FGO第二部 Lostbelt No.2 プレイ日記10 「ナポレオンの情報源」の謎
ワルキューレ三姉妹は、再臨状態によってビジュアルだけでなくキャラそのものも、中の人も完全に変化する豪華仕様らしい。
“好きな再臨状態を選べるようになった”現在の仕様だからこそ満喫できる、嬉しい要素だ。
フレンドがどの再臨状態を愛用しているのかを見るのも楽しい……が、再臨を反映設定にした場合、最終再臨アイコンも反映されてしまうのが少しネック。
「フレンドの再臨状態を反映するけれど、アイコンはMAXでも第三再臨まで」みたいな設定もほしい。
ブリュンヒルデとワルキューレオリジナルの三人が、ついに対面する。
スルーズとは氷の城で戦ったけれど、他の二人と直接顔を合わせるのは、主人公たちにとってもこれが初めて、かな?
スルーズやオルトリンデが、“独り言”のように一人で姉妹と会話をしている姿は以前にも描写されていた。
それぞれが完全に別個体として存在しているのを確認できたのは、ブリュンヒルデの封印が解けて以降になってからだったと思う。
最初に彼女たちを見た時は、てっきり多重人格的な感じなのかと私は思い込んでいたけれど、そうではなかったんだな。こりゃお恥ずかしい。
異聞帯のワルキューレであるスルーズたちと、ブリュンヒルデは、正確な意味での姉妹ではない。
だが、“別の歴史の姉だから”と、完全に割り切れているわけでもない。三姉妹の中で特に素直な印象のヒルドは、はっきりと口に出して姉にも問いかけた。
機械のようにふるまうワルキューレたちには、姉に対する情が確かに存在する。
同時に、異聞帯で人類と世界のために戦ってきた矜持もある。
立ち位置が異なる以上は、話し合いで解決するわけもない。冷静な表情を貫いていたスルーズですら、声を荒げる姿が、少し悲しい姿にも見えた。
全体宝具ランサー×3体というのはなかなか厄介ではあるが、同じターンに無敵を張ればいいという安心感のほうが強いかもしれないな。クラス混合だともっと辛かっただろう。
フレマーリンかフレジャンヌが居れば、比較的安定した戦いをすることができる。
ブレイクによる効果がユニットごとに違うのが注意点だろうか。
特にスルーズは、味方ひとりにタゲ集中を付与してくるので、タイミングと味方のクラスによってはフルボッコ即退場させられてしまう。序盤にはブレイクしないほうが良いだろう。
過去を想う、“誰か”のモノローグ。
このモノローグは、ブリュンヒルデが仲間になった直後にあったものと、同一人物によるものだろう。
あの時は誰の話なのかわからず、「ブリュンヒルデとシグルドに関連した話かな?」と私は予想していたけれど、ここで“ワルキューレ”の気持ちだったのだと改めて明らかになった。
異聞帯でもやはり、ヒトを愛して裏切られたブリュンヒルデ。……ということは、異聞帯でもシグルドは存在したのだろうか? 異聞帯では、また少し違った形で違う歴史なのかもしれないし、詳しいことはわからない。
ひとりだけおかしくなってしまったブリュンヒルデが、ワルキューレはショックで恐ろしくて、怯えながらも“美しい”とも思ってしまった。その時点でワルキューレたちは、ある意味バグってしまったのだろう。
ブリュンヒルデと戦い続けたスルーズとヒルド。二人は、最期はブリュンヒルデの手で壊されることを望んでいるようですらあった。
彼女らほどの激情に至らなかったオルトリンデは、ひとりだけ生き残る。
機械のような、同一存在のようだったワルキューレが、ひとりまたひとりと少しずつズレていった結果が、この結末だ。
残されたオルトリンデも彼女らの気持ちは理解できていた。
姉妹の感情がわかって、ブリュンヒルデへの想いが改めて自覚されてしまって、涙をこぼす姿が痛ましい……。
本当の意味で、異聞帯最後の戦乙女になってしまったオルトリンデの孤独を想うと、スッゲー辛い。
その頃、ペペロンチーノと通信をしていたオフェリア。
ロシアに引き続き通信相手として登場するあたり、ペペロンチーノのコミュ力と器の大きさをビシビシと感じる……。
“オネエキャラは良い奴……と見せかけて逆にメチャクチャ危険な奴”と勝手に深読みしていた私だけれど、この調子だと、やっぱりペペロンチーノは普通に良い奴なのかもしれないな……。
そして、ペペロンチーノの口から出た「種子」なる単語も気になる。
空想樹についてはまだまだ謎だらけだ。
しかし物語はまだ第二章……第一部で言えばローマ、セプテムだ。初期実装シナリオレベルの進行度だ。
……えっ、まだメッチャ序盤じゃねぇか。もはや中盤くらいのイメージだった。
改めて、シャドウボーダーの仲間と再合流を果たした。
仲間が増えたことや氷の城に囚われたシトナイの話など、様々な情報を突き合わせて、方針を定め直す。
神性シトナイが勧めた以上、やはり空想樹切除は最優先で考えるべきだ。ペーパームーンを取り換えることを考えれば、シグルドの撃破は必須条件になるだろう。
ここでダヴィンチちゃんが、「女王はクリプターと我々を量っているのでは?」という考え方が出てきた。
確かに今までの流れから、そんな雰囲気は感じないでもない。明らかに女王は、彼女自身の意思で積極的に主人公たちを排除しようとはしていなかった。
しかし量った結果、“カルデアの方が正しい”と判断したとして、汎人類史側につく利点がスカサハ・スカディに存在するだろうか?
クリプターとカルデアは敵だが、異聞帯と汎人類史も相反するものに違いはない。異聞帯が切除されることなく、汎人類史と同居し続けることが可能だというのなら、また別の話だろうけれど……うーん。
だが、女王と対話できるという可能性は大事にしたい。問答無用に戦いになれば、現状ではまず間違いなく負けそうな気がする。
肝心の交渉手段は……
で、出たァーッ!
新所長の奥の手、カリカリベーコンエッグだァーッッ!!
新所長のゴハンがいちいち美味しそうで困る。
新漫画、“ムジークさんちの所長ごはん”が連載開始されても不思議じゃないッ……。
つーか高確率で来ると見たね。カルデアエースやタイプムーンエースで単発コミックあるでコレ。
そして、またまたアポファンサービスに余念のない新所長。
ついにトゥールの名前を素直に出してしまった。出しちゃったよ!
なんだよ……こんなにアポファンを喜ばせて、どうするつもりだ!
ここで、ゲルダについてダヴィンチちゃんから釘を刺されてしまった。
うん……そうなんだよな。こうなると、やはりゲルダとはもう会えないのかもな……。
そしてその後、寝るか否かの選択肢が発生。
この選択肢、内容がかなり変わってくる。フツーのギャルゲがエロゲみたいに、会話する相手と内容がまるで変わる。ロシアでの伐採・採掘選択肢を少し思い出すな。夜会話。
私は上の選択肢を選んだ結果、ナポレオンとの会話が発生した。
後にマテリアルで下選択肢も回収。そちらはブリュンヒルデと会話だった。エロゲなら下選択肢だな……。
ナポレオンとの会話も、ブリュンヒルデについて。彼女の歴史やシグルドとの物語について、主人公に教えてくれた。
ワルキューレを手にかけたことや、シグルドとこれから戦うことについて、ブリュンヒルデの想いを気遣っているナポレオン。良い奴だ。
「先約」というのは、やはりオフェリアのことだろうか? 結婚云々や婚約云々だけでなく、他にもオフェリアと何か約束をしているのか……もしくはナポレオンが勝手に誓っているのかはわからないが、この場で詳しく語ってくれるわけではなかった。
シグルドと戦って殺すことは、ブリュンヒルデにとっては当然のような運命だ。
しかし、決して喜ばしい行為ではない。彼女自身は気にしないかもしれないし、そう振舞うかもしれないけれど、「誰かが自覚すべきだ」とナポレオンは言った。
そして、ここでスッゲー気になる話。
前からナポレオンが口にしていた“情報源”について、軽く語られた。
詳しくは秘密にする約束だという話で、細かいことまでは教えてもらえない。
「ナリはただの人間」。「異聞帯で生きる知恵に長けていた」。「地球漂白の経緯を探している」……ということを、ナポレオンは教えてくれた。
ん? わりとメッチャ喋ってくれてない? そんなに秘密にしてなくないか??
集落の結界を強化した奴と、同一人物かもしれない……というのは、あくまでもナポレオンの想像だ。別人の可能性も、まだ否定はできない。
「漂白の経緯を調べる」という点だけならば、第一章“outro”に登場したディヴィッド・ブルーブック……だったか。そいつを少し思い出す。
あの人物は、その後どうしているのだろう?
普通の人間に異聞帯に入り込む術や生きる知恵は無いだろうし、無関係の可能性もあるけれど、ところどころ重なるのがやはり気になる。
“カルデアの者”といい“虚数空間で出会った何か”といい“情報源”といい……謎は増えていく一方だ。くそー、気になる。