FGO第二部 Lostbelt No.2 プレイ日記11 オフェリアが視たもの





第二章プレイ日記は全15回で完結予定だ。
夏イベントは木曜日開始が決定したようだけれど、ちょっとキツいかな……。まーしゃーない。
様子を見つつ、夏イベと並行するなり多少間を空けるなりしつつ、終わりまで書いていこう。

FGOシリーズのプレイ日記はイベントやシナリオごとに短く完結扱いにしていて、番号の振り方もその都度リセットしていた。
こんな風に、感想の順番が前後しそうな際などは、別換算で書いていてよかったなと思う。











ボーダーと共にやってきたのはスカサハ・スカディの氷の城!
今度は潜入などではなく、真正面から堂々とぶつかっていく!
作戦なんてチマチマした物はないッ!

……わりと脳筋!















シグルドとブリュンヒルデがこの異聞帯で顔を合わせるのは初めて……ではないらしい。そうか、ブリュンヒルデを炎の館に封印したのも、シグルドも関わっていたのか。
それにしても、シグルドの喋り方は本当に他人行儀だ。さすがにすっとぼけている様子には見えないけれど、シグルドもまた記憶を封じられているのか? 

「瞳の色が違う」という指摘がブリュンヒルデからもあった。
その上で、シグルド本人であることに間違いはないと彼女は断言する。
ならば信じるしかないか……と思ったけれど、よく考えたらブリュンヒルデのシグルド判定ってギャグ時空だと特にガバガバだしな……。
……そう思うと、ちょっと怪しくなってきた気がするぞ?















オルトリンデはまだ悩み、苦しんでいる最中で、彼女自身に明確な結論は出ていないようにも見える。
それでも彼女は再びブリュンヒルデと戦うことを選び、シグルドと並び立った。
ボス級のクラス混合はちょっと辛いぜ……。シグルドが単体宝具なのが救いだ。

スタメンは剣で埋めてオルトリンデに速攻をかけるべきなのに、うっかりスタメンにエウリュアレを入れてしまっている俺氏。
しかし、そんなに苦戦はしなかった。真面目に組むならば、NPC・剣アタッカー・術サポーターあたりでオルトリンデをまず潰して、後衛の弓アタッカーでシグルドを倒しきるのが定石だろう。
この戦闘では、NPCスタメン強制仕様だった。















シグルドを殺すために、己の霊基をも滅ぼしかねない、大神の原初のルーンを発動させるブリュンヒルデ。
オフェリアの魔眼による妨害も、無理やりに再起動させることで押し切ろうとする。

可能性をピンで留める魔眼の力を、“別の可能性を発生させない”ことで無力化させる……。道理としてはわからないでもないが、色々と無茶苦茶だ。
精神力だけでどうこうできるものではない、と分析したのは、他でもないシグルドだった。
愛の末に歪み狂い、行きつくところまで行き切ってしまったブリュンヒルデだからこそ、到達できた域だったのだろう。















それでも、シグルドを必ず殺す魔の槍は届かなかった。
ゲイボルグの発動を幸運ランクで判定勝ちした的なことなのか?
しかしブリュンヒルデの槍の場合は、対シグルドに限っては幸運も敏捷も関係なく即死に至れそうな気もする。

混乱する最中、オフェリアの命令で成された霊基強制再臨・最終限定解除……!
ついにシグルドの姿が、完全に表にさらされた。















“神々の叡智”がよく似合う、英霊シグルドの姿がついに露になった。
しかしその表情は……こう、イメージとは随分と異なる。

歪んだ微笑みや宝具が届かなかったこと、そして何より炎のルーンから、ブリュンヒルデはついに気付いた。
あの穏やかなブリュンヒルデが、声を荒げて「おまえは! 誰だ!」と叫ぶ姿に……正直、興奮しなかったと言うと嘘になる。
可憐でお淑やかな女性が戦士らしく激高する瞬間って、良いよな。ギャップに燃えるよ。











今度はVSシグルド1騎。
セイバーだけが相手になるので、先程よりも更に楽ができる。もちろん油断は禁物。

ブレイクの度にオフェリアの令呪による支援が起きる。
気付いた時には1ターン目でブレイクしてしまったため、上記スクショでは既に残り1画になってしまっていた。

今回の戦闘で令呪2画使って、全使用終了。
つまり1画は既に使用済だったということだ。その謎についても、間もなく明かされる。















オフェリアの令呪の最初の1画は、自殺を封じたものだった。
そしてシグルドは、自死が不可能になったからこそ、“シグルドの霊核を破壊できる者”を待っていた。

シグルドの霊核崩壊に伴う「セイバーの降臨」を、もはや止められる者はいない。
マスターであるはずもオフェリアさえ、魔眼を用いても何もできなかった。















序盤からずっと空にあった、異常な大きさの太陽。
気になっていたし、今までは謎も解けないままだった。
その太陽が真っ黒に燃え上がって、何かを生み出そうとしていた。

黒い太陽の炎が零れ落ちる光景は……こう、“世界の終わり”感がえげつない。
つまり終末……ハッ……ラグナロク、ゲッテルデメルングというタイトルはこれも意味していた……!?(気付いた顔)(今更)















オフェリア目線での、過去エピソードがここで入った。
彼女の家族についての描写は、予想していたよりも控えめだ。はっきりとしたトラウマや辛い過去などは描かれていないし、実際そういった単発の事件が問題だったわけではないのかもしれない。

家族がどうこう、魔術がどうこう、そういった小さな問題やストレスは確かに存在していたのだと思う。
彼女はあまり魔術師向けの性格や性質ではなかったし、稀有な魔眼を持ったことで苦労したことも多かったのだろう。
しかしオフェリアにとって最大の苦しみは、そういったストレスから逃げることさえできない自分……“踏み出せず、助けを待つことしかできない弱い自分”への嫌悪が、一番大きかったように見えた。















突然訪れた死の運命に対しても、オフェリアは穏やかな様子だった。

ロシアでのカドックの回想の際は、彼はカルデアAチームとしての活動とチャンスに賭けていたことが感じられた。
劣等感と可能性の中で期待して、絶望した感情の動きがはっきりと描写されていたけれど、オフェリアはカドックほど積極的な気持ちにすらなれていない。嘆きも恨みもしなかった、と彼女は言っていた。

それでもオフェリアは、“事件”の前からヴォーダイムにほのかな想いを寄せていたことがわかる。
そして彼女は、魔眼を持っているからか、隣のヴォーダイムのコフィンで起きた“奇跡”を視ていた。

ヴォーダイム自身しか知らずに終わったはずの、謎の救い手と彼のやりとり。
一部始終をオフェリアの視点から見た限りでは……本当に、とんでもないことを、ヴォーダイムは求めていた。











ヴォーダイムが何を考えていたのか、何を求めてそんな行動をとったのかは、はっきり言ってわからない。
腹黒い計算の末にそうした……なんて可能性も無くはないだろう。けれど、その可能性は相当低いようにも見える。これもまた想像の範囲でしかない。

少なくともオフェリアは、「尊いものを視た」。
諦めかけて、死を受け入れかけていた気持ちを奮い立たせるくらい、ヴォーダイムはオフェリアに大きな影響を与えた。
カドックが受けた問いと同じ問いかけを“光”から向けられた際も、彼女は全て承知の上で頷いていた。











改めてヴォーダイムと再会した後に、オフェリアは自分が視ていたことを告げて、疑問もぶつけた。
それに対するヴォーダイムの答えも、オフェリアにとっては衝撃的だった。元から抱いていたほのかな想いが、とある方向に定まった瞬間にも見えた。

この時から、オフェリアのヴォーダイムに対する呼び方が「キリシュタリア“様”」へと変わる。
異星の神でも異聞帯でもなく、ヴォーダイムのために、この道を進み続けることを決めてしまった。

……献身的で健気で、美しい姿ではある。
けれど、行き過ぎてしまったのではないかな……と、プレイヤー視線では感じないでもない。
ヴォーダイムのためにオフェリアが選んだ道は、決して彼女に向いたものでは無かったような気もする。
しかしそれでも進んでしまうのが愛ってやつなのかな……。ハァ~、愛ねぇ……。愛は不幸スイッチになりがちだよなぁ……。











そしてもうひとつ、オフェリアが「視た」もの。

この時点のオフェリアは“光”に頷いた直後に近い。まだ完全に蘇生を果たしたのか否かも怪しい状況下で、己に与えられる異聞帯を既に視ていた彼女が、たまたま辿り着いて出会ったのは不思議な存在だった。
おそらくオフェリアはまだ夢うつつ気分というか、明確な意識を持っているわけではないのだろう。ぼうっとした様子であいさつをして、ぼんやり口調で会話を交わしていた。

この絵に、プレイヤーは見覚えがある。
日曜日と水曜日についてコヤンスカヤがオフェリアに絡んでいた際に、過った画像と同じものだった。