ドラゴンクエストビルダーズ2 プレイ日記014 モンゾーラでの冒険、最終回




モンゾーラ編、最終回だ!

ビルダーズ2の最初の島の物語として、質量共にたっぷり魅力の詰まった、本当に面白い場所だった。
登場したキャラクターはどいつもこいつも良い奴で、農作も建築も新鮮なものだらけで、本当に楽しい日々だった。

しかし……まだ、これでも最初の島なんだよな。ビルダーズ1で例えるならメルキド編だ。
マジかよ? ウソだろ? ボリューム凄すぎるだろ!?

 







蘇る緑

拠点の被害










サクッと章ボスを成敗完了!
バトル前はドキドキしていたけれど、拍子抜けするくらい楽勝だったぜ……。
まぁでも、ここまで来て苦戦でリセット&レベル上げは辛いし、無事に勝てたのは良かった。

ローリングアタックで拠点を二度ほど破壊されたが、最終的に拠点耐久力は『86%』と表示されている。
拠点の様子を伺う暇はなかったが、まだまだ余裕があった様子だ。
さて、どれくらい壊されてしまったのか、まずはチェックを……。










ってウワアアアア!!
また水没してるじゃねぇか!!!


クッ……やってくれたなヒババンゴ……。
これが奴の遺していった爪痕か。

だが……だが本作では、破壊された拠点は仲間たちが修復してくれる!
さぁ皆の集! やっておしまいッ!!















ビフォア→アフター。

……わりと……直りきってなくない……?
これが「ほぼ元通り」なのか?
オイコラ、ヒゲ。こっちを見ろ。この泥水をよく見ろ。







大樹の復活










大樹が復活したら奇跡の力で全部直るかもしれないので、とりあえずストーリーを進めることにする。
大樹を完成させる最後のアイテムに必要なのは、仲間たちと共に一生懸命に育ててきたモンゾーラの5つの実りだった。
キャベツ、小麦、キビ、トマト、カボチャ……。

過去から守られてきた花々が大樹に力を与えて、最後に大樹を完成させるのは今を生きるモンゾーラの住民が育てた野菜だったってことだ。
過去と未来が交差する……ええ話や……メチャメチャええ話やんけ……。















完成した『風のしずく』を大樹に掲げると、一気に光と風とが大樹を中心に溢れていった。
広がっていく光が、枯れた大地を美しく変えていく……!
スゲー! 雨の境みたいな、なんか良いシーンがスクショできたぞ!

土や緑が美しいのはもちろんだが、あの貴重だった“花”さえも、あちこちに咲きまくっていく。
伝説の存在に近かった“花”が、これからのモンゾーラにとってはありふれた、普通の存在になっていくんだろうな……。
神秘の失墜と言えなくもないけど、そうやって自然で普通になっていくことも、とても素晴らしいと思う。















『だいのうえんへのみち かんぜんせいは』だ!
新たな大樹からも御礼の言葉を受け取った。

……しかし、なぜ俺はトマト畑の泥水の中に居るんだ?
さっきまで大樹の頂上に居たはずだよな。
うーん謎ワープ。せめて水中以外にしてくれ。















大樹の復活を祝った宴が終わり、一夜が明けると……またも、“いつもの場所”ことリズの部屋の前に謎ワープしていた。
ば、場所が悪い……! 何より視点が悪い! 超見辛いぞ!

ビルダーズはイベント中にもカメラを回すことは可能なのだけど、“視点リセット”や遠近の切り替えはほぼ出来ないため、こういった感じで自動ワープからのイベント開始される時はわりと困ることも多い。

良い話をしている最中なのに、主人公とチャコの姿は見えないしシドーたちは塀の上でギリギリに生きてるし、農民たちは泥水に浸かっているし……台無しだよ!
つーか泥水洪水直ってねぇじゃんか! 大樹! それくらい頑張ってくれよ!















絵面はマヌケだが、シドーも新しい学びを得ることができた。
モンゾーラ島における物語は、主人公にとっては新たな仲間や技術を得るための冒険だった。
モンゾーラ島の住民にとっては、美しい大地と緑と大樹を復活させるための日々だった。
そしてシドーにとっては、『ユメとは何か』を知るための戦いだったのかもしれない。
主人公やルルという友人は得たがまだまだ情緒未発達なシドーが、友達を増やして花や作物の良さや喜びを知って、マギールさんをきっかけに大切なものを失う悲しみも知って……と考えると、本当にたくさんのことを学ぶことができた冒険だったのだと思う。

主人公にとっても住民にとってもシドーにとっても、良い物語だった。
ビルダーズ2の最初の島の物語として、メチャクチャ完成度も高かったし、本当に面白かったなぁ。







モンゾーラの仲間たち










大樹も復活したし、ハーゴン教団の脅威も去った。
そろそろからっぽ島に戻らなければならない。

ここで改めて、『一緒に行く仲間』が主人公の元へ集っていく。
前から話をしていたリズだけでなく、ジバコも一緒に来てくれるのか。これは嬉しい!
貴重な衛士でもあり、ノリの軽い前向きギャルであるジバコは、居るだけで雰囲気を明るくしてくれる女の子だ。これからも一緒に頑張っていこうな。

あとリズがベタベタなツンデレキャラみたいな台詞を口にしていてワロタ。
もう五年経ったらオーケ。















「オレと主人公さんとシドーさんの三人はモンゾーラの仲良し三人組っスもんね!」と言い張るポンペも、一緒に来ると言う。
そんなものになった覚えはない、と言いつつも笑うシドーの態度もなんだか嬉しそうだ。
友達が増えて良かったな。

しかし、さすがに全員が来るというわけではなかった。
リズの姉ソフィや、ヒースはモンゾーラ島に残るという。
ヒースはキャラが濃くて、わりと気に入っていたので少し残念だな。
だが、このモンゾーラの農園を守りたいという気持ちはすごく理解できるので、仕方がないと納得しよう。
俺たちの代わりに、この大農園を守っていってくれよな。トマトオークたちに声をかけるのも良いと思うぞ。















そしてもうひとつ。
結局このモンゾーラ犬『テラ』については、例のあの……アレソレ的な展開はなかった。
からっぽ島にも、今回は同行しない流れのようだ。
同行するならワンチャンと思ったけれど、これはやっぱり“ただの犬だった”オチなのか……?
うーん、この時点では謎は謎のままだった。















そして、このモンゾーラ島におけるヒロインであり、最初の仲間だったチャコ。
マギールさん譲りの「なーんちゃって」を挟みつつ、彼女も同行を希望した。
チャコジャンプ、激写成功だぜ!

これからも彼女たちと一緒にからっぽ島で暮らしていけるのだと思うと、本当に嬉しいな。
何度も何度も繰り返してしまっているけれど、これが本当に嬉しいのだから仕方がない。
『モンゾーラ島における物語』の続きが楽しめるというか、ゲームの続きというか続編というか後日談というか……。そういったワクワク感とお得感、嬉しさを覚える。
前作ではなかったからこそ、染み渡るのかもしれない。いやマジで超嬉しい。







モンゾーラ島との別れ





最後に……今のモンゾーラ島の姿をじっくりと見ておこう。
泥水洪水はさっき直した。住民も大樹も直してくれなかったので自分でやった(嫌味)。

綺麗に整理された畑。
屋根はなくともベッドはある、住民の宿屋。
……いつかやる気と時間があったら、屋根を作りに戻ってきてやろうかな。










そうそう、前から考えていた「ゴーストの墓の引っ越し」も、ようやく済ませた。
ふたつ並んだ墓は、ひとつはゴーストの自宅。もうひとつはマギールさんのものだ。
ちなみに石の墓自体は、墓場島からテキトーに持ってきた。元の持ち主? 知らんな。

鐘と大樹がよく見える場所に墓を並べて、残っていた花の種も植えたぞ。
ここでしばらく、モンゾーラの農園と大樹を見守っていてくれ。










最初に作った拠点なだけあって、雑な部分も少なくはない。
洪水が起きたり、色々と大変な事もあったが……思い出深く、愛着のある良い場所を作ることができた。

いやー、楽しかったなぁモンゾーラ!
本当に本当に、素敵な物語だった。