FGOイベント ボイス&レター・これくしょん! プレイ日記03 図書館は利用者の秘密を守る




今年のバレンタインシナリオは、メイン部分については近年のものと比べると控えめではあった。
最初の年に、シェイクスピアと巡った時と同じくらいの規模だったのかな?
「チョコにまつわる個別シナリオが本番」と考えると、これくらいのボリュームで良いのかもしれない。
今年度はネロ祭(ギル祭)やクリスマスもメイン部分は質量共に控えめな傾向に舵を切っていたように思う。
その一方でサバフェスや閻魔亭のようなガッツリ系も用意されてもいるので、これはこれでバランスが取られているのだろう。

特に今年のバレンタインはボイス実装の影響で、ゲームのプレイ時間が問答無用に長くなってしまったので、メイン部分だけでも控えめだったのはわりとありがたかったようにも思えた。
ボイスを真面目に聞いているとリアルに数時間が吹っ飛ぶぜ……! ちょっと辛いぜ!

 





※本記事では1.5部サーヴァントの真名を表記しています







泰山解説祭










前回の赤兎馬パートでもチラッと登場していた『解説』。
コメディ展開ではよくあるパターン、メタなギャグ……と思いきや、今回のコレについては、明確に“紫式部の陰陽術”の仕業だったことが判明した。
気が緩むと発動してしまう、呪いじみた技だ。
編み出した張本人たる安倍晴明の性格の一端が伺える。イケモン……。ヤベー奴……。















迷惑をかけた上に勝手に解説まで付けてしまうとか、不敬の極みってレベルじゃない。
あわあわと恐縮しまくる紫式部に対して、アンデルセンはまたも優しく流してやった。
相手がアンデルセンでよかった。コヤス違いのファラオだったらもっと大変なことになっていただろう。想像しただけで草不可避。

しかし『泰山解説祭』とは、恐ろしい技だ。便利過ぎる、都合の良すぎる悪魔の御業だ。
情緒だの気配りだの、細やかなものを片っ端からぶち壊してしまう危険性を孕んでいる。
ウスイホンには便利そうだが、シリアスな状況には持ち込まない方がいいだろうな……。







カムバック図書館










呪本情報のために刑部姫を探して、結果的に図書館へと戻ってくることになった。
本人の姿はまだ見つけられず、彼女の遺したメモだけを案内カウンターで発見。
どうやら刑部姫のみならず、複数人のサーヴァントが図書館内をウロついている模様だ。
刑部姫以外に誰が居るのかは現時点では定かではないが、ひとりだけ明らかに正体がわかるヤツがいる。一人称『拙者』特徴的過ぎる件。……あえての小次郎の可能性もゼロではないか?















刑部姫のメモの文字について感想を語った紫式部。
その流れから、マシュが『紫式部による習字・作文・手紙の書き方教室』が開催されていることについて教えてくれた。
主人公が知らないうちに紫式部の活動はメチャクチャ多岐に渡っていたんだな。そして英霊との交流も、知らぬ間に深まっていたらしい。
……さすがに主人公が知らな過ぎるだろと思わないでもない。蚊帳の外かよ! 拗ねるぞ! いじけるぞ!

読み書きの得意不得意で最初に思い出したのは、ジャンヌオルタ。
ジャンヌオルタの文字の練習は独学だったイメージだけれど、今でも紫式部に密かに習っていたりするのだろうか? ひとりでコッソリ、というほうが彼女らしいかな?







刑部姫の発見










図書館の奥にて、刑部姫を発見!
早速話しかけてみると、アッチはアッチで非常にテンパっていた。

どうも刑部姫は、「先輩(紫式部)と姫(刑部姫)は文系和風女性サーヴァント同士! キャラだだ被り!」……と気にしていたらしい。故に彼女自身と紫式部と主人公と、三人が一堂に会す機会は避け続けていたようだ。

キャラ被り云々は、まぁ雰囲気としてはわからないでもないが……。
文系和風女性以外の要素はかなり違っているし、そもそも東洋最高峰の女流作家とのキャラ被りを気にする点がスゴいというか、図太いというか。
なんつーか、逆にちょっと安心した。刑部姫は元気だなぁ。















キャラ被り事件だけならば、まだそこまで大事ではなかった。
しかし……『借りていた本を、主人公に見られてしまう』というのは、乙女的にはガチでマズい!
腐った方向なのかエロい方向なのか、それとも乙女チックな方向なのかは謎だが……何にせよ、刑部姫、全力拒否! そして、壊れたッ……!










まさかの刑部姫もエネミー側。
しかしこれには正直同情もする。
主人公やアンデルセンも情けをかけて、本のタイトルは『×××××』と検閲状態でのバトルとなった。

気になる……。どんな本だったのか気になる……。
皆には黙っているので、プレイヤーだけにコッソリと教えてくれないか? ダメか。















恥だの安心だの嬉しさだの、色々な感情で顔をぐちゃぐちゃにさせている刑部姫が物凄くかわいらしいエピソードでもあった。
やはりこれは乙女案件だったのか……?
いやしかし、恥ずかしい性癖(バレバレ)をマスターに知られるのを隠し通したかった乙女心パターンもあるか。可能性は無限大。







ロボ姉妹百合萌えby刑部姫










刑部姫以外にも、図書館へ本を返却に来たサーヴァントは複数人いた。
最初に出会ったのはワルキューレ三姉妹。
戦闘中とは異なって、三人が個別に存在したうえで、会話している。見た目も華やか、本人たちも生き生きとしていて良いことだ。

ちなみに彼女たち三騎の現界システムについては、ダヴィンチちゃん曰く「霊基再臨が代替召喚になるという特性上、三騎同時の現界は、魔力消費などに無理が出る」らしい。
戦闘中ではなく、カルデアでただのんびり過ごしている状況だからこそ、個体としての活動が出来ている……という感じなのかな?















刑部姫ほどではないが、「どんな本を借りたか」を主人公に知られてしまうことに恥じらいやためらいを覚えている様子のワルキューレ三姉妹。
快活なヒルドが、下手に誤魔化そうとした結果、余計なことを口にするのにコワい顔をするスルーズがかわいい。
それに「ぴゃっ」と言ってしまうヒルドもかわいい。

……いやいや、改めて考え直しても、「ぴゃっ」発言はかわいすぎるだろう。
ずるい! あざとい! かわいい!















情報を共有する戦乙女。人間ならざるロボ姉妹のような存在……から、じわじわと“人っぽさ”を獲得していく様を眺めると、とても微笑ましい気持ちになる。

長女っぽいスルーズが最も固く、しかし内に秘めたる熱意と可能性も大きいというのはベタながら胸熱。
防御力ガチガチな彼女が崩れる『一瞬』、サイコーだよな。















今回のエネミーは、スルーズが借りていた『嵐が丘』。大人向けの燃えるような情愛の物語。
洋書であるためか、ブレイク後の形態は従来の本型エネミー姿だった。

この戦闘では『戦乙女の援護』による味方側への特殊バフもあるのが特徴。
周囲の雑魚はHP少なめだが、呪本自体のHPは高くなってきた。
そろそろメインシナリオも折り返し地点。難易度からしても、後半戦に突入といった空気かもしれない。