ドラゴンクエストビルダーズ2 プレイ日記052 パタパタ野営地で毒沼浚い




ムーンブルクでの日々は得体のしれない不安と不快感が常について回る。
先の展開がわからないままで過ごす毎日には緊張感と焦りがあって、モンゾーラやオッカムルの頃のように寄り道などで遊んだり楽しんだりする余裕がなかった。

後から考えると、勿体なかったとも思う。
二周目は精神的にも余裕があるはずだし、もっと色々試して遊んでみたいな。
噂の『セーブデータ複数』機能が解禁されたら、そろそろ二周目もやってみようかな?
ビルダーズ無印も三周はやった覚えがある。……もっとだったっけ?

 







最近のムーンブルク城内

武器庫を作ろう










ホッホからの依頼で武器庫を作ってみた。
あまり意味のない、雰囲気だけの部屋かな……と思いきや、『武器庫にある収納箱に武器を入れておくと、自分たちで装備していってくれる』らしい。そりゃ良い!
最近はモブ兵士の数も多すぎて、武器を配るのも面倒くさくなっていたからなぁ。
ここで新要素を解禁するとはニクい。
やるじゃん、ホッホ&武器庫。フムフムするだけの作戦会議室とは違うな。







全自動着替え










その間に、アネッサによる町人訓練もひと段落していたらしい。
身体の様子が……と彼らが言い出すや否や、その服装が一新!
全員の服が青い兵士の衣装に変化してしまった!
ウワーッ、農民! 特に農民!! Bボタン連打で進化キャンセルさせて!!















これで戦えるとハシャぐ町民たちを尻目に、シドーの強さに憧れる彼らの思想に不安を覚えているアネッサ。
彼女のぼやきに、珍しく主人公が自ら動いて反論した。基本的に「はい・いいえ」でプレイヤーの介入がない限り自我をあまり見せない主人公らしくない行動だ。
最近の流れに、いよいよ主人公も我慢ならなくなってきたのかな。気持ちはわかる。

だが、対するアネッサの言動は、以前よりも更にシドーに対する警戒心と頑なさを増しているようにも見える。
ムーンブルクの一件もあったし、アネッサが不安に思うのも当然ではあるが、『わざわいをもたらすかも』という疑念には納得できないなぁ。
なんかちょっとイヤな感じだ。アネッサ個人を嫌うことはないけれど、最近の“流れ”そのものがイヤ~な方向に向かっている感じ。
どんどん溝が深くなっていく一方に見えてくる……。







飛行兵団の弱点を探れ

空からの襲撃がマジでウザい










獣魔兵団を倒して以降、城を定期的に襲ってくる飛行兵団のモンスターたち。
飛ぶのが……ともかく、鬱陶しいッ……!
物理的に攻撃が届かないから、やられたい放題だ。壁も無意味なので直接屋内を襲ってくるのも厄介。

ホッホの案で遠距離攻撃用の手投げばくだんを作ってみたけど、あまり役に立っている気がしないんだよな……。
あと、手投げばくだんを作るとばくだん石の消費も激しいのがなぁ。
要するに、攻撃手段としてはイマイチ。やはり戦闘は近接による殴り合いに限る。


対策の新魔法兵器を考えるため、今度は飛行兵団の弱点を探るために敵の野営地へと潜入することになった。
野営地の情報源がプット、というのが超不安。
しかし、我々には先日手に入れた『へんげのつえ』がある。
モンスターのふりをして近付くだけなら、そんなに危険はないだろう。







飛行兵団の野営地










噂通り、汚染された大地と毒沼が広がる野営地に陣を張っていた飛行兵団。
なぜ好き好んでこんな場所を選んだんだ……?
毒耐性が強いのか? それとも、飛んでいる分には毒沼にハマることもないから?

『へんげのつえ』を使って、まず変身したイエティの姿で飛行兵団のモンスターたちに話しかけてみる。
当然空を飛ぶモンスターだらけなので、不審がられる危険性もあるかと思ったが……とりあえず、大丈夫そうかな?







毒沼の底ざらい










気流の変化に弱い、と早々に自分たちの弱点を吐いたモブ魔物。
更に、気流を自在に変化するためのアイテム風切りの羽のことも教えてくれた。

毒沼に隠しているらしいので、『かわきのつぼ』で沼の水全部抜いてみる。
作業自体はそう苦ではないのだけど、道具を使うために人間の姿に戻らねばならない点がハラハラするな……。
自分だけならまだしも、後ろに付いてくるシドー&アネッサが敵の視界に入らないように気遣うので、ちょっと緊張した。







ラーの鏡を発見










風切りの羽を探して野営地内をウロウロしている最中、妙なものを発見した。
『へんげのつえ』での変身さえも強制的に解かれてしまう、この鏡は……!
間違いない。ラーの鏡だ!
プレイ日記046 『お約束』をあえて外してくる感じ」の頃にジロームも話していた、ラーの鏡で間違いない!










アネッサに勧められるまでもなく、ありがたく頂いておく。
飛行兵団の弱点だけを探しに来たはずが、予想外の掘り出し物だ。ラッキーラッキー、超ラッキー!

これさえあれば、ジロームが言っていたように、城内に潜むモンスターを見つけられるかもしれない。
ようやくスパイにビクビクする日々が終わるんだな!
やったぜ!!







公開裁判めいた夜

一気に発見された犠牲者










ゴキゲンな気分でムーンブルク城に凱旋するも……待っていたのは、またも嫌な事件だった。
こっそり殺されて埋められていたという、三人のムーンブルク兵士。
……って、右端のサイドテールの子は、ひょっとして『元・料理を作ってくれる赤い服の女の子』か!?
つい最近兵士になったばかりなのに、なんてヒドい……。
あとサイドテール女子に手を出すとか個人的にマジで許せねぇ。ムーンブルクの貴重なカワイイ要素によくも……!

凶器は兵士の剣。
犯人はモンスターではなく、兵の中にいるということになる。
少なくとも、『外見が兵士』であることに間違いはない。















まさに先程手に入れたばかりのラーの鏡が活躍する時だ!
……が、ちょっとタイミングが良すぎるかな。もしくは悪いのか。
これ以上の犠牲を生まないためには適切なタイミングかもしれないが、『兵の死』という衝撃的な事件の直後では、どうしても人々の感情は必要以上に昂ってしまう。
「気が進まない」というホッホの感情も、「疑うのは嫌だ」というシドーの意見も、こんな状況ではまるで届かない。







嫌な空気





ついさっきまで野営地に潜入していた主人公・シドー・アネッサは無実確定じゃないか?
……あーでも、「埋められていた」という話だったし、潜入作戦の直前に殺しておくことも不可能ではないのか。

それにしても……なんだか、とても嫌な感じだな。
時間帯が夜だったので、周囲が薄暗いのがまたプレッシャーと緊張感と不安を煽る。

『城中の全員を、みんなが見ている前でひとりひとり調べていく』今回の調査だが……何かちょっと、妙じゃないか?
確かに道理としては合っているし、だからこそ全員出席しているわけだが、「有無を言わさぬ空気」がどこか怖い。胡散臭い魔女裁判みたいだ。

……しかし、主人公も他の人々も、抗議の声を上げることはできても止めることはできなかった。
この『大きな流れ』から逃げられなくなっているような感覚がある。