ドラゴンクエストビルダーズ2 プレイ日記061 ムーンブルクでの冒険、最終回




ムーンブルク編、最終回だ!

いやー長かった。プレイ時間はそこまででは無かったと思うけど、日記では随分と長くなってしまった。
辛く息苦しい期間が明らかに多かったので、時間の流れが遅く感じられていた面もあったんだろう。
しかも最後まで「円満解決」はしないままだしなぁ……。

残されたモヤモヤや解決しなかった問題は、次のエピソードに“つづく”形で、ゲーム全体が終盤に向かっていく必要な一手だったこともよくわかっている。
でもやっぱり、しんどいものはしんどかった。
ムーンブルク編の最後の方なんて、『早く全てを解決させたい』がために、メチャクチャ急いでプレイしてしまった。
その時その時を楽しむ余裕を失っていた、というのは、今思えば残念でもある。

だが、辛かったり大変だったりする思い出だけというわけでもない。
『地獄と呼ばれる場所』にまつわるアレコレなんて、原作未プレイの私でも鳥肌不可避だったし、えげつないくらいワクワクした。
ムーンブルクという土地も住む人々も、気まずくなる時期もあったけど、最終的にはやっぱり全部好きになった。

物語中は戦争や裏切者トラブルで忙しなくて余裕が無かったけど……平和になった今こそ、改めてムーンブルクにきちんとした街や城を建設したいな。
だがそのためには足りないものもある。農で始まり、民で終わる職業の人間が足りない。
……素材島のモブを、各ストーリー島にも引っ越しできたらいいのになぁ。

 







人が創る美しさ

みんなで観た花火










平和を祝う花火大会。
モブたちはガッツポーズではしゃぎ、ミトはしみじみと感想を呟く。
誰もが空を見上げて嬉しそうにしている。とても良い光景だった。
ホッホが花火云々と言い出した時は、正直あまり興味を持てなかったけど、平和の訪れを味わう催しとしては確かに素晴らしかった。

ただ……最後までシドーとの関係は完全には修復できずじまいで、主人公・シドー共に俯きがちのままで終わったのは、やはり悲しい。
その事は王様やアネッサたちも気にしてくれているのだけど、ここまで拗れてしまうと、そう簡単には解決しないのだろうな。
シドーは「からっぽ島に帰ったら、さよならだ」的なことを言っていたので、すぐに居なくならないだけマシかもしれないが……。







争いのない朝










花火大会の夜も終わって……いよいよ、勧誘タイム!
傍にいたキャラから順番に話しかけていったら、ホッホ→ジロームとジジイが続く羽目に陥った。
しかも二人とも付いてくるらしい。しゃーねぇなぁ!
真っ先にジジイを引き連れてウロウロするとか、ジジ専疑惑を向けられても仕方がない。

冗談はさておき、この場面でのジロームの話はとても良い。
頭の固そうな老人でも、まだまだ変わっていくことができるんだな。
胸に沁みる良い台詞だった。
戦争中は正直ジロームにカチンと来ることもあったけど、終わってみれば全部良い思い出だ。







ムーンブルクヒロインズ(+王)










このムーンブルクの数少ない彩だった、ゼセル!
彼女は一緒にからっぽ島に来てくれるらしい。ワーイ、ヤッターッ!
ゼセル自身も物凄いジャンプ力で喜んでくれる。
これからもよろしくな!
スパイ云々の不安もない楽しい島で、一緒に頑張って行こうぜ!


ゼセルの背中を押してくれた王様にも続けて声をかけてみたけど、さすがに断られてしまった。
そりゃそうだわな。王様が居なくなるとか大問題ってレベルじゃねぇし。
でも王様はキャラクター個人としてはかなり良いキャラだったので、ちょっと寂しい……。

実はムーンブルク編でトップクラスのお気に入りキャラだった。
またいつかムーンブルク城再建設に戻ってこよう。















ゼセルと並び、俺的ムーンブルクWヒロインの片割れだったミト。
彼女も一緒に来てくれるという。とても嬉しい。
そしてアネッサも、もちろんからっぽ島に同行組だ。
ビルダーに憧れながらもそれを隠していた彼女にとって、物作りに参加できなかった日々は相当辛かったんだろうな。物作りに対して強い意欲と興味を示している。フンスフンス。

全員に話しかけ終わって、からっぽ島へと行くメンバーも定まった。
色々なことがあったけど、どいつもこいつも長い戦いを共に乗り越えてきた大切な仲間たちだ。
これからもみんなで楽しく暮らしていこうな!
王様も、いつか遊びに来てくれよな!
プットは帰ってもいいぞ。







バイバイ・ムーンブルク










ムーンブルクに残る仲間たちに見送られて、いざ出航!
ここで気になったのはヤス船長の台詞。
やっぱりヤス船長も、主人公と同じ側の世界の元々の住民だったのか。
そして今までの会話を思い出すに、ルルとモンばあも同じ境遇だったはず。
特殊な形で迷い込んだっぽいモンばあはさておき、ルルとヤス船長と主人公は、オープニングの同じ嵐に巻き込まれた結果、この世界にやってきたのだろうか……?

リックや王様のように『違和感に気付いた、もしくは思い出した』人々は、世界を移動してきたというよりは、平行世界での記憶や知識が宿ってしまった……みたいな感じなのかな?
この世界の仕組みについてはまだ全てがわかったわけでもないので、何も断言はできない。
でもおそらくは、そう遠くないうちに全てが明かされるのだろう。







久しぶりのからっぽ島

シドーの機嫌は治らない










船旅が終わって、無事にからっぽ島へと到着した。
いつものようにルル達が出迎えてくれるのが嬉しい。
久しぶりだな、みんな!
ってかほぼ全員勢揃いでの出迎えか?
なんだよお前ら、俺たちのこと大好きかよ。

賑やかで楽しい空気だが、ルル曰く主人公の顔はムスッとしているらしい。
そしてシドーも、島に着いて早々に、冷たい言葉を吐いてその場からいなくなってしまう。
何も知らないからっぽ島の仲間たちはポカンとしていたけど、ルルは「ケンカでも したんでしょ!」「はやく 仲直りしなさよね!」と明るく笑っていた。


マジに受け取っていないというか、ムーンブルクでの出来事を知らないからこその軽さというか……でも、ルルの言葉が間違っているわけでもない。
全てを聞いた上でも、ルルは同じように「くだらない理由」と断じて、結局「はやく仲直りしなさい」と返すような気がする。
空気が読めないようでいて、ルルは色々と聡い子だとも思うんだよな。

ひょっとして、ルルがキーになるのだろうか?
彼女が居てくれれば、まだ主人公もシドーも、再び歩み寄ることができるような気もする。
逆に言えば、今ここでルルを失ってしまったら、全てが致命的だろうけど……さ、さすがに、そんなエッグい展開はDQBでは起きないよな? な??







どもりまくるジジイ










帰島報告と共に、ムーンブルクで王様から聞いた話をしろじいに打ち明ける。
絵に描いたような動揺っぷりだ……。
全然誤魔化せてない。逆に哀れに見えてくるレベル。

前からそんな感じはしていたけど、やっぱりしろじいは全部知っていたんだな。
黒幕ポジション……ではなさそうな気がするけど、『世界の真実』や『破壊神』について、本当はもっと多くのことに気付いているような感じもある。

結局この場では、しろじいを問い詰める展開にはならなかった。
状況的に、問い詰めたところでまだしろじいも素直に打ち明けてはくれないかな?

不安定なシドーの問題もあるし、猶予はあまり無いような気もして落ち着かない。
だがメインシナリオは、まずは『青の開拓地パート』を挟むことになる。
正直、そんなことできる精神的余裕は無いんだけども!