FGO第二部 Lostbelt No.4 プレイ日記10 人間性の欠片
一時的にカドックと共闘したり、終盤になってオフェリアと和解の空気になったり、今までのクリプターとの付き合い方は色々だったけれど、少なくとも序盤から積極的に会話できる関係性というのはペペロンチーノ相手が初だ。
興味深い&面白い話をたくさん聞くことができるし、彼自身も純粋に魅力的なキャラクターだとつくづく思う。
……それでも、最後には決断をする時が来るのだろう。それを覚悟しておけと、ペペロンチーノは何度も教えてくれている。
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※本記事では1.5部サーヴァントの真名を表記しています
ハデスじゃないのでギリセーフ
なんとなく婦長を思い出すこの感じ……。
主人公達は拒否感を覚えている様子だったけど、個人的にはそこまで嫌な印象ではなかった。
相当過激でもあるし、暴走しかけているようにも見えるけど、考え方としては理解できる部分も多い。お医者さんってマジで大変だよ。
もちろん戦闘は避けられず、話し合いの余地もないまま開戦。
死の神ヤマの神性を与えられているアスクレピオスは、亡者を無限召喚できるらしい。衛生とか大丈夫か?
本人の宝具やスキルは回復系であるため彼自身の行動はそこまで痛くはないのだが、周囲の狂雑魚がちょっと邪魔だった。
先に処理しても案の定再召喚されるタイプなので、素直にアスクレピオス本体を殴った方が戦闘は早く終わる。
戦闘に巻き込まれそうになった子供の怪我を診てやる場面なんて、ガネーシャの言った通り「マジ不愛想だけどいいお医者さん」にしか見えない。
アスクレピオスの中では矛盾してはいないようだが、傍から見ている分には若干違和感もある。
彼自身気付いていないだけで、異聞帯やアルジュナ(神)の影響で、アスクレピオスの思考にも変質が起きているのでは……なんて風に思えなくもない。
そのあたりを突き詰めて明らかにしたかったが、もちろんアスクレピオスは付き合ってくれなかった。
医療に関する事以外、あまり話をしてくれないタイプ。コミュ障ではなくコミュ嫌いっぽい。
そして、そんなことをしているうちに、「来てしまった」。
で……でたーーッッ!!
見た瞬間、(アカンオワタ)と思った。
初対面の時も今回も、勝てる勝てないどころか、そんなフィールドにすら立てない感。
やべぇよ……やべぇよ。やっぱオワタ。
前回アルジュナ(神)が神将を呼び止めたのは、「おまえたちを見つけたら知らせろ」という要請をしていたからだったらしい。
リンボに言わせれば『人間性の欠片』だった、というヤツだ。
アルジュナ(神)は主人公達に興味を持っている?
本人にどこまで自覚があるのかはわからないが、先日のカリ・ユガでは不要認定した相手に対するとは思えないほど、明らかに特別な反応にも見える。
そして初めてのアルジュナ(神)戦だが……まぁ予想通り、0ダメージの連続だった。
解除不可のバフが多すぎる上に内容も名前も無茶苦茶すぎる。
小学生が考えた最強の英雄か? ふざけんじゃないよ! バーカ!!(※負け犬の遠吠え)
人間としての彼の欠片
おそらく戦っている際に、アルジュナ(神)が見た“夢”。正しく言えば、それは彼の“記憶”でもあったのだろう。
退屈すぎて瞬いている間に、彼は『愚かな戦争』の夢を見て、眼を開けた頃には忘れていた。
忘れてしまったからこそ、本人は気にしないし気付かないのかもしれないが……彼が見たものは確かな『人間性』であり、神にとっては『不要なもの』だったようにも思える。
主人公たちと関わったことで、この“夢”が彼の中に生じた?
カルデアの介入や主人公達の言動は、わかり辛くとも、確かにアルジュナ(神)に影響を与え始めているのか……?
うーん……正直わからん。期待してみたいけど、都合のいい想像さえまだできない。
アルジュナ(神)とどうやって付き合えばいいのか、わからねぇ……。
ちょい話は変わるが、もし今後ガチャでカルデアに呼べたとしても、どうやってコミュニケーションを取ればいいのかさえ思い描けない。
現時点ではアルジュナ(神)ガチャがどうなるのかもわからないが、来ることだけは確かだし……。
イベントシナリオに登場とか与太話出演とか、今のところイヴァン雷帝以上に想像できない。
……と、ちょっと脱線しすぎた。話を本編に戻そう。
天地創変に耐えたカルデア一行に対し、何かを感じて確かめようとしたアルジュナ(神)。
結局彼は、「確かめる価値はなかった」と再び判断を下した。
その一方で、何を確かめようとしたのかさえ、彼自身でもわかっていない。
先程の夢という名の回想シーンに続き、アルジュナ(神)の完全性が揺らいでいる感じだ。
しかしプレイヤー目線ではわかっても、主人公達にその異変は伝わっていない以上、指摘する登場人物もいない。
とりあえず、失望されただけで即殺されなかったのはラッキー。超ラッキー。
むしろ、『見逃された』ように見えなくもない……か?
アスクレピオスに任せたという言い方もできるし、不要な力の消耗を抑えるためだったりするのかもしれないけど……。
いつでも直接手を下せるだろうに、カルデア一行を放置したり度々失望するくせにまた興味を持ったり、アルジュナ(神)の方針はややブレがあるようにも見える。
クリプターフレンド
アルジュナ(神)が去っても尚もピンチが続く中、主人公達を助けたのはまさかの人物だった
デイビットはあくまでもペペロンチーノの助力に現れたようだが、それにしても予想外のシーンで予想外のキャラの登場だ……!
順番的に、彼と出会うのは最後の異聞帯になると予想していたし、通信ではなく本人が他所の異聞帯に現れるのもペペロンチーノの反応的にも異常だ。
しかも彼が連れている、おそらく契約しているサーヴァントまで現れた。
詳細はわからないが、冠位らしい。えっ、マジ? 冠位のままで普通にサーヴァントなの?
もうわけわかんねぇよ。考えるのをやめた。
そして超驚いたことがもうひとつ。
こいつ……笑った!?
ってか、「お友達感覚」とか、そんなのあったの!!??
友達って言葉、知ってるのかよ!!!???(※失礼)
今までのデイビットのイメージとは全然違う表情と言葉と反応に、ただ呆然とするしかない。
ちょっと差が凄すぎて混乱する。
そもそもデイビットは情報も少なく、人間性のわかるシーンや言動も少なかった。
「FGO 序/2017年12年31日 プレイ日記03 Aチーム」でのダヴィンチちゃんの説明でも、“異常者”・“危険人物”といった用語を用いられていて、明らかに不穏だった。
なんかイメージが変わりすぎて、逆に不安にもなる。
この男、本当に何なんだ? ペペロンチーノの反応を見るに、今回の行動も『意外ではあるが、不自然ではない』っぽいし、なんかもうワカンネ。
……当初の召喚予定鯖はバーサーカーだったらしいし、先程の冠位鯖もバーサーカーなんだろうか?
今更になるが、ペペロンチーノの予定鯖アーチャーも結果的にそのままだった。
異聞帯間の移動を特別に仲介したコヤンスカヤの、「ちょっとアレな方」という言い回しも気になる。
そしてサラッと晒されるペペロンチーノの本名。
デイビットは基本的にペペロンチーノのことは実名呼びなのかな。
「おい、ペペロンチーノ」なんて話しかけたことあったっけ?
……改めて、力の抜ける名前だ。口にするだけで緊張を削がれている感。
妙漣寺がアドバイスを求めたのに対し、デイビットは助言はできないと言いつつも興味深い方向性を示してくれた。
満ち足りたものから引いていく。神としての定義を揺るがせていく。
異聞帯攻略の重要な要素を口にしたデイビットは、今回の件はヴォーダイムには内緒だと言い残して、すぐに帰っていった。
更に彼はペペロンチーノがアルジュナ(神)と対立していることも納得し、「クリプターを裏切っている訳でもない」と問題視しないと言い切った。
ペペロンチーノ自身も主張していたけど、彼の行動はデイビット目線でもセーフなのか……。
キリシュタリアも見逃してくれるかもしれないが、ベリルあたりは嫌な感じで追及してきそうだ。もっともペペロンチーノならば巧く躱しそうな気もする。
ともかくデイビットのお墨付きを得た以上『ペペロンチーノの今回の行動は、クリプター的にはセーフ』でFAなんだろう。
ある意味でカルデア側としては苦しいな。内輪揉めしてもらった方が、一応楽ではあっただろう。
神の強度
デイビットのお陰で窮地からの脱出に成功した。
苗字バレついでに、ペペロンチーノのフルネームも知るに至った。
こんな外見で日本人だったのは意外だけど、そんなもんかなって気もする。
鴉郎(あろう)、という響きも不思議な感じ。
修験道といえば、事件簿一巻を思い出すな。関係あるかはわからないけど、興味深い。
ガトー・モンジと知り合ったのも、人種や国や、そういった方向の繋がりから……とも考えられるし、色々と想像の余地が広がった。
ペペロンチーノは未だに色々と謎も多く底知れない人物ではあるが、おそらく〇育ちなんだろうし、だとすれば大体のことは「そっかー」と納得できそう。実名がわかっただけで予想以上の収穫だ。
そして今重視すべきは、デイビットがくれたアドバイスを生かす道。
神の強度を落とす。神への信仰を揺るがせる。それはたとえば、ディーヴァールの村のように。
考え方としては間違っていないし、それが『攻略法』になるのも確かだ。
しかしマシュは、(わたしたちにとっては確かに意味がある。でも……)と、憂いだ表情をしていた。
明言はされていないけど、『最終的には斬り捨てる異聞帯の民を利用して、異聞帯を切除する助力をさせる』ことに悩んでいるのかな。
その矛盾やおぞましさ、「神を信じる人々に、神を信じるなと強いる身勝手さ」は……なんだか、ちょっと嫌な感じだ。
まだなんとも言えないけど、不安と不快感を覚える。
この方法で本当に良いのか……?
なんか、言葉にするのはまだ難しいのだけど、なーんとなく嫌な感じがするんだよな。
ラクシュミーの憂い
モヤモヤを抱えつつディーヴァールの村に戻ると、それどころじゃないピンチに陥っていた。
今までに無いほど激しく聖獣に襲われ、外壁どころか村の中も無茶苦茶になっていた。
これもまた嫌な感じだ……。主人公達に協力することを決めてしまったからだろうか?
全滅は免れた村人が近隣の村であるビーチュの町へと避難してみると、幸いまだご機嫌モードだったプラシュカはすんなりと受け入れてくれた。
怖いのはこの後だよな……。カリ・ユガが近付いてきたら、また拒否モードに戻る気がする。絶対にそうなる予感がある。
そんな状況下、ラクシュミーは少し妙なくらい気落ちしていた。
村を戦いに巻き込んだことや犠牲を生んだこと、「だけでない」、何か彼女ならではの憂いがあるように見える。
自問自答、というより『自分の中の女神』に語り掛け、問いかけ続けるラクシュミー。
特に気になるのは、ひとり漏らした「彼らを欺いてまで―――」というセリフだ。
彼女は誰かを欺いている。少なくともラクシュミー自身はそう考えている。
その相手は、村の人々? それとも主人公たち?
ラクシュミーは完全に味方だと思い込んでいたけど、実はスパイだったとか……いや、でもその可能性も必要性も考え辛いか。
アルジュナ(神)側にスパイの類が必要には思えないし、今まで目にしてきたラクシュミーの怒りや高潔さは嘘ではなかったと思う。
初対面以降、女神ラクシュミー関連で何かと絡みの多いこの二人。
ラーマは妻一筋なのでその点の不安感は無いが、「なんとも言えない感覚」をラクシュミー相手に見出しているようでもあった。
前にもペペロンチーノにからかわれていたけど、ラーマには天然タラシっぽい性質がある。
ヒロイン一筋系ラブコメにありがちなやつだ……。
個人的にはキライじゃない。
第二から、第三へ
翌朝、久しぶりにアーシャ・アジャイ父子と挨拶を交わす。
アジャイの仕事が木樵だったのは初耳情報。相変わらずアーシャは好意的、アジャイは口が悪いけど、積極的に主人公達を追い払う感じでもない。
意外と話をしてくれるあたり、アジャイもやっぱり、不愛想だけど良い人系列だ。
一方のプラシュカ側は、嫌な予感が現実と化していた。
昨日から今日が、ちょうど『境』だったか……。タイミングがマズかった。
『ユガの経過で人心が変化していく』ことはプレイヤー視点ではかなり前から察せていたけれど、主人公達は今になってようやく気付いたらしい。
うーん、もっと早く気付いてほしかった。プラシュカの言動とか、明らかに変だったジャーン!
個人差はあれど全体的に人心が荒廃しているせいか、明確に『神を信じて祈る人々』と『失いたくて抗う人々』の対立構造が生まれてしまった。
そりゃまぁ、そうなるよな。ユガの初期ならまだしも、第三のユガともなれば、お互いを尊重して割り切ることさえ不可能になり易いのだろう。
そんな中でのカリ襲来。
第三のユガっつーと、インド異聞帯に最初に訪れた頃に近い状況か。あれは最終日だったけど。
うーん、タイムリミットが着々と近付いてきている!
キッツいなぁ。