FGO第二部 Lostbelt No.4 プレイ日記05 崩壊の光と黄金の鎧



辛い出来事は続くけれど、悲しんでばかりはいられない。
むしろ、悲しんで落ち込む事の方が、彼らの期待を裏切ることになるのだろう。

共に居られた時は決して長くはなかったけれど、とても貴重で素晴らしい時間だったと思う。
カルナにとってもプレイヤーにとっても、そしてもちろんガネーシャにとっても、眩く輝く奇跡だった。





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※本記事では1.5部サーヴァントの真名を表記しています



カリ・ユガ






カリ・ユガを迎えて、昨日までとは比べ物にならないほどボロボロになっている町。
幸い、アーシャたちは無事な様子だったが、カリの襲撃はまだ続くという。

もはや原型を留めている建物の方が少ないように見えるが、彼女たちの対策はあくまでも『隠れる、逃げる、祈る』だけらしい。
プラカシュの物言いからして、抵抗したり戦ったりする方が“間違っている”レベルのようだ。
カリによる襲撃は災害や苦境ではなく、彼らにとっては『神の試練』。
疑問を覚える必要さえない、この世界の一般常識として彼らは語る。
もっと詳しく話を聞きたいところだが、そんな暇も今はなく……。









付き合いきれないといった様子で、主人公達を放置して避難していったプラカシュ。
彼はガネーシャの、「アンタたちの神はどの神か」という問いかけに、「神は神でしょう!」「この天地が最初に創造されたときから、この世界には他の神などいないのだから!」と答えた。

その言葉から、思考を巡らせていく名探偵。
……しかし、どちらにせよ情報が少なすぎる。
そして今は、目の前に迫った敵と戦う以外の選択肢が無いに等しい。

ウワーン、やっぱり忙しいよ!
情報を集める暇も精査する余裕もねぇ!
せめてあと一日、もうちょっと時間的余裕のある日からスタートさせてほしかった……!





新しき神の遣い






終わりの見えないカリの襲撃。聖獣も増えてきたが、結局そっちとの戦いも避けられない。
そもそも聖獣はなんで襲ってきたのさ!?
町長の言葉を信じるならば、聖獣側から襲い掛かること自体がおかしいようだし……。
最初から『敵』と看做されていた? 既に異聞帯の王側(仮)に、こちらの存在は気付かれている?
うーん……わからねぇ!

そんな中、無限湧きは勘弁と嘆いていたガネーシャが、ふと何かを感じ取った。
どこの物陰から見ていたのか、プラカシュも対象に気が付いた様子だった。
近付きつつある、プラカシュ曰く「噂に聞くところの」新しき神の遣い。
……『新しき』ってことは、この土地の原住民である彼らにとっても、今までは存在しなかったモノ?
最近になって現れた……となると、この異聞帯元来の存在ではない可能性が高そう。









その姿が露になった。
赤い髪に黒い肌。全体的に赤い男。
なかなか派手な男だ……!
あと見るからに強そう。星も多そう。(※偏見)

驚いたことに、なんと相手はカルナの知り合いでもあった。
同じカウラヴァ側として戦った勇士であり、カルナの師ドローナの息子であり、兄弟弟子であり友であり……。
「そして、今は敵だ」と、サーヴァント・アシュヴァッターマンはハッキリと口にした。
少なくともアシュヴァッターマンの側からは、カルナと敵対した事実への迷いや躊躇は伺えなかった。









敵同士である以上、戦いを避けることはできない。
「怒りを核に形作られている」と言うだけあって、なんかよくわからないけど終始怒りっぱなしのアーチャー・アシュヴァッターマンと戦闘開始!
よくわからないけど、圧が強い。ウェーイ系やヤンキー系は苦手だ、とガネーシャも涙目。
カルナ曰く、元々そういう男らしい。昔はもう少し落ち着いていた気もする、とのことだが、基本的には生前からこんな感じだったんだろう。
なかなか付き合い辛そうなタイプに見えるな……。まぁカルナは全然気にしなさそうだ。ニートでも不良でも同じように対応する男だ。

初戦なので様子見程度かと思いきや、ちゃんと勝利する必要がある戦闘だった。
見る暇は無かったが、この初戦から早くも宝具を使用してくるらしい。
単体宝具なので対処はし易いが、ダメージ後に防御強化解除をしてくるのが厄介。
タゲ集中&無敵等で受け止めた場合、追撃が集中するのが結構痛い。
あくまでも防御強化解除であって、それ以外の強化状態は解除されない点にも要注意。





唯一の神






もちろん本気では無かったらしく、戦闘が終わってもアシュヴァッターマンは飄々としていた。
更に、新手が三人もやってくる。口振りからしてアシュヴァッターマン側、つまり我々の『敵』側だ。

黒い哪吒には既に会っていたし、中央の人物はピックアップガチャで排出されていることから、プレイヤー目線では真名を察することが出来る。
……てっきり味方側だと思ったのだけどなー!
っつーか敵多くない? 新規鯖多くない? こんなもんだっけ?

完全に初見なのは、画面右側のフード姿の人物。
性別も一見わかり辛いが、おそらく……男?
立ち絵のみ実装枠だろうか……?
アシュヴァッターマンに異聞帯の王(仮)にフードの男(仮)に、そんなに追加新規鯖が多いのは豪華すぎるだろうしなぁ。
ラーマ達のモーションも改修しまくっているし、そんな余力無いだろ。(※フラグ)









アシュヴァッターマン、黒哪吒、渋カッケーおじさん(仮)、フード男(仮)。
この中で、比較的話が通じそうなのは、おじさん(仮)だろう。
っつーか他の面子はイマイチ会話が成り立つ気がしない。
アシュヴァッターマンはキレるし黒哪吒は通常以上にロボ少女じみているし、フード男も人間嫌いっぽい雰囲気がある。

そんな彼らだが……おじさん(仮)曰く、主人公達と戦うつもりはないと言う。
少なくとも今回の彼らの目的は、単なる『お供』でしかなかった。
では、その主は……。







白きヴィマーナに乗り、感情の薄い目で地上を眺める謎の人物。
まだ断定するには早いかもしれないが……まず、間違いないのだろう。
このインドに存在する唯一の、最後の神。
おそらくこの異聞帯の王。
第二部公開前のCMでも謎のバーサーカーとして登場したこの男が、ついに本編に登場した。
……絶対に強ぇじゃん。

ヤダーッッ!!!
バーサーカーボスは、イヤダーーーーッッッ!!!!





「私だ」「お前だったのか」






名前の表記は『神たるアルジュナ』。台詞も名前表記も神圧しが強い。
ウルセー! 神霊の人数の多さだけなら負けてねぇぞ! 神そのものじゃねぇけど!!

アルジュナ(神)は、外見の一部分や雰囲気はアルジュナ(通常)に似てはいる。
しかし性格……というか、中身? 似ているか否か以前に、ともかくボーッとしている感じで生気がなく、人格があるのかも怪しい。

「……」を挟まずに喋ることが出来ないのではってレベルで三点リーダーを使いまくっているし、最低限の言葉しか発さない。
同じインドの神として興味を持って来たという話だったが、結局ガネーシャはもちろんラーマのことも、あのカルナに対してさえ、「何かを感じるかと思ったが、何もなかった」と呟いた。もちろん三点リーダーはメチャメチャ挟んだ。









主人公たちを、「不出来にして、未熟にして、無価値らしい」と断じたアルジュナ。
そして下ったのは不要判定。
なんか……知らんけど、絶対にヤバい。
どう考えてもヤベーやつ。
こんな序盤で出会ったら絶対にダメだったタイプの相手だ。
ウワーッ! イヤダーーッ!!
だからさっさと帰ろうって言ったじゃん!!









見かねて飛び出してきたのは、ペペロンチーノ……!?
その真意はわからないが、ともかくでかした!
俺達(プレイヤー)が言いたいことをよく言ってくれた!!

前向きなのか情報不足過ぎるのかわからないが、このあたりの場面での主人公達の判断はともかく甘かった。
見ていて本当に冷や冷やしたので、口を挟んでくれる第三者が居てくれたのはマジで助かった。
っつーかガチで命の恩人。ひいては汎人類史の恩人?
いきなりペペロンチーノにクソ重い借りが出来てしまった。





世界がヤバイ






こんな慌ただしい状況下では、何を信じて行動するかが命取りだ。
それでも、「ベタな言葉で補足するしかない」なんて自虐を混ぜつつも、真っ直ぐな瞳で語りかけてきたペペロンチーノを、主人公たちは信じることにした。
そんな主人公の選択に、マシュはとても嬉しそうな顔をしてみせた。
やっぱりマシュは、ペペロンチーノ個人にはかなり好感を持っているのかな。









ペペロンチーノがアルジュナ(神)達と敵対していることが明らかになったり、更にアシュヴァッターマンこそがペペロンチーノの元々のサーヴァントであることもわかったり……。
ここに来て一気に色々な情報が押し寄せてきたが、ともかく今は暇がない!

続いてアシュヴァッターマンと二戦目開始。
この戦闘を境に、ペペロンチーノの魔術による援護が発生するようになった。
「ツイスト・オブ・ラブ」で味方に回避付与「ホログラムローズ」で敵の防御力ダウン
メチャクチャ目立つ効果ではないが嬉しいし、味方側で他魔術師が援護してくれること自体も新鮮。
立ち絵だって通り過ぎる。スクショタイミングはミスったが、それでも十分存在感が強い。







移動しつつ、情報の欲張りセット。
アーシャの話していた、「神様の裁きでみんな死ぬ」ことが、この異聞帯では現実であると明らかになった。
天地崩壊と天地創造。神でもなければ到底不可能に思えるが、実際に今のアルジュナは神だ。しかも唯一の、最後の神。

それでも必要エネルギーetcを考えると、神一柱では到底不可能にも思えるし……他にも疑問はいっぱいあるのだが、さすがにペペロンチーノも「そこらへんの説明はあとよ、あと!」とのこと。
ま、そりゃそーだ。
ともかく世界創変から逃れるために、ボーダーで虚数潜航をしないことには、何もかもがどうしようもない。説明もクソもない。

……しかし、怖ぇなぁ。
今回、とりあえず一回は、それでアルジュナ(神)を誤魔化せるかもしれない。
一回ならば逃げられるかもしれないが……その後はどうするんだ?
主人公たちのことも、シャドウボーダーのことも、アルジュナ(神)は明確に『異物』と判断するかもしれない。
その結果、今度こそ逃げられないような状況下で、アルジュナが直接手を下してくる可能性もあるだろう。

ここまで早期段階で、アルジュナ(神)のように明確に敵対する異聞帯の王は今までには居なかった。
イヴァン雷帝はそもそも眠り続けていたし、スカサハ・スカディや始皇帝は最初の内は『見定める』傾向にあった。
だが、今回のアルジュナ(神)には、そんな隙も人間性も計算もまるで見えない。
これはマズい……。そしてマジでどうすりゃいいのかわからねぇ……。





黄金の鎧






ボーダーは間に合った。
しかし危機は脱せていない。
既にアルジュナ(神)の力は発動し、世界を飲み込む光がスッゲー勢いで広がっていく。









そんな全員の命が危うい状況で、『彼』が動かないわけもない。
……正直、そんな予感はあった。
ある程度の覚悟は既に決まっていた。
ここまで決定的に追い詰められた状況下で、犠牲無しに乗り切れるとは到底思えなかった。

わかっていたし、本人にも後悔は無いだろう。
……が……辛い。これは本当に、辛かった。