FGOイベント サーヴァント・サマー・フェスティバル! 延長戦02 弟になった日
BBペレやフォーリナー・サバフェス優勝を目指す物語が、夏イベントの“軸”だった。
しかしメイン以外にも、本筋に関わらずとも楽しいサブシナリオがたくさん存在していた。
中心となる新水着鯖以外のキャラクターも多く登場して、とても盛り沢山で面白かったサブイベントについて、改めて触れていこうと思う。
よく遊び、よく遊ぶ
同人誌作りでは最初から最後まで、積極的に協力してくれていた牛若丸。
メインシナリオ内ではわりとしっかりしていて、主人公たちに最初から最後まで付き合ってくれた優しい彼女は、サブイベント内ではパーッと明るく楽しそうに遊ぶ姿がよく見られる。
嬉しそうで、ご機嫌なのが一目でわかって、とても微笑ましい。
そしてカワイイ。何よりも、サイコーにカワイイ。
フォウくんと一緒になって、目をキラキラさせながら草原を駆け転げまわる姿は、まさにわんこ。
去年のわんこ枠はフランだったが、今年は牛若丸だったということか……。
女性というよりは少年のような表情が多く、健康的で朗らかで、やはり牛若丸にはこんな姿がよく似合う。
メイヴコンテストでは点数が振るわなかったとしても、俺たちの胸の中では牛若丸もナンバーワンかつオンリーワンだぜ。
そんな彼らを羨ましそうに見つめる、少女デルタ……いや、四人か!
一昨年のクリスマスイベント以降、ジャック&ナーサリーの幼女コンビにジャンヌ・オルタ・サンタ・リリィも加わって、更に去年を機にバニヤンも増えた。
幼女の輪がどんどん広がっていく。これにはジルもにっこり。
普段からして子供らしいジャックやバニヤンはもちろんだが、仲間に入れてもらったことに子供感マシマシで喜んでしまうジャンヌ・オルタ・サンタ・リリィがッ……最高に、最強にかわいいッ……!
ジャンヌやジャンヌ・オルタの前だと大人ぶったり強がったりする姿が多いけれど、友達の前だとすっかり力を抜くことを覚えたんだな。ええ話や。
もはやカワイイとカワイイが混在し過ぎてゲシュタルト崩壊。
全力で遊びまわる牛若丸や子供たちを、少し遠くから眺めている弁慶。
彼の話を聞きながら、過去の牛若丸について考える。
今回の水着牛若丸はアサシンとして、鞍馬山で暮らしていた頃の姿に霊基が寄っている……というのは、戦闘スタイルなどからも察せられていた。
外見はスラッと大人っぽいけれど、中身はライダーの時以上に快活な雰囲気もある。それは、内面が幼い頃に寄っていたから、というのも理由だったのだろう。
そんな牛若丸が、今では子供たちや主人公と友達同士のように、遊びまわっている。
弁慶はそれが新鮮なようで、珍しくも眩しいものとして少し離れて見守っているようだった。
その気持ちは、なんとなくわかる。
こう……牛若丸が、難しいことや辛いことに囚われることなく、無邪気に遊んでいる姿を見ていると、本当に嬉しいと私も思う。
過去だったり、第一部七章だったりを思い出すと、尚更だ。
そんな弁慶の内心を知る由もない牛若丸。
知ったところで、鼻で笑うのかもしれない。そんな彼女が好きで、そんな牛若丸と弁慶の関係も好きだ。
でこぼこしたコンビとして、一緒になって思いっきり遊ぶ姿は、やはり微笑ましい。
最後には「見守るだけ」では終わらず、巻き込まれてしまった弁慶だが、彼も彼女も、とても楽しそうに見えた。
ファミリーフラッグ
このサブイベントでのメインキャラクターはジャンヌ・オルタ……ではなく、白いほうのジャンヌ。
アーチャーとして、はっちゃけモードに入りっぱなしのジャンヌは、主人公を弟(妹)として扱うことを決めたらしい。
ジャンヌ・オルタやリリィといい、弟妹を増やしたがる聖女だ……。
認定が早く、抵抗の余地すらない。ジャンヌ・オルタでさえ拒否しきれていないものを、主人公が拒み切れるわけもなかった。
この現状を、ジャンヌ・オルタがストレートに表現してくれた。
同じような境遇の身の上として、理解が早い……。
こ、この脳筋聖女ッ……!
すぐに腕力に訴える!
これが元ルーラーのやり方かよ!
まさかの姉妹バトルと相成ったが、肝心の弓ジャンヌは相性不利なので出し辛い。
バーサーカー&全体宝具ランサーの組み合わせは、なかなか戦いにくいものがあった。
それでも、セイレムでのジャンヌ三姉妹戦よりはまだマシかな……。
あれも結構面倒くさかったよな……。
洗脳☆完了ッッッ!!
えっ、主人公はジャンヌ・オルタ・サンタ・リリィより更に下なのか?
ジャンヌコンビはまだしも、リリィより弟認定はなかなか違和感がスゴイ。
ちなみに一晩寝て起きたら、ジャンヌ・オルタたちの洗脳は解けていた。
もう一度……教える必要があるようですね……。
ツッコミ所は山のようにあるけれど、ジャンヌに悪気がない以上は、強くも言い難い……。
あと、たとえ強く言ったとしても、この女の鉄心は動じない。
最後には“姉気分”のジャンヌと共に、少し良い雰囲気になる。
男女の……とは、やや違うのだろう。あくまでも弟・妹扱いのようだし。
けれど、わりと誤解させる言動でもあると思われる。
マテリアルにも、確かそんなことが書いてあった。
ジャンヌにとって主人公は、マスターでありつつも弟のような妹のような相手で、頼られたり甘えられたりすると嬉しくなる大切な存在だ。
彼女の想いも、祈りも、とても純粋で心地よい。
まさにルルココ・ジャンヌルート、といった感じの雰囲気で、楽しいサブイベントだった。
マシュが何か学びかけてしまったようだが、できれば忘れてほしい。
洗脳は、よくない。