ドラゴンクエストビルダーズ2 プレイ日記032 教団の襲撃




モンゾーラの流れからして、しばらくは開拓地でのんびり物作りの日々……と思いきや、予想外の展開。
安定していたパターンを、ここに来て崩してくるとは。ストーリー作りが巧い。
だがしかし、もうちょっと物作りを満喫していたかった……!
ドキドキワクワク開拓モードをぶった切られた上、物作り不可の状況を強制されるとか、辛ぇよ……!

だが、そんな“辛さ”もまた、ゲームに振り回されている証だ。
作り手の描いた展開に、まんまと乗せられている。飲み込まれている。
うーん、まんじゅう怖い。

 







あかの開拓地での日々

オアシスの完成










みみずん草原だんごのおかげで、ピラミッド建設地近くに“オアシス”も完成!
ビルダーズの住民は建造物に己の名前を付けたがる。毎度恒例の自己主張。
本作に慎み深いキャラクターは登場するのだろうか……?


草原だんごは、ベースとなる場所が土か砂かによって、出来上がる草原の様子が変わるらしい。
元々が土ならば『草原の土』となり、草や白い花が咲く。
元々が砂の場合は『南国草原の土』となって、グラジオラスが咲いたりする。
自動で判定してくれるのは便利だな。ありがたい。
草原だんごを量産するためにも、草原の素を更に集めておくべきかもしれないな……。マドハンド狩りの再開か?







襲撃

奇妙な気配










皆で楽しくピラミッド建築を進めている最中、ふとシドーが「妙な気配がするぜ」と言い出した。
島の魔物とは違う気配……とは、嫌な感じだ。

様子を見てくる、と一人で出て行ってしまったシドー。
もちろん彼だけに行かせるわけにもいかない。
他の仲間と共に、急いで彼を追いかける。















先導するルルを追いかけて、海岸へと走る。
こんなところに海岸があったのか……。からっぽ島の地形を未だに理解できていない俺。

海を振り返ると、怪しげな船が島に近づきつつあった。
どうやらハーゴン教団の船らしい。戦闘は避けられない雰囲気のようだ。

いつもの『戦闘前』と同じく、戦える仲間は準備運動を始めていた。
オッカムルでのラストバトルを機に参戦するようになったオンバやアーマンも、今回も引き続き戦うつもりらしい。
今、この場で戦えないのはチャコとルルとみみずんと……それくらいか?







ウゾーンの裏切り










魔物を引き連れて、島を襲ったのは……ウゾーン!
まさか、まさかお前だったのか!?
信じていたのにッ……!

ウゾーンの命令の元、かなり大勢のモンスターが襲い掛かってくる。
砂浜での戦闘だったのは不幸中の幸いかもしれない。
段差のない広い場所の方が立ち回りやすいし、敵の攻撃に対処もし易い。

大きくて手強いモンスターも登場したが、今回は仲間の人数も多いため、そこまで困ることはなかった。
安心して薬草をかじる暇もある。やはり仲間の居る戦闘は心強い……。















無事に戦闘終了!
……と思いきや、全然終わらない。敵の玉は尽きず、嫌な雰囲気だ。

主人公の命を明確に狙う発言があったのをきっかけに、仲間の間にも動揺が広がった。
『俺たちに任せて逃げろ!』的な展開だ。
いやいや、それってマズくないか? フラグ立ってないか?
しかし、物語の流れは止められない。
ルルに言われるまま、シドーと主人公の二人で、船で他の島へと逃げることになってしまった。







船着き場での戦い










いつもの船着き場に辿り着くも、ここでもまだモンスターに襲われてしまう。
頭を抱えて怯える商人船長。お前も戦え!

追っ手を片付けると、しろじいが現れた。
しろじいもまた、ここはワシに任せて先に行け的なセリフを言い放つ。
仲間たちのことは心配だが、守り神のようなしろじいが居てくれれば、まだ大丈夫なのかもしれない。
とりあえずここは引き続き、言われた通り、からっぽ島から逃げ出すしかない。















各島に残った仲間に助けを求める展開になるのか。
それはそれで胸熱パターン……って、いきなり事故ってるじゃねぇか!
オイコラ船長! 何やってんだテメェ!!

せっかく逃げ出したのに、結局気付けば敵の懐の内。
努力の甲斐もなく、あっさりとハーゴン教団に捕まってしまった。
アイツら、主人公を殺すとまで言ってたぞ?
ヤバくね? オワタ?







船の牢屋

主人公のファッションチェック










見事に囚われの身となった一行。
プレイ日記001 創造と破壊」の頃の牢屋を思い出す光景だ。
懐かしいな……。商人じゃない方の船長、元気にしてるかな……。

しかし今回は三人も詰め込まれているのに、ベッドが一つしかない。
ひどい環境だ。










更に、なぜか主人公だけ身包み剥がされていた。
見事なまでの半裸。パンツ一丁。そして裸足。
デカい本を背負っているベルトがサスペンダーのようにも見えて、なかなか変態度の高い姿だ。










三日三晩、船の牢屋に閉じ込められて……厳しい身体検査の後に放り込まれたのは、また別の独房だった。
四方の壁は岩で作られているようで、船内の牢屋とは随分と雰囲気も違う。
少し広くなった一方、ベッドもろうごくベッドからわらベッドにランクダウン。
その代わりに、服を貰えたらしい。汚らしくて粗末な服だが、パンツ一丁よりはマシな姿。







新入りの囚人










『点呼の時間』とやらのため、牢から出ろと命じられる。
隣の牢屋にシドーも入っていたらしく、すぐに再会できた。
自由はなくとも、見知った仲間が傍にいるのは心強い。とりあえずホッと一安心。

彼らが捕まっているのは怪しげな……というか、どう見てもハーゴン教団色に染まった建物(?)だった。
モンスターや主人公達だけでなく、知らない一般人やあらくれの姿もあり、誰もが主人公と同じような茶色い衣装を着せられている。囚人の制服みたいなものかな。
なぜシドーだけ私服なんですかねぇ……。忖度の匂いがする。















シドーと再会できたのは良いけれど、一緒に捕まったはずの商人船長の姿が見えないのも気にかかる。
ひょっとして……ああ……今までありがとな、商人船長……。

状況がよくわからないまま、広場で点呼のために整列させられる。
見知らぬ五人の男たちと合わせて、彼ら七人は『三号房の囚人』らしい。
とりあえず、この場所での一時的な仲間になる……ってことか?
まずは、そいつらの話を聞いていってみよう。
この場所での先輩にあたるようだし、何か詳しい話が聞けるかもしれない。







監獄島での生活

三号房の仲間たち










まず、広い場所で鍬を振り回している男たちに声をかけてみる。鍬を振り回す奴にはモンゾーラで慣れているからな。
三号房の連中は名前の表記が『囚人』で統一されている。個体名はない、ほぼモブってことになるのだろう。
それぞれ個性はあるので、とりあえずテキトーにあだ名を付けて区別していくことにする。

最初に話しかけた色黒チャラ男(仮名)あらくれモドキ(仮名)は、かかしの周りで土を耕していた。
どうやら畑を作ろうとしているようだが、足元にあるのはびわれ土だ。このままでは畑にはできない気がする

少し離れた場所には、センター分け(仮名)が畑の傍に立っていた。
どうやらびわれ土を耕し続けた結果、健康な土を作ることに成功したエリアらしい。
スゲーじゃん! みみずん無しで、よく頑張ったじゃん。頑張れば出来るものなんだな。泥ではなく、一応土だったのが幸いしたのかな。










少し離れた場所にいた、黒髪ハンマー(仮名)
彼は、隣のガイコツ看守に命じられて、大切にしていた女神像の破壊をさせられそうになっているらしい
そこまで無理強いされているわけでもないようだが、拒否し続けるのも難しいのだろう。
負担のデカそうなポーズで静止している男を、看守は笑いながら眺め続けていた。







監獄島とは










そして、三号房最後のひとり。
ジジイかと思っていたが、まさかの三号房紅一点だったババアの名は784番。昔の呼び名はモンばあ
彼女は倉庫番でもしているのか、畑からかなり離れた場所に立っていた。
看守の目が傍にないのを良いことに、色々と話を聞いてみる。















ハーゴンの教えに背く者を更生させる“監獄島”
なんとモンばあは、ここに40年も入っているらしい。
マジか。刑期が長すぎないか? 収容人数が溢れないか?
そもそも40年もこの島と教団のやり方が続いていたのも驚きだ。
えーと、ハーゴン教団は結局いつからのさばっているんだっけ?
モンゾーラは“盟約”の記憶が薄れるほど昔から支配されていて、オッカムルはゴルドンを石化させられた結果金を失って……。時系列が未だによくわかっていない。


監獄島は名前の通り、どこの大陸とも陸続きではない、絶海の孤島だという。
簡単には逃げ出せないし、逃げ出したところで海に囲まれて行き場もない。
教団に背いた人間の行きつく最後の場所、って感じか。

まさかこんな所に連れてこられてしまうとは……。
まぁ、ウゾーンは殺す気満々だったようだし、殺されなかっただけマシと思うべきか?















料理好きで、魔物にも料理をふるまっていた結果、『魔物との関係を作った』と捕まったというモンばあ。
きっと昔は、優しい良いババアだったんだろう。だが40年も経てば、心も痩せて荒んでいく。
主人公たちのことも、最後には邪険に追い払っていった。

……でもやっぱり、根は悪くないババアのように思える。
色々と話してくれたあたり、昔の世話焼きっぷりの片鱗が残っている気がする。
モンばあとは、また機会を見つけて話を聞いていこう。