思う。















集落はとても穏やかで平和な様子だが、“新たな結界”の存在にブリュンヒルデが気付く。
彼女曰く、確実にルーンではないが、神代の域に達した魔術による強固な結界だという。
ルーンでないということは、スカサハ・スカディが張ったものではない。また、オフェリアも特別に結界魔術を得意としているわけではない。

いったい誰が、この集落を守る“新たな結界”を張ったのか?
謎のまま、このタイミングで新所長との通信が突然繋がった。奇跡的な偶然とのことだが、本当に偶然だったのだろうか?
“新たな結界”が、通信にも影響を与えているのでは……と思えなくもない。











ブリュンヒルデの新所長評価は、「困るような困らないような曖昧な印象」。
うーん、なんとなくわかる。たぶん根は困る人なんだけれど、新所長が困らないムーヴをしようとするというか……。

さておき、新所長からの情報で、ゲルダたちの集落に危機が迫っていることがわかった。
大急ぎで、彼女らの住む第23集落へと再び移動だ!
もうちょっとここでゆっくり過ごして、ブリュンヒルデと子供たちのほのぼのした触れ合いを見守りたかったというのに……空気の読めない巨人種め……!















急いで移動しても、辿り着く頃には日が暮れて真っ暗になっていた。
しかし巨人の姿は見えず、破壊された形跡もなく、ゲルダが笑顔で迎えてくれた。

ゲルダが再会を喜んでくれたのはとても嬉しい。無事で何よりだ。
だが、随分と新所長からの情報とは雰囲気が異なる。
ちょっとちょっと、どうなっているんだいゴッフ! これならブリュ子供ほのぼのチャンスもまだ十分あったじゃないか!















日が沈む前……ということは、新所長と通信が繋がった頃か、もう少し後だろう。
大扉の向こうからやってきた、ボロボロの服を着た“カルデアの者”
舌打ちをして、おそらくは結界の強化を施して、そのまま去っていったという。

まただ。また、“カルデアの者”だ。
ロシアでも似たような話を聞いたが、あの時は「武蔵ちゃんだったのでは?」と誤魔化されて、曖昧に終わってしまった。
しかしあの時も謎は多く、武蔵説も正直怪しい印象ではあったが……今回の件は確実に、武蔵ちゃんの仕業ではないだろう。
少なくとも我々の知っている武蔵ちゃんには、神代レベルの結界を張る術はないはずだ。















その人物は、ルーンではない神代の魔術や結界を扱うことができる。
その人物は、“カルデアの者”を名乗るが、その時に同時に舌打ちをしているようでもある。
その人物は、ボロボロの服を着て、顔を見せない。または、顔を相手に記憶させない。
その人物は、全てが同一人物であるとするならば、異聞帯間を行き来している可能性が高い。少なくとも嵐の壁は、何らかの方法で乗り越えている。


……現時点でわかっている情報としては、これくらいかな?
北欧異聞帯に突入した際、虚数潜航中に接触した謎の存在と同一なのか否かまでは、現時点ではわからない。
また、「ロシアと北欧に現れた“カルデアの者”は同一人物ではない」という引っ掛けである可能性も無くはないだろう。

ブリュンヒルデ曰く、第67集落・第23集落に張られている結界は完全に同一のものだったらしい。
そして、初めて訪れた際の第23集落や先程の第67集落では繋がった通信が、今は出来なくなっているとマシュは言った。
結界のおかげで通信が繋がったのかと先程は思っていたけれど、違ったのかな?















混乱したまま別れてしまって、久しぶりに再会したゲルダ。
彼女は主人公たちの無事を喜んでくれただけでなく、改めて彼女の正直な気持ちを教えてくれた。

“外”のことや“御使い以外の不思議な人”について、ゲルダは理解しきれているわけではないだろう。それでも彼女は自分なりに考えた末に、「マシュさまのことが好きよ」と笑ってくれた。
本当に優しくて、あたたかくて、純粋無垢で……眩しいくらいだ。
だからこそ、既に苦しい。















翌朝になり、ボーダーの要請で再び集落を発つことになった。
再び、慌ただしい雰囲気のまま、ゲルダの家を離れる形になってしまう。

ゲルダは笑顔で見送ってくれた。
この雰囲気に、なんとなく、「これが最後なのかもしれない」とこの時点で思う。
もう会えない相手の儚さや美しさを、この時のゲルダには感じてしまった。