FGOイベント 徳川廻天迷宮 大奥 プレイ日記11 春日局は大奥に



春日局が魅力的すぎてヤバい。語彙力も失うくらいヤバい。
初対面の時は圧が強くてビビってしまったけれど、最終的には大奥登場人物の中でも1・2を争うくらい大好きなキャラクターに君臨してしまった。
シナリオといい展開といい、色々とズルすぎて反則レベルだからな……。こればかりは仕方がない。

本当に美しく、格好良くて、素敵な人だった。
再び彼女に会える日が来るのか否かは、今の私たちにはまだわからない。
また会いたいと強く想う一方で、今回のイベントシナリオが『大奥と春日局の物語』としての完成度と満足度が高すぎて、これで完結でも凄く綺麗だよな……とも考えてしまう。
それでも、もしまた会えたら、とても嬉しい。

 





※本記事では1.5部サーヴァントの真名を表記しています





優秀なアドバイザー達の復帰






通信が復活したことで、ようやくシオン達とも情報を共有できた。彼女たちの助言を受けられるのは、非常にありがたい。
更に、今までの間に通信状況の改善にも取り組んでくれていたらしく、今後は再び最深部に潜っても通信の続行が可能になるらしい。嬉しい前進だ。これで『前回』よりも、確実に一歩進むことができた。

しかし、それだけでは足りない。
カーマは抑止力対策も万全だったらしく、世界からの助力は期待できそうにないという。
今回の特攻サーヴァント一覧に、日本出身鯖でありつつエミヤ(弓)やエミヤ(殺)が存在しないことは、ここに繋がっていたのかな。


……ここは対ビーストというよりは、カーマが持ちすぎている“属性”の弱点から、対抗策を探る。
カーマであり、魔王マーラであり、宇宙であり、大奥であり、徳川であり……。そんな『属性もりもり』状態は、裏を返せば弱点が多いということにも繋がる。かもしれない。









楔の数字がバラバラだったことは気にはなっていたけれど、足りないものを確認はしていなかった。
ここで“最後の将軍”がキーワードになるのは納得だ。しかし、少し気になってしまう。
あの怪しげな壁は、あまりにも怪しすぎた。
楔と印籠はカーマの手でバラまかれていたような印象もあるし、あえてルートを狭められているような選ばされているような、そんな感覚もあるんだよなぁ……。
ま、今は悩んでいても仕方がない。
方針通り、最後の印籠と花札探しにGO・GO・GOだ。


なお、リアルなタイムスケジュールで言うと、次節解放までは4/1を挟んで丸二日の猶予があった。
エイプリルフールに被せないためというのはわかるが、このタイミングで待たされるのは辛かった。辛いというか、理解はできても納得し辛かったのが本音だ。
個人的には、今回のイベントの不満点のひとつ。
普通にこのまま、ストレートに後半部分全開放でも良かったんじゃ……。





最後の印籠




4/2、ついにシナリオが先に進んだ。
例の怪しすぎる行き止まりにて、隠されていた孔を見つけ出したのはシオンだ。
プレイ日記08 盗みはよくない」の際、キアラが(亀裂があるような……)と考えていたのは、コレのことだったワケか。

花札がキーになっていたようだが、これもまたちょっと胡散臭い。
花札の効能は、“コレ”だけだったのか?
秘密の場所のカギだった、というだけで終わりなのか?
それだけで終わるにしては、未だに詳細も正体も不明なのが引っかかる。

あと、前々から気になっているのが、花札の絵柄が基本的に同じものである点。
猪鹿蝶どころか、拾った花札は全部“牡丹に蝶”ばかりだった。同じ絵柄だけが何十枚もある、というのはさすがに不自然すぎる。
そこにも何か理由があるように思えてならない。絵柄を用意するのが面倒、なんてメタな事情だったらヽ(・ω・)/ズコーだが……。









最後のゴースト女中を倒し、慶喜の印籠を無事に手に入れた。しかし、なぜか今回は、謎の声はまったく聞こえない。
何にせよ、これでカーマへの対抗策は整った。……の、だろう。

実を言えば、正直未だに疑問の方が多い。「選択肢を狭められている気はしないでもありません」というシオンの言葉に、丸っと同意だ。
これで、本当に良いのか? カーマの狙いから外れることに、本当に成功しているのか?

できるだけ戒を破らぬよう、策を弄しつつ最深部に潜った際も、結局“徳川化”を防ぐことはできなかった。
あの時と同じく、こうやって対抗策を考えていることさえも、カーマの予想の範囲内なのでは……という不安が拭えない。
全部カーマの掌の上なのでは、と疑心暗鬼に陥ってしまう。
唯一そこから逃れることが可能だったキアラも、今はもう居ないわけで……。









「せっかくの空気に水をさしてしまいました」と春日局は笑って謝ったけれど、個人的には彼女の気持ちに近かった。
完璧を期しているようには、どうにも思い難い。自信がない。
しかし、他の選択肢が残っているわけでもなかった。
ならば不安を抱えたまま挑むよりも、勝つという誓いと自信を持って戦う方がずっと良い。
……が、小心者なワイはやっぱりビクビクしてしまうのだった。









それはそれとして、サーヴァントたちの気持ちは本当に嬉しいし、彼らの言葉は心強い。
本人は大真面目な覚悟の言葉は、確かに禅問答のようでいて意地っ張りな子供のようでもあって、それを指摘されて「む……」と虚を突かれたような顔をする柳但はちょっとかわいらしかった。
そして大真面目な成人男性を子供のようだと称する春日局の“ママみ”も天元突破。かわいい……。どいつもこいつもかわいいな……。





リターンマッチ






ただいま!!

キアラはもういないけど、(手持ちの)キアラはまだいるぞ!
ってことで、ビーストVSビースト(仮)の宇宙バトルを繰り広げてみた。
単体宝具の方が良いのはわかりきっていたけれど、ここは“熱さ”優先。
どっちの痴女が最強なのか、勝負しようぜ! ……と言いたいところだったが、戦闘自体は3回ブレイクで強制終了となった。

この戦闘で辛いのは、開幕時に『ネガ・デザイア』によって、3ターン強制的にNPを0にされてしまうこと。
アーツチェインは無意味、かつチャージスキルも即発動できなければほぼ無意味なので、最初の3ターンは素直に耐え忍ぼう。
敵の宝具の一発目は、防御宝具よりはスキルで防ぐつもりでいたほうが良い。









戦闘は強制終了となったが、勝ち目はある……と見せかけての、オトす展開。
やっぱりそうだった。これもまた、カーマの想定内だったか……。
嫌な予感はしていたけど、当たっても嬉しくはない……。


更に、カーマによるネタばらしはまだ続く。
主人公を招き入れるための罠だった大奥。愛と欲に満ちたハーレムならばどこでも良かったが、その中でも大奥が目についた意味。

この真実を語ることは、カーマにとっては「愛のプレゼント」だという。
彼女は愛すために、相手を不幸と絶望の底に叩きつけようとする。









……最初の頃から、『印籠から聞こえる甘い女の声は、カーマではない気がする』という漠然とした疑念を抱いていた。『春日局ではないだろうか』という嫌な予感があった。
けれど、その疑惑は前回、初めてカーマ/マーラと対峙して、徳川ゴルドルフにビンタをかました春日局の姿を見た瞬間に、晴れたと思えていた。
ここまで凛々しく頼りになる女性が、悪に染まることなんてありえないと思った。
春日局とキアラこそが、カーマにとっての計算外と弱点になるのだろうと考えた。


しかし、結果的には……一部あたりで一部外れってところだろうか。
少なくとも春日局の存在は、カーマにとっては計算の内だった。むしろ最初の楔のひとつとも言える存在だった。
あの『甘い女の声』はカーマではなかったが、カーマによって“幻想”の形に歪められた、春日局のものだったってことなのか?

……しかし、それはあくまでも“幻想”のものだ。
本当の春日局は、あのような愛し方をするのか?
その点が、最後の展開の重要なカギになっていく。









印籠も、最後の将軍も、全てはやはりカーマの掌の上だった。
花札を集めれば開く封印も、いかにもな対抗兵器も、印籠スキルも、全ては『カーマの用意した堕落』だったという。
左側のゲージの正体もここで判明。その意味は「堕落の危険度」
やっぱりヤベー奴だったんじゃん! ウワーン! はよ言えバカーッ!

カーマの角が砕けて、その姿が更に変化する。
カーマの立ち絵の種類多すぎワロタ。数も多すぎてワロタ。
もはやわけわかんねぇよ……と言いたいけど、そもそも前回からわけわかんなかったな。
もうどうにでもなーれ。





愛空間(仮)






主人公の心を折るために、カーマが作り出した“愛のゆりかご”
この暗闇で、息苦しく何も見えず重力さえない世界で、折れる瞬間まで閉じ込められ続けてしまう……。想像もできないほどの地獄だ。

しかし、やり方としては覚えがある。
CCCでBBちゃんが造っていた犬空間を思い出すやつだ。
ちょっとずつ違っても、基本的に思考は似通ってしまうんだな。
依代由来の想像力なんだろうか。方法が被りがち。ワロス。









魔王桜シリーズの恐ろしい所業……と思いきや、シオンやマタハリ達とも普通に会話ができる。
えっ、孤独じゃねーのかよ。ショボくね? 雑くね?
これならBBちゃんの犬空間のほうが上じゃない? カーマは所詮、先の時代の敗北者か?

しばらく恐怖体験時間が続くと覚悟していたのだが、冒頭からいきなりホッコリしてしまった。
ラスボスモードに極みが入った時に限って、どこか抜けてしまうのが桜シリーズあるあるなんだろうか。

それでも不安は間違いなく強かったので、マタハリが「大丈夫よ、みんなここにいるからね」って言ってくれたのが嬉しすぎてあったかすぎて、もうちょっとで泣くところだった。
マタハリがあったけぇよぉ……。マタハリ……好き……。なぜ、マタハリは、今俺の隣にいないの……?(禁句)









独りじゃないおかげで、穏やかな気持ちで仲間と相談もできる。
まだ誰も諦めてはいない。それでも、もし今孤独だったなら、耐えられなかっただろうとも思う。
ありがとうカーマ……。カーマのおかげで救われたよ……。

そんなカーマにお礼を言うべく、突破口を探る仲間たち。
方向性はシオンが示した。「場の定義をひっくり返す」というやり方だ。
しかし、そんなに簡単にできるものでもないだろう。
魔王が定義した宇宙を、更にひっくり返すだけの強度が必要となると……。





春日局の大奥






カーマに真実を告げられて以降、気落ちして塞ぎこんでいる春日局。
彼女の思考はあちこちに飛びつつ、最後に己が願ったことと、そこから生まれた罪について苦しみ続けていた。
自分を大罪人と言い切り、死ぬべきだとも思いつつ……それでも彼女は、『死ぬ場所』についても想う。
そんな彼女の想いに答えるように、主人公が何気ない会話の中で、その場所の名を口にする。









春日局だけではおそらく足りなかった。
かといって、主人公だけでも足りない。

この『どんでん返し』に必要だったのは、あらゆる要素であり、全ての謎の答えであり、主人公の元に集ったサーヴァントたちだった。
各階層で語られた、サーヴァントそれぞれの能力。もしくは“番外”で触れられていた、何気ない世間話のようだった伏線の数々。

それらが結集して、今ここで、ビーストが作り出した「場の定義をひっくり返す」。
熱い。熱すぎる。熱すぎてマジでヤバい。
今まで溜まったフラストレーション、謎が解けないモヤモヤ感、不安が拭えないストレスetc……そういった色々は、この瞬間のためにあったのだろう。
そう考えたら、大体許せる気がしてきたけど、やっぱりちょっとしんどかったような……まぁ今は何も言うまい。このまま燃えて、そのまま突っ走ろう!

次回、大奥イベント感想最終回!