FGOイベント 惑う鳴鳳荘の考察 プレイ日記03 キャラクターが動き出す
映画の撮影だとしても、あのサリエリが当然のように演技陣に加わっていることには、最初から違和感があった。
まぁ違和感という意味ではオジマンディアスも半端ないのだが、“不安定さ”という意味ではサリエリが圧倒的に危ういだろう。
なぜ、どうやって……という疑問に、一応これは答えが出たと言っていいのか?
最近のマリーは『サリエリスイッチ』になっているな。アマデウスは逆スイッチ。
微笑ましいし、ニッコリするマリーもかわいいのだが、「そ、それでいいのか!?」と思わないでもない。
でもまぁ、やっぱりマリーがかわいいから、それでもいいか。
※本記事では1.5部サーヴァントの真名を表記しています
トラブル続きの映画撮影
衝撃の事実ッ!
……と言いたいところだが、そもそも最初から無理ゲだった。
『とりあえず出来ている』だけでもスゲーと思う。
出力が間に合わなかったため、シーン毎にいちいち台詞を丸暗記しつつ撮り進めていく形になるらしい。
今回の面子には多才かつ器用な英霊も多いが、演技や撮影に慣れているわけでもないだろうし、なかなか大変な作業だろう。
とはいえ紫式部の努力は理解しているので、キャスト一同も受け入れ気味。
……しかし、この後で、困ったことにもなってしまう。
本編出演陣が揃った場で、改めてサラザールが自己紹介。プロローグ撮影面子以外は、ここが彼との初対面だ。
飄々とした印象の男だったが、ここに来て、突然マシュに対してダイレクトなアタックを仕掛けてくる。
なんだテメー、そういうタイプか!? 散れ散れッ!
サラザールは基本的には悪意を感じ辛い、ただただ胡散臭いだけの男ではあるものの、マシュを前にした時の態度だけは必要以上に感情的だ。
何か意味があるのかもしれないし、単にメカクレ系がドツボってだけかもしれない。
そしてマシュの髪の色は亜麻色だったのか。薄ピンクシルバーのような、なんとも表現し辛い色だとは思っていた。
亜麻色って言われても、亜麻色の髪の乙女とユリアン・ミンツくらいしか思いつかない脳。
撮影本番が始まった中で、アラフィフが主人公に話しかけてきた。プロローグ以降は出番がないので、暇なのかもしれない。
しかしクランクラップではなかったあたり、今後もまだ出演予定はあるのかな~というのが現時点での適当な予想。
時系列で撮り進める必要もない以上、アラフィフ出演シーンは先に撮り終えることも出来たと思うが、紫式部のアシスタント的な役目も負っているようなので、そのあたりとの兼ね合いがあるのかもしれない。
ともあれ、アラフィフとの雑談の中で、登場人物達の少し掘り下げた詳細が判明した。
アントニオ(サリエリ)は元宮廷音楽家で今は売れっ子作曲家。
エリス(ジャンヌオルタ)はアントニオの姪で歌姫。
ガブリエラ(紫式部)はミゲルの養女にして未亡人。十年近く育てた末に結婚し、その後すぐに死別した。
ローマ(龍馬)は元ミゲルの部下だが、経歴を見る限り、少々変わったキャラ。どこがどう変わっているのかは今は言及なし。
バルガス(オジマンディアス)とガルシア(アーラシュ)は猟師のふりをしているが、実はナダイ・ナーダ王国の元王子と従者。
この時点で触れられていないのは、ポジオリ(トリスタン)とアドリアナ(マシュ)。名前を挙げたうえでよく解らないと語られたのはサラザール。
更に言えば、プロローグ出演のリュウ・タン、ダイゾー、ミゲルについても、この場では追加情報は無かった。
そんなことを話しているうちに撮影は進み……そして、あの『事件』へと至った。
大変だ大変だ! 事件だ事件!
犯人はここに居るぞーッ!!
紫式部昏倒事件
主人公の『観測用』カメラは回したまま、映画の撮影自体は一時中断。
倒れた紫式部を部屋に運び込み、何が起きたのかを話し合う。
演技は止めているので、この時点での彼らはサーヴァント自身として振る舞っている。
先程の流れからわかっていたことではあるが、紫式部に起きた事件は、決して“シナリオ通り”の演技ではなかったようだ。
ショッキングな場面ではあったが、サーヴァントである以上、もし死んでいたならば消滅しているはず。
もちろん先日の事件簿コラボの2世のように、裏技を使って遺体を作ることも可能だろうが、どうやら紫式部は意識を失っているだけであり、呼吸は確かにしている様子だった。
直前にグラスを渡したサラザールに疑惑の目が向くも、ここでマシュから新情報。
紫式部は、会場に入る前に何かの薬を飲んでいた。……だとしたら、事件は自演? 自殺? そんなことをする理由も、すぐには思いつかないが……。
サリエリトラブル未遂を挟みつつも、話し合いを続ける一同。
映画の監督兼脚本兼演者である紫式部が、自ら毒を飲む理由は思い当たらない。
オジマンディアスはアーラシュに、千里眼を用いた見解を尋ねたが、アーラシュは言葉を濁した末に「ここの特異点じゃ使い難いって感じでひとつ頼む」と、少し妙な答え方をした。
アーラシュも何か気付いて、その上で何かを隠している? うーん、そう見えるだけかな。
事件の真相
薬を飲んだのは紫式部自身だったようだが、飲み物を用意したのは撮影助手であるアラフィフだったことが判明。
ヤベー状況を把握してか、自信なく白状するアラフィフが愉快。フォントが小さすぎて草。
途端、「全部アラフィフのせいか」となってしまうのは哀れといえば哀れだ。
事件発生直後から現在に至るまで、アラフィフは己の潔白を主張し続ける羽目になっている。
自分から主張しすぎているのが逆に胡散臭くもあって、なお哀れ。
……と、そんなアラフィフの窮地を救ったのは、まさかのホームズだった。
しかも謎はもう解けているって? 早いなしかし!
これには主人公も全力ツッコミ。
証人・パラケルススが詳しく説明してくれた。
えーと、パラケルススのヤベー薬が登場したのはどのシナリオだったっけ。
軽くチェックしてみた結果、術ギルの幕間で確認可能だった。他のイベントでも出てきたかな?
さておき、徹夜明けかつ極道入稿でとんでもなく疲れていた紫式部は、疲労の限界にあって判断力がおかしくなっていた。
そのため、貰った薬を飲んでしまい、倒れて眠り込んでしまった……というのが、事件の真相だという。
ここで気になるのは、貰った薬が『二包』だった点。
ならば薬はもう一包存在するはずだが、それはどこに?
即興劇の始まり
さしあたり、現在問題になるのは、「この後の撮影をどうするのか」という点。
紫式部はしばらくは目覚めないだろうが、特異点に残された時間も少ない。
ここに来て、『脚本が紫式部の頭の中にしかない』ことが問題になってくる。
脚本の引継ぎを他の作家陣に頼もうとするが、アッサリと断られてしまった。
出来る出来ないで言えば、出来ないというわけでもないのだろう。しかし彼らは、この物語の“テーマ”さえ不明なままで手を出すことを望まない。物語の理すら定かではないのに外野が継ぎ足しても、まともな代物になるはずがない……とアンデルセンは切って捨てた。
うーん、言いたいことはわかるけれど、厳しいなぁ。
しかし彼らは間違いなくその道のプロ中のプロなのだし、彼らが嫌がる以上は無理強いもできない。
その上で、彼ら作家組の勧めもあって、『キャスト主導で撮り進める』ことが決定した。
“キャラクターが勝手に動く”ことをリアルに行うことで、自然と見えてきた結末を受け入れようというわけだ。
正直丸め込まれたというか、丸投げされた感じもなくはないが、その方針ならば作家組もそれなりに協力してくれるようだし、まだマシと言えなくもないか。
テンションが上がってきた作家組ほど気乗りはしないが、一応キャスト側も納得した。
とりあえず、撮影続行だ!
しかし、なんというか……不安しかないぞ!?