FGOイベント セイバーウォーズ2~始まりの宇宙へ~ プレイ日記01 コメディ極振りと見せかけて、たぶん伏線まみれ




数年ぶりにセイバーウォーズが帰ってきたぞ!

復刻もあったのでわかり辛いけど、セイバーウォーズシリーズ新作としては超久しぶりだ。
えっちゃん体験クエストやXXの登場でサーヴァント・ユニヴァース自体に触れられることは度々あったけど、ガチのマジでサーヴァント・ユニヴァースが冒険の舞台になるのはFGOでもこれが初となるはず。

『サーヴァント・ユニヴァースって要するに何?』という疑問に対する答えを、ついに得ることができるのか……!?
私は「得られない」に10QP賭けると言いたいところだったが、早々に雲行きが怪しくなってきた。
このイベントシナリオ……ハチャメチャな内容と雰囲気で誤魔化されそうになるけど、結構重要な話とか伏線とか語られてない?
どこまで本気で受け止めればいいのか、それとも聞き流せばいいのか、よくわからねぇ……!
でも……きのこなんかに負けないッ……!

 





※本記事では1.5部サーヴァントの真名を表記しています







いつかどこかの1.5部カルデアで

休息日










何気ない日常の一幕から物語は始まった。
トレーニングに励む主人公、食堂で働いたりお茶の用意をしているサーヴァントたち……。
なんてことない「とある休日」の様子がそこにはあった。
某弓兵はいつも食堂に居ないか? 食堂背景での登場しか最近見てない気がする。

ここでひとつ気になるのは、背景が第一部(1.5部)仕様な点。
今回のイベントは【終局特異点クリア】が前提条件らしいけど、最近のイベントのように背景を「1.5部ver」「2部ver」に分ける設定は設けていないようだ。
そもそも今回のイベントそのものからしてフワフワ時空かつ「あったかもしれないしなかったかもしれない」特殊な時間軸にあるっぽいので、2部開始後『ではない』方が自然ってことかな。







セイバー顔、桜顔に続いて、ついに凛顔も……










まさにイシュタルの話をしていた最中に、突然屋内に現れた『黒いイシュタル?』
主人公もマシュも「イシュタルが着替えている」と思い込んで、当たり前のように接してしまっているけど……どう考えても別人です本当にありがとうございました……。

ところでこの『黒いイシュタル?』さん、まだ詳しい事は何一つわかっていないけど、登場したてのキャラクタービジュアルだけの時点でも色々と気になることがいっぱいあるなぁ。
髪の内側(インナーカラー?)が真っ赤な点にはEXTRA系列の匂いを感じるし、身体にピタッとしたスーツ?みたいな服の紋様にはエクステラ方面の気配を覚える。
頭に六個ほどツノ?っぽいものがあるけど、これは自前か? ファッションの一部か?
何もかもよくわかんねぇけど、通常イシュタルともエレシュキガルとも遠坂凛ともちょっとずつ違う、ローテンションでクールな感じが新鮮でイイ。かわいい。















現状の深刻さは後になって判明してくるけど、さしあたりこの場では勘違いする主人公・マシュコンビと、こっちはこっちでビミョーに勘違いしている『黒いイシュタル?』とのすれ違いコントみたくなっているのが傍から見ると愉快。アン〇ャッシュじみてる。

結果的にはツッコミ皆無のまま、『黒いイシュタル?』だけが色々と気を揉みつつも彼女&主人公はどこかへと転送されていった。
最後のギリギリまで、穏やかに朗らかに見送ってしまうマシュがかわいいけど暢気すぎてワロタ。







開眼気絶後輩










本物のイシュタル&エレシュキガルが部屋に着いた頃には時すでに遅し。
女神二人揃って慌てたり、ようやく事態を把握したマシュが倒れたり、色々あったけど……さしあたり、今の彼女達には干渉できない『地球外』へと主人公は誘拐されてしまった。
女神パワーで本気を出せば、サーヴァント・ユニヴァースへの介入は可能なのだろうか?
現状、通信の類すら出来なさそうなんだよな。
カルデアからの救助が届かないとしたら、どうやって帰るんだ? 誘拐犯の恩情に期待するしか方法はないのか?
もうワッカンネ! 笑うしかねぇや!

そんな場合じゃないけど、久々にシナリオ内で慌てているエレシュキガルが見られたのはちょっと嬉しい。
イシュタルとエレシュキガルが並んで登場って、超久しぶりじゃないか?
来年あたり、水着エレシュキガルも来てほしいな~。







蒼輝銀河誕生の謎を追え

壮大なオープニング










そして始まる、宇宙ではお約束の文字組……。
『この』演出って、ありとあらゆる娯楽作品で年イチ以上は目にするよネ。

書かれていた内容は、ちょっと何を言っているのかわからないことだらけで、初見時は読んでいる端から頭から零れ出てしまった。
書く側も理解させる気がないとしか思えないな!
でも悔しいので、できるだけ理解できるよう、改めて読み解いてみる。
できらァ!




●2ヵ月16日間、蒼輝銀河(サーヴァント・ユニヴァース)を支配していたDR(ダーク・ラウンズ)帝国は、Xの手で滅びた。
●炉心である聖剣が失われ、首都兼時空切り取り装置【セイバースター】は10重連ブラックホールに沈んだ。

●上記ミッション達成の陰にはえっちゃんの犠牲があった。
●DR帝国皇帝候補だった彼女は正義の心と騎士の誇りに目覚め(?)、Xとの一騎打ちの末に【セイバースター】と共に帰らぬ人となった。

(以上、EP04まで)




●帝国の影響で、宇宙支配への野心を持つ者が増えた。あいつらに出来たならうちらも出来るかも的な。
●例1:宇宙平和のための秘密組織・銀河警察。
●例2:銀河ハイウェイを有料化し、スペース通販会社を設立。
●例3:名誉欲を刺激する偽りの支配階級を作った組織。

●「セイバーであらねばサーヴァントにあらず」「バッヂを付ければセイバーになれる」風潮が銀河の流行になり、偽りのセイバークラスが大量に生み出された。
●後に『セイバーバッヂのせいで宇宙消滅危機』と呼ばれる戦いの始まりだった。




……ヨシ!
頑張って読み直して整理した甲斐あって、ちょっとだけ理解力が増したぞ。たぶん。

さしあたり気になるのはえっちゃんの無事だなぁ。
「帰らぬ人」と書かれていたけど、何事も無かったようにそのへんで元気に過ごしているような気もする。
せっかくの機会だし、一度えっちゃんの体験クエストを読み直すべきかもしれない。







囚われの主人公





なんだかとってもSFチックなマイルーム風味の部屋にて、軟禁状態になってしまった主人公。
もはや脱出することも、誰かに救援を求めることも出来ない。『誘拐された』事実を、主人公はようやく自覚できた。
だが相変わらず主人公の反応はのんびりしている。
トラブルに慣れ過ぎたせいで、精神が異常になってない?
ガチムチメンタルか? 悟りの域か?















独特なペースの主人公に、相変わらずテンポを崩されつつも、わりと丁寧に接してくれる『黒いイシュタル?』。
彼女は自身を、秘密結社スペース神陰流総統にして宇宙最強剣士アシュタレトと名乗った。

気になることが多すぎて、もうどうしたらいいのか……。
主人公程ではないけど、「あ、うん」くらいの気分で対応することしかできない。
ちょっと頑張った感のある名乗りだったので、もっと驚いてあげたいのは山々なんだけど。

……っつーか、剣士? 剣士なの?
確かに日本刀を帯びている。しかも複数。ここ最近水着鯖の間でも大人気な要素だ。
てっきりアシュタレト(≒スペースイシュタル?)はアヴェンジャーなのだと思っていたけど……。
セイバークラスが流行中って噂だし、その関連で帯刀ブームだとか……?







意外と楽しい生贄生活










軟禁生活は数日続いた。
その間、毎日のようにアシュタレトが様子を見に来てくれて、色々と話をしていってくれた。
なんか……この人、思っていたよりヌルいし優しいな。
むしろ予想通りヌルいし優しいと言うべきか?
なんつっても、遠坂の系列だからな~。遠坂凛に連なる者に、ガチ悪役は不向きな気はする。
そのあたり、妹さんとは基本的に魂の在り方からしてベクトルが違う。

『生贄』である主人公を安全に保持する目的があるのだろうけど、酸素や栄養に気遣ってくれたり、暇つぶしにネサフとアマゾヌ通販を解禁してくれるアシュタレト。
充実しすぎている……。サイコーの環境か? もうここで永遠にNEETしたくなってくるレベル。

通常遠坂凛や連なる鯖とは違って、アシュタレトはあまりツンツン・ツンデレしない。
基本的にダウナーな感じで、目も据わっているし声も荒げない。ポンコツがチラ見えしてしまっても、スンッと誤魔化す。
なんか……良いな……。早くもアシュタレトのことが結構好きになってきたな。
「アシュタレトを好きになれ」というライターきのこの洗脳を受けている自覚はあるし、抗いたい反骨精神もあるのだけど、ズルズルと好きになっていっちゃう……。チョロプレイヤー也。









生贄にすぎない主人公にも、アシュタレトは意外と色々なことを教えてくれた。
アシュタレトは『マスター』を触媒に、『究極のセイバーになる』ことが目的。少し後には、『究極の神霊系サーヴァント』といった言い方もしていた。
サーヴァント・ユニヴァースは全ての人類がサーヴァントであるため、『マスター』という存在が既に失われている。だからこそ、わざわざ別宇宙にまで跳んで、主人公を誘拐したワケだ。

また、例のオープニング演出で語られていた「セイバーになれるバッヂ」こと『セイバーバッヂ』の元締めこそが、彼女の率いるスペース神陰流だということも親切に語ってくれる。
大流行のお陰でスペース神陰流はボロ儲け。ユニヴァースの秩序はガッタガタ。

うーん……今のところ、どこまで真剣な事態なのかはよくわからない。
サーヴァント・ユニヴァースのノリがノリなので、マジなシリアス気分にはなり難いんだよなぁ。
でも今回ばかりは、そんなに油断してはいけないような気もする。なんとなく。