ドラゴンクエストビルダーズ2 プレイ日記013 モンゾーラ島での決戦




ついにモンゾーラ島での物語を締めくくる、最後の戦いがやってくる。
その直前に、ちょっとしたトラブルもあったが……気にしない、気にしない!
ビルダー教最高! ビルダー教万歳!

 







設計図の完成

きれいな水










大樹の設計図に最後に必要になる“きれいな水”は、沼の奥にある洞窟の中に隠されていた。

実はココ、随分前に一度たまたま迷い込んだことのある場所でもあった。
その際に既にかわきのつぼを使用して、きれいな水に入れ替えていたのだけれど……ドルトンに頼まれた後でここに来ることがフラグになっているらしく、再訪しなければならなかった。

このあたりのビミョーなフラグ管理が、ビルダーズ2ではやや危うい。
今回は大事にはならなかったが、たまに進行不能バグの原因になることもあるらしい。

『新しいものを見つけたら破壊、即ゲット』はビルダーズの喜びでもあり、楽しい自由性でもあったのだけれど、残念ながらビルダーズ2ではそのあたりの調整が甘い感じだ。
全体的に見れば非常に良い作品なだけに、そのあたりの甘さが惜しい。
惜しいだけならばまだしも、進行不能になる危険性とセーブ数のバランスを考えると、本作の最大の欠点と呼んでもいいだろう。
ここだけは本当に残念だ……。















大樹作りの仕上げとして、木々のあちこちに“きれいな水”を流し込む必要があるらしい。
何も考えず、指示されるままに『かわきのつぼ』を振るっていくプレイヤー。
大樹の完成しか考えてはいなかった。
そう……大変なことをしてしまった事実に、まだ私は気付いていなかった……。















モンゾーラ島にやってきた最初の頃……大樹の周囲には泥の穴が空いていて、なんとなく汚い印象だった。
それを小綺麗にするべく、わざわざ土で埋めた上で草原だんごまで用いて緑化させる手間を払っていた。

……普通、そうするよな?
誰だってそうする。
この事件、全国で500万人くらいは“やらかした”に違いない。
そんなわけで……。















ウワアアアアアアア!!!
洪水だァァァァァァ!!!
イ゛ヤ゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!!!


前作で、温泉に水没した拠点を思い出す悲劇。
とんでもないことをしちまった……。
お、俺は、ただ拠点を綺麗にしたかっただけなのに……。(震える手を見つめる)(その手は土だけではなく、住民の流した血で汚れていた)










ウーンウーン……はっ!
ゆ、夢か……!

モンゾーラの愛すべき仲間たち全員が、大樹からあふれ出た美しい水で溺れ死ぬ夢を見たぜ……。
創造の末に辿り着いたのが大虐殺とか、ビルダー教はやはり邪教なんだと絶望に陥るところだった。
これにはハーゴンも大爆笑。










お、おう。
そうだな。何も事件なんて起きなかったよな。

……とりあえず『接地面』を緊急的に処理したけれど、大丈夫かな?
変な所から漏れ出たりしないかな……ドキドキ……。
整地前のように、“堀”を作っていったほうがいいのだろうか……。







全てが終わったら……





いつの間にか主人公の父であり兄であり母になっていたドルトン、全てが終わったらからっぽ島に付いていくと言い出す。
マギールさんやチャコの宣言には「嬉しいけど死亡フラグじゃないかとちょっと不安」だったけれど、ドルトンには何も感じないな。
いや嬉しいか嬉しくないかでいうと、嬉しいぜ? マジマジ。たぶん。















大樹は間もなく完成する。
そのタイミングを見計らったヒババンゴ達が、大軍勢と共に拠点に押し寄せているという。

来ることはわかっていた。主人公やシドー、戦える仲間たちの装備も整えてある。
さあ……最後の戦いだ!
勝利して、モンゾーラの平和を勝ち取るんだ!!










バトル……スタート!!!

fromリズの部屋







モンゾーラ・ボス戦

VSヒババンゴ










雑魚を一掃すると、ついに総督ヒババンゴが現れた。
相変わらずサイズがデカい……!
しかし、マギールさんの仇でもある憎たらしい相手だ。
やってやらァ!

……ところで、“ボス戦”といえば、前作では主人公ひとりで立ち向かうものだった。
雑魚戦では住民たちも助力してくれたけれど、ボス戦では不思議な力で空間が歪み、ボス(&周囲の雑魚)VS主人公という孤独な戦闘を強いられるのが常だった。

だが本作では、相棒であるシドーはもちろん、拠点に住む住民たちも“章ごとのボス戦”でも協力してくれる。
一緒に戦って、敵にダメージを与えてくれたり囮になってくれたりと、非常にありがたい戦力になってくれる。
嬉しい……嬉しいぜ……! 嬉しすぎて涙が出てくらァ……!
前作で、温泉に水没した街をげきとつマシン(※運転ド下手糞)をヒィヒィ言いつつ駆け巡っていた孤独な日々……もう繰り返したくはない……!















そして同じく“章ごとのボス戦”といえば、特殊なギミックが付き物だった。
前作はかなりギミックや情報が複雑かつ不親切で、大変だったし苦労もした。
主人公ひとりで挑まねばならないという難易度だけでなく、攻略法自体が複雑な操作や準備・タイミングなどを必要とする場合も多かった。

が、その点も今回は明らかに楽だ。
攻略法についても丁寧に教えてくれるし、ひとつひとつのギミック自体もそこまで難しい操作を要しない。

ざっくり言うと、『前作より難易度は明らかに下がっている』。
前作は攻略法を調べたうえでもアクションが苦手な大人ならば苦戦するレベルだったが、本作は攻略知識皆無でもゲームに慣れない子供や女性がクリア可能なくらい、全体的な難易度が易しくなっている。










玄人ユーザーならば、この点は物足りないかもしれない。
アクションゲーが苦手な私でさえ、簡単すぎて拍子抜けしたくらいだった。

だがまぁ、それでいいのかなと個人的には思う。
難しすぎない難易度で、良質なストーリーとシステムを満喫して、クリアした後は建築という第二のゲームとして思い切り楽しんで……ということを、老若男女問わず万人が遊べる『良いゲーム』として成立している。