FGOイベント 惑う鳴鳳荘の考察 プレイ日記06 『名探偵役』は難しい




一時間後の自分に丸投げするトリスタンが駄目すぎるし美味しすぎる。
こ、これは……面白いけど、大丈夫か!?
女性ファンにガッカリされていないか!?
まぁトリスタンは元々こんな感じなので、既に受け入れているファンの方が多いのかな……。

「心」発言といい第六特異点といい、シリアスで重たい要素をたっぷりと背負った男でもあるはずだが、コメディ時空になると円卓トップクラスにフリーダムになってしまうトリスタンはスゴい奴だ。そしてちょっとズルい奴だ。
最近ではフリーダムなコメディ寄りの出番が圧倒的に多くなってきているけど、だからこそCCCコラボ等で垣間見せる格好良さがキラリと輝く面もあるのだろう。
トリスタンは幕間も良いぞ。

 





※本記事では1.5部サーヴァントの真名を表記しています







バーソロミュー退去の弊害











『メカクレ』をよく知らないマシュと、理解しているジャンヌオルタ。
サバフェス以降、すっかりこういうジャンルに詳しいキャラが定番化してしまったジャンヌオルタがカワイイ。
今回の映画撮影に対する姿勢も、“創作活動”という点に思うところがある様子が見え隠れするのも興味深い。

そもそも、そんなジャンヌオルタ本人が、創作活動で生まれたようなものだけれど……。
更に言えば、今回の相棒(?)であるサリエリも、創作や想像によって性質を歪められた上で英霊として顕現しているわけで、そのあたりも考え始めると面白い。















さておき、今重要視すべきは映画の撮影だ。
こんな形でバーソロミュー(サラザール)が退去してしまった以上、彼が出演するシーンの撮影はこれ以上進めることはできない。

『バルガスVSサラザール発生、サラザール死亡』の流れだけは確定し、そこからのストーリーを組み直す必要が出てきてしまった……。
このシーンをカットするにしても、今度は『サラザールが突然いなくなった』なんてことになってしまうし、やはりこの場面は採用するしかない。

うーん、困ったもんだ。
バーソロミューがもう少し粘ってくれたらな……。















辻褄合わせのため、サラザールのみならずバルガスの作中での死亡も決定してしまった。
後手後手というか、時間の縛りに追われるせいで、どんどん出来得る行動が狭められている感じは否めない。
選択肢がどんどん減っていって、最終的にグズグズになる気がプンプンするぜ!

現時点でバルガスは、『サラザールに襲われ、相討ちまでは抗ったが結局死亡』
サラザールは、『なぜかバルガスに襲い掛かり、反撃にあって死亡』
……と、ここまでは確定した。
サラザールの動機はさしあたり保留。本人がいない以上、回想などの形で語り直す機会がないのは不安だ。







トリスタンの焦り











とりあえず、死体発見シーンの撮影開始。
予定通り、『バルガスはサラザールに襲われ、抗った結果両者死亡』の痕跡を発見した登場人物たちは、それぞれのキャラクターに合わせた演技を続ける。
バルガスの死を悲しみ、感情的になっているガルシア。
医者として遺体の状況を確認し、事件の状況を予測するローマ。

そんな中、アドリアナは「二人が争ったはずみで、劇薬の入った瓶が落ち、爆発音がしたのでは」という予測を語りだした。
大砲の音によって暗殺者の記憶云々……という設定は破棄したってことかな?
まぁサラザールの記憶復活の詳細を語るシーンももはや撮ることはできないし、そのあたりはシンプルに設定し直した方が良い……のかな?















……と、それぞれがそれぞれのキャラクターに合わせて演じている中で、イシドロ(トリスタン)だけがやや噛み合っていない。
キャラ立ちが間に合っていないというか、キャラ設定に見合うほどの活躍ができていないというか……。

この間の「この中に肖像画家はいます!」の件といい、“それっぽい”ことをノリで言ってはいるけれど、中身が伴っていない感じだ。
このままだとスッゲーショボいキャラになってしまわないか?
推理物とかでありがちなポンコツ刑事・ポンコツ探偵ポジションに収まる危険性。















その自覚はあったらしく、撮影中断の間にコッソリとトリスタンはホームズに相談をしていた。
探偵のことは探偵へ。
今更ながら、キャラ立ち及び物語中の活躍のために“キャラ作り”を再構成することにしたらしい。
しかし遅い……。気持ちはわかるが、ちょっと遅い。

「こんな恥ずかしい姿、同僚には見られたくない」という心境も人間らしくて同情はできるのだが、口に出すと情けなさ過ぎる。
更に言えば、スゲーカッケー推理を披露して「さすが!」と言われたい願望もあったらしい。
相変わらず同僚にマウント取りたいトリ公……by紅閻魔。
全円卓ファンが泣いた。















そんなトリスタンへ送られた、ホームズ・アンデルセンの両者からのアドバイス。
実際の事件では大問題な手段だが、“今回に限って”使える荒業。このやり方は探偵というよりは、ストーリーライターとして行う作業に近い。

早速何か案が浮かんだらしく、トリスタンはルンルンモードで主人公達へと相談へ戻っていった。
そのルンルンっぷりに、一抹の不安を覚えている様子のアンデルセン。ダヨネー。







探偵の警戒心






トリスタン達の“考察”からは少し離れて……再度カルデア側。
アンデルセンがホームズに尋ねているのは、映画撮影自体への謎というよりは、ホームズの態度に対する疑問だった。
もっと正確に言えば、『ホームズとアラフィフの距離』について、か。















今回の案件に直接関わることではないかもしれないが、なかなか興味深い話でもあった。
ホームズの目から見たジェームズ・モリアーティの人間性と危険性……。
同じカルデアの面子として、最近では腐れ縁のライバル染みた雰囲気にも見えてはいるけれど、実際にはそんなに簡単に収まる関係でもないんだろうな。

ちょっと冷たいようにも思えるが、それでこそのホームズかもしれない。
身内の危険性については術ギルなどが言及したこともあったし、疑うのが苦手な主人公やマシュたちの代わりに、そういった役目を負ってくれるのはありがたい話だ。

アンデルセンの目から見ても、プレイヤー視線でも、今回のアラフィフはそこまで悪いことをしている様子には見えない。
居るだけで怪しい男ではあるが、今回の件に関してはシロ……のように、思える。
それ自体、既に蜘蛛の巣に囚われて、正しいものが見えなくなっている状態にある?
うーん……実感はし辛い。とりあえずそのあたりは、慣れているホームズに任せておこう。







小休止






トリスタン達がアイデアを煮詰めている間の小休止。
主人公とマシュは、通信越しにロマンと話をしていた。
どこか呑気な空気というか、ロマンも笑顔で緩い雰囲気だ。

危険性と必要性の薄い案件だからか、「楽しむ」感が強い。
ロマンにしてはちょっと珍しいくらい朗らかというかポジティブというか……なんだか、やけに“明”に偏った言動が多いようにも見えなくはないな。
もちろんロマンは昔から明るい男ではあったけれど、最後に会った時がアレだったからか、なんとなく違和感があるように思えてしまう。気のせいかもしれないが。


……それと、思い出したことがひとつ。
今のところ、ロマンとホームズは直接会話をしているシーンは無かったか?
ロマンと作家組、作家組とホームズがそれぞれ話をしている場面はあったが、ロマンとホームズが同じ画面に収まって、直接会話しているのは見かけていないような気がする。
第一部の状況を考えると、その方が自然ではあるのだけど……。
ああでも、このイベントの時空は……ん? うーん……?















……とりあえず、時系列やロマン関連の謎は再度棚上げしよう。
まずは映画撮影。そして完成。
そのためには、小休止後にトリスタンが発表する“考察”が重要になる。
しかし先程までの雰囲気を見るに、トリスタンのみならず、他のキャストたちも『自分が思い描いた結末』を提案してくるのだろう。










選べる結末は、どうあってもひとつだけ。
この時点で、『今回の投票システム』の正体はほぼ見えた。

うーん、どうするべきかな。
もちろん決めるのは内容や詳細を聞いてからではあるけれど、ひとつだけを選ぶというのは悩ましい。

今のところ、“登場人物”として面白そうなのは、個人的にはアントニオやエリス。彼らにはまだ語られていない部分が多いように思えるし、最初に登場したキャラだったこともあって、もっと詳しく知りたい。
そして“考察者”として面白そうなのはトリスタン。トンデモ考察を披露してくれそうで期待。

まぁ今回は、最終的にはイベント終了後にマテリアルで全開放されるらしい。
気軽な感じで、投票に挑んでみよう。