ランス6 プレイ日記080 難民キャンプでの日々




拠点画面を『魔法簡易屋敷前』に移し、ゲームはまだしばらく続いていく。
環境が大きく変わったことで、イベントも“シナリオを読むだけ”のものがドドッと増えた。
しばらくは寄り道よりも、メインストーリーの進行を優先していこう。

 





※シリーズ最新作等のネタバレを含む可能性があります







脱出集団キャンプ











ゼス城に辿り着いた時にガンジー王に呼ばれていったウルザは、そのまま中央で働いているらしい。
よほど忙しいのか、その情報すら人伝でようやく知ることができた。

ウルザが活動的なのは元気になった証拠のようなものだし、キムチさんは「ウルザらしい」なんて笑っている。
無理をし過ぎないかと心配しつつも、ウルザの頑張りを見守る姿勢のようだ。


一方のランスは、活動的なウルザ自体にまだまだ慣れていないからか、「遠い人に感じる」なんて少しだけ愚痴っていた。
今後もちょくちょくランスはぼやくけれど、ランスは基本的に、自信がなくて弱々しかった初期ウルザのこともわりと気に入っていたことがよくわかる。
なんといっても、初見97点のオンナだ。超高評価だ。

「あの頃の方が××しやすくてよかった」なんてのは本心というよりは拗ねて言っているだけかもしれないが、どんな場面でも女性に主導権を握られるのを嫌うランスは、強すぎる女性より守りたくなるタイプの方が好みなのかもしれない。

その好みや嗜好も、将来的にはややマイルドになっていき、“必要とあらば女性に任せる”こともできるようになるあたりは、ランスの成長と言っていいのかもしれない。大人になった、ってことか。
または、信頼できる強い女が周囲に増えたから、というのもあったのかな。















移動中には、義勇兵招集の際に別行動になったコパンドンと再会した。
彼女の口から、他の仲間たちの現状を教えてもらう。

志津香とマリアは同じ隊で、前の方。
パットンとロッキーとコパンドンは同じ隊で、ロッキーは基本的に炊き出し。パットンとコパンドンは護衛や急患の移動など。
他のメンバーについては、別のところに呼ばれた以外の情報は知らないという。えーとあと残りは、サーナキアとリズナとかなみとアベルト……かな?


ランスとしては、ここでコパンドンに手伝いを求められたかったのかもしれない。
とても手が回らない、なんて泣き言を口にしつつ頼ってきたら、仕方ないから手を貸してやる……くらいには思っていたのかもな。
しかし結局、コパンドンは忙しそうに去っていってしまった。
つまらなそうな顔をするランス。不貞腐れ期は、まだしばらく続く。







現在のゼス臨時司令部











拗ねつつも色々と気にはなっているので、理由を付けて様子を見に行こうとする。

無茶苦茶になっているに違いない……なんて期待しつつゼスの司令部を覗いてみるも、忙しそうではあるけれど、千鶴子の仕切りの元でバリバリ働いている軍人たちの姿があった。
うーん、わかってはいたけれど、やっぱり千鶴子は出来る女だよな。
天才というよりは秀才タイプで貧乏くじ引きがちな立ち位置だけれど、きちんと仕事のできる女は格好良い。服以外は。















……と、そんな格好良い千鶴子だけれど、「山田四天王」と呼ばれるとブチ切れる。
元々山田と呼ばれるのは嫌いだったけれど、例の長官連中が嫌がらせで連呼していたこともあって、尚更憎しみが増したらしい。
アニスが関わらない限りはわりと冷静な千鶴子だけれど、ついにタガが外れたのか、「今後一切、山田って呼ぶの禁止ー!!」などと、子供っぽくゼス兵士に噛みついていた。特に悪気も罪もなかったゼス兵士、やや哀れ。


忙しい千鶴子(と千鶴子に迷惑をかけるアニス)が働く司令部に、当然のように居たウルザ。
その服装は、ゼス城でランスたちと別れた時とは一変している。
軍服のような工作員のような、動き易そうな戦闘服。色々なところがエロス。法も曖昧な難民キャンプで、その太腿露出はやべぇよ……。















“ゼス美少女年間”で千鶴子をターゲットのひとりと考えていたランスだが、あのグラビアとあのケバ子が同一人物だということには、まだ気付いていないらしい。
ランスにとって、今注目すべきはウルザだ。ウルザが明るく元気そうに働いていることを確認できただけでも、収穫はあったといって良いのかもしれない。

マナバッテリー破壊のことを考えれば、アイスフレームは元凶のひとつだ。リーダーであるウルザは重罪人だ。
本人はそれを受け入れ、ゼスを救うために動くことを心に決めていても、周囲の目だけはどうにもならないのでは……なんて不安も、正直あった。ガンジーが取り成したとしても、それ以外の人間は、ウルザを拒否してもおかしくはなかっただろう。

しかし、千鶴子とウルザのやりとりは、とても自然だった。
変に気を遣うことも無く、既に司令部では仲間として受け入れられている雰囲気だ。
ウルザに確かな能力があったことはもちろんだろうが、千鶴子をはじめとする司令部の人間の気質も大きいに違いない。簡単にできることではない。















覗き見行為が見つかった相手は、まさかのガンジー王。
シィルは大慌てで、ランスも慌てつつも意地を張って、責任逃れをしようとするが……ガンジーの反応は、想像とは随分と違っていた。

最後にガンジーと直接対面したのは、弾倉の塔地下のマナバッテリー破壊の時だ。
あの時は、破壊直後に思いっきり殴られた。
「自分がやった事がどういう事になるのか、牢屋に入って反省するのではなく、体感するがいい」……なんて、怖いことを言っていた。要するに物凄く怒っていた。そりゃそうだ。















しかし今のガンジーは、怒っているどころか、涙を流しながらランスに感謝をした。
どうも、すごーく都合の良い勘違いをしてしまったらしい。
ランスの行いを、良い方に良い方にと解釈してしまっているようだ。わりとランスシリーズにありがちな展開のひとつ。


実際はランスは何も考えてなどいなかったし、今とてガンジーが何を言っているのか正しく理解すらしていないだろう。
ガンジーに感謝されてラッキーと思うどころが、普通に引いていた。そのあたりがランスらしく、良いところだとも思う。

ま、ガンジーが喜んでいるのなら、なんでもいいんじゃないか?
無視しておこう。しばらくほっとこう。







配給所でのトラブル











「魔法使いとそうでない者、皆、手を取り合い力を合わせている」とガンジーは涙を流していた。
ウルザは、「パニックの中の出来事だから、非日常」と忠告していた。

その両方の側面が現れたのが、キムチさんが配給所で絡まれるイベントだった。
キムチさんの過去を知り、絡んでくる嫌味な魔法使いたち。ここまでは、今までのゼスでは当然の光景だった。
しかしそんな彼女をランスより先に助けたのは、同じく魔法使いの男だ。















場を収めた男は、氷溶の者のひとりだった。
長い間ふさぎ込んでいたウルザだけれど、それまでの行いは決して間違いではなかった。
今こうして芽吹いて、少しずつ国を良い方角へと導いていっていることを目の当たりにして、キムチさんはとても嬉しそうだった。

命を投げ打ってでも国のために頑張ると言い切った男に、「生きて、よくなったゼスを一緒に見れる方がいいです」って言うキムチさんは良い女だ。マジで凄く良い女。


そして、先程サラッと触れられた、『昔パパがペットに云々』の件は、今後改めて語られる機会があったはず。チェックだチェック。
デス〇ートにメモしておこう。飼い主の息子、悪い魔法使いタノラセ……っと。