トトリのアトリエ 準備編03(完) 一周目、完ッッ!!




準備編(=一周目)、最終回!

情報ゼロで始めた一周目は、迷走に次ぐ迷走で、なかなかグダっとした結末に至った。
しかし、「楽しかった」ことに変わりはない。
何も知らないからこそ得られる「初見の楽しさ、新鮮さ」は代えがたいものだ。
経験と知識を活かして、二周目も頑張っていこう!

 







迷走の4年目











忘れられた村」で手に入れた、ひとつきりの世界霊魂
ビビリなワイは、“ひとつきり”であることに怯え過ぎて、なかなか素材にする勇気が出せなかった……。その間にまぁまぁの日数を、たぶん無駄にした。

だが……思い切って、錬成!
ついに完成、ずっと欲しかった“旅人の靴”ッ!!



マジでもっと早く作っておくべきだった。ガチで無駄なビビり期間だった。
しかしこんな調子で最後まで走り抜けていく。
一周目からリロードなんて男らしくないぜ。度胸と愛嬌で突っ走るのがアトリエ道ってもんさッ!















その半年後、今までコツコツと冒険者ポイントを稼いでいた甲斐もあって、無事に最初の期限だった三年間をクリアすることができた。
次の期限は二年後。ゲームとしては、そこが完全なエンディングになる。

それまでに何か特定エンディング条件を満たしていたら、何かした分岐するのだろう……けれど、私は特に情報を集めてはいなかったので、エンディング条件は一切知らない身だった。

果たして、どんなエンディングに辿り着くのだろう?
バッドってことは避けたいけれど、こんなテキトーな遊び方でも、キャラエンド的なものに到達する可能性はあるのかな?















免許更新の直後にクーデリアに話しかけると、前から相談していた母親の最後の行動についての情報を得ることができた。
村の人々は皆でトトリに隠し続けていたようだが、そのあたりを知らないクーデリアは彼女に真実を話してしまう。

そして一月後、アランヤ村のアトリエに戻ったトトリは、事情を知っていたであろう父親を問い詰めるのだった。

……なぜこの間に一ヵ月空いたのか?
母親の行方はトトリにとって最も重要な事柄なのに、なぜ??

えーと、なんつーか……免許更新に伴ってランクが上がって、採取地がまた一気に増えたから……楽しくなって、あっちこっち遊びに行ってしまって、村に戻るのをすっかり忘れていたというか……。
そりゃツェツィも怒るわ。泣くわ。















母親を探しにいくために、自分も船が欲しいと言い出したトトリ。
強くなった彼女の言葉に、父親の様子がガラリと変化した。

トトリの父親グイードは、例によって猫背成人男性だし影が薄いし、娘にすら気付かれない程存在感が無い男だった。
それが突然、スイッチが入ったように顔も精悍になり、言葉遣いすらも変化する。
正直ちょっと怖かった。テンション変わり過ぎだろ! ビビるわ!















ずっと強硬に反対し続けていたツェツィからも、許しを得ることができた。
これでようやく、母親探索の準備が整ったといえる。
あとは、教えられたレシピのアイテムを調合していき、父親に渡せば船は完成だ!

母親探しはまず間違いなくストーリーの重要な要素だし、さすがに最優先で制作を目指していきたい。
まずは必要な素材をチェックだ。
大体既に知っている素材ではある……が、ひとつだけ、『魔法の鎖』というモノだけが見覚えが無い。

……先日の世界霊魂みたく、宝箱に入っている特殊アイテムだったりするのか?
だとしたら、まずは未到達の採取地を探るべきか。
あとは大ボス系が持っているドロップアイテムという線もあるかもしれない。
母親の前に、まずは『魔法の鎖』探しの冒険だッ!


――……そして

――1年の時が、流れた……










ズコ~~~~~~~ッッ

普通に調合リストにある件wwwwwwww
我ながらチェック甘すぎクッソワロタwwwwwwwwwww


クソワロタ後にちょっと凹んだ。







完成した船











ついに船が完成した!
それに合わせて、行動範囲がまたドドンと海側に広がった。
ヒャッハ~、新しい採取地だァ~~~ッッ!!
探すぜ探すぜ、新素材を集めるぜェ~~~~~~ッッッ!!!

そんな感じで毎回はしゃいでしまうせいで、この頃にはコンテナ容量ギリギリ生活に苦しみ始めていた。
999までしか持てないのはキツくないか?
整理すればいいだけか。そうか。でもちょっと厳しい気がする。


海路では途中でボス・フラウシュトラウトが出現するため、それを倒すのがひとつの目標だった。
すぐに挑んでコテンパンにされた後、装備品やアイテムを整えて、ようやく倒したのが5年目10月。

……や、やべぇ気がしてきたぞ。
母親の行方編、ちゃんと6年目6月までに完走できるのか?

ただでさえ海路は日数経過がエゲつないので、マジで間に合うか否か不安になってきた。
なお、後に知ったことだが、海路の日数を縮める“船の強化”イベントも存在していたらしい。

もちろん1周目は何も知らないまま、生まれたままの船でヒィコラ言いつつアランヤ村と最果ての村を行ったり来たりすることになった。















雪で真っ白な別の大陸にて、最果ての村にようやく辿り着いた。
知りたかったけれど信じたくはない、母親の行方に関する話を、長老のピルカから聞くことができた。

アランヤ村や、「二人の娘」についても語っていたという母・ギゼラ。
トトリの母親ギゼラについては、“なんだか凄そうな女性”として、今までもあっちこっちで話を聞いてきた。
しかしその姿や声が描かれたのは、父親グイードのおぼろげな記憶の中だけだった。















ついに立ち絵としても初登場。
喋り方といい立ち振る舞いといい、噂通り、ものすごく豪快でガサツそうな女性だ。
ツェツィもトトリも、外見はまだしも、性格面では全然似ていない。
“ジト目”表情など、娘たちでは想像できないくらいコメディチック。
トトリがこんな表情をしたら、色々な人がショックで泡を噴いて倒れるだろう。

……しかし、個人的な好みで言うと、こういう女性もスゲー好き。
ジト目メチャクチャかわいい。グイード裏山。















ここに来て、更に新たな目標『悪魔を倒す』が出来てしまった。
今までずっと欲しかった“竜のつの”も村でついに購入できたし、やりたいことが更に増えた……が!
既にこの時、6年目2月ッ!!

船の強化イベントに気付かないワイは、真面目にえっちらおっちらとノロマな船で移動をし、無駄に日数を重ねていく。
ギリギリの戦いだったが……。















6年目5月……21日ッッ!!
悪魔、成敗完了ッッ!!!



そして他に何かをする余裕もほぼ無いまま、エンディングを迎えることとなった。
後に色々と情報を見た感じだと、悪魔成敗よりも二周目のための引継ぎ準備や資金集めを6年目はするべきだったように、今になっては思う。
しかし、目の前にあった“できそうな、面白そうなこと”に集中してしまった。
結果として、二周目のための引継ぎ準備めいたことは、実質1週間しか出来なかった。







一周目、完






迷走の果てに色々投げ出し、一部成功し、そんなこんなで至った一周目のエンディングは“ロロナエンド”だった。
よくわからないままに、条件を達成していたらしい。
ステルクと並んで、最終盤のスタメンとしても欠かせない存在だったので疑問はない。

しかし、ステルクではなくロロナエンドになったのは、何故だったのだろう?
好感度はわりとどっこいどっこいだった気もするけれど、条件達成したのがロロナだけだったのかな?
テキトーにやっていたのに、ロロナ条件が達成できただけでも運が良かったと言っていいだろう。










効率は悪く、発見も遅く、ぐだぐだな一周目ではあったが、それでも十分楽しかった。
そして、これでようやく各種情報も解禁だ。
自分自身の反省点も踏まえつつ、二周目は『トゥルーエンド』を目指していこう!
あと、余裕があれば、それ以外のエンディングも回収していこう。
やる気次第な面はあるけれど……ま、立てるフラグはほぼ同じだしな。










量販店のこと、『ちむ』のこと、船のこと、イベントのこと……。
一周目では、色々な失敗の中で多くの学びを得た。

また、引継ぎスタートを選ぶと、「各キャラの装備品」と「所持金」を引き継ぐこともできる
終盤でメチャクチャ慌てた私に、所持金を稼ぐ余裕はほぼ無かったので、そのあたりは正直残念な感じだが、装備品は手持ちの素材で最低限整えておいた。
最終日までに9日あれば、ある程度はなんとか出来る!
ただし出来ないことも多い!


さぁ、張り切って二周目スタートだ!