FGOイベント 見参!ラスベガス御前試合 延長戦03(完) 今夏のベストメガネドレッサー



延長戦、最終回!

『裏』編の主人公……といえるほどボリュームがあったわけでもなかったが、表と合わせて大活躍だったジークフリート。
メインキャラである北斎や主人公達を時に支え時に和ませる、本当に良い役所だった。

シナリオ内のシリアスとコメディのバランスだったり、全体的な構成だったり、昨年に比べると正直今年の夏イベントは色々と粗い部分もあったとも思う。
けど、キャラクター個々の表現やサブシナリオの量&密度は、一部は例年よりもずっと良かったとも個人的には思った。
予算や時間などの制約の中でも、「より良く」しようとする試行錯誤と努力が今回も感じられた。
来年も楽しみだなー。

 





※本記事では1.5部サーヴァントの真名を表記しています





走れ新選組






『水着新選組』本格始動……!

リップの傍でフラフラしていた土方さんもいつの間にか戻ってきたので、改めて『水着新選組』としての活動が始まるらしい。
水着で新選組って、普通に考えたら色んな方面から叱られそうな案件だが、おっぱい副長はあまり気にしていない。
新選組でさえあればなんでもいいのかもしれないし、おっぱいの前には全てが些細なことなのかもしれない。









新選組要素は特にない仲間と共に、仕事開始!
ニューコスチューム『ジャージ羽織』を身にまとったアサシン沖田さんには遊びはない。
羽織のカラーリングは土方さんと同じ黒ダンダラ。クールで格好いい感じで正直かなり好きなタイプ。
髪の毛もメチャクチャ伸びているけど、このあたりはどういう仕組みなんだ?
ロングヘアでポニテ、というのは沖田オルタの第三再臨っぽくはある。

こんな格好で水着新選組を率いている時点でふざけているようにしか見えないが、ともかく沖田さん的にはシリアス寄りで人斬り寄り。
ジェットの形もビミョーに変化しつつ、ともかく!
水着新選組参上! 薩長シスベシ!





摩天楼にバキューン






水着新選組の戦いはまだまだ続く!
……と思いきや、水着新選組は解散決定してしまったらしい。
えーと、それでもとりあえず、水着沖田さん個人の戦いはまだまだ続く。
逮捕で無期懲役なノッブも、どうせすぐに這い出てくるのだろう。ノッブシリーズもたっぷり増えたし、いくらでも替えは利く。







サブイベントでもほぼギャグに終わってしまった沖田さんだけど、ひとつだけ、ちょっとしんみりとしたシナリオも用意されていた。
このあたり、もっと掘り下げてほしいなぁ。
語り過ぎないからこその詫び寂びでもあるだろうが、『新選組』『沖田総司』という素材の良さと可能性の大きさを思うと、もっと知りたいもっと読みたいという欲求が抑えられない。幕末は日本人特攻。

もちろん素材云々のみでなく、FGO(ぐだぐだ)のキャラクターのひとりである『沖田さん』個人の魅力が一番大きい。もっと彼女のことが知りたいし、彼女の話が聞きたいんだよ。
それを願うなら、そろそろ土方さん以外の新選組実装が必要になってくるのだろうか?
とりあえず近藤さんあたりに期待しておこう。





メ・ガ・ネ






本編では『頼りになって格好良くてたまに愉快なお兄さん』として、助演ポジションに収まっていたジークフリート。
そんな彼に……ついに“その時”がやってきた!
あの霊衣は、その眼鏡は、今この瞬間のためにあったのだ!!

眼鏡剣豪!! 七番勝負!!!
(※そんなものは無い)







眼鏡キャラの、眼鏡キャラによる、眼鏡キャラのための大会!
某氏が大喜びしそうな催しの開催だ……!

レギュレーションはそれなりに厳格らしく、戦闘中に眼鏡を外してしまうマシュは不許可だったらしい。
眼鏡オン霊衣の実装が待たれますね。できれば私服姿だと嬉しいなー!





友情、努力、勝利




大会といえば必要なのはライバル的存在。
ジークフリートにとってのその相手は、シグルド……!
同じ竜殺し、似た逸話を持つ英雄同士、間違いなく激しい戦いが予想される。

お互いにスポーツマンシップに則り真面目に切磋琢磨する好青年タイプなので、あいさつも爽やか。
しかも決勝戦でぶつかる(予定)という胸熱確定展開だ!
「決勝で会おう!」という台詞がサイコーすぎて痺れたね。こんなにシンプルに熱くて気持ちの良い台詞、近年のスポコンでもそうそう聞けない。
ホット&クール……。天然と天然がぶつかりあった結果、嵐が起きそう。









もちろん敵はライバル・シグルドだけではない。
次々に現れていく眼鏡サーヴァント!
熱いバトル、舞い散るチップ! 眼鏡は割れない!







だがジークフリートも敗けてはいなかった。
苦手な知力勝負も、本気を出した眼鏡の力で乗り越えていく。
どんな苦難にも立ち向かい、最後にはねじ伏せるその姿!
まさしく英雄! 英傑!! アンタが主役!!

こうして一気に並べてみると、『戦闘中に眼鏡着用』縛りだけでも、結構人数は居るもんだ。
ガネーシャと虞美人は参加辞退したとのことだが、アラフィフえっちゃんジキル刑部姫etc……とドンドン現れては消えてゆく。
キャスター率の高さは仕方がないとして、キャスター以外もこうしてみると意外に多い。
水着おっきーは再臨姿に眼鏡が含まれなかったのはちょっと惜しいな。
ラムダやカーミラさんのサングラスは眼鏡に含まれますか?
やっぱダメかな?





夏の眼鏡は永遠に






宝具ぶっぱで予選を勝ち抜き、ついに決勝戦にて顔を合わせる宿命のライバル二人。
この運命的な展開には、横で見ているおっきーも大興奮。

予想以上の天然同士のぶつかり合いに、ツッコミはもはや追いつかない。とっくに諦めてる。
ギャグ時空の大会であることは間違いないけど、たぶん本人たちはマジで本気でコレなんだろうな。
シリアス展開でもギャグ展開でも、やることも言うこともあまり変わらない。
揺るがない人たちだ……。











決戦、眼鏡VS眼鏡ッ!!

相手はパートナーにカノジョ付き。
色々な意味で負けられない戦いだ。
キーッ! 見せつけやがって!!
優勝という名の栄冠よりも、我が愛が隣に居る今現在こそが真の宝だってか!?
欲しかったモノはとっくに手に入れていたって言いてぇのか!!??
チックショーッ!!!







予想通り、負けても奴らはイチャイチャしていた。
ギリギリするプレイヤーをよそに、ジークフリートは「フッ……勝負には勝ったが、愛には負けたか……」と渋く微笑んでいる。
うまいこと言うな! そんなにうまくもないけど!

最初から最後までボケ倒しの楽しいイベントだった。
戦闘難易度も控えめで、純粋にシナリオを楽しめたのも嬉しい。
ジークフリートはもちろん、シグルドやブリュンヒルデ達も本当に嬉しそうで幸せそうで、なんかスゲー良い話だったな。
天然まみれのボケ合戦だけど、みんなハッピーエンド。イシュタル除く。