FGOイベント セイバーウォーズ2~始まりの宇宙へ~ プレイ日記10 善の父娘、悪の父娘




前々から思っていたけど、過去編が描かれたことで、いよいよSイシュタルが「ほぼ遠坂凛」みたいに見えてきた。
イシュタル要素、名前と女神成分くらいしかなくないか?
まー女神成分はシナリオ的に重要ではあるのだけど……それにしてもこのオンナ、メッチャクチャ遠坂である。
そりゃ魅力的に決まってるし、好きになるに決まってんじゃん(ナゲヤリー)って感じ。

もっとも『素のイシュタル』が描かれる機会があまり無いので、遠坂イメージに引っ張られるのは仕方がないとも思う。
そのあたり、Fakeの今後にもちょっと期待している。あれも特殊事案なので、『素』と言い切れるものではないかもしれないが、色々な側面が見られるのはともかく楽しい。
あと単純に、Fakeが作品として楽しい。面白い。

 





※本記事では1.5部サーヴァントの真名を表記しています







半身同士の戦い(未決着)

認められない相手





宇宙大怪獣バトルはアシュタレトの勝利で終わった……っつーか、ダメージを与えられないのでどうしようもなかった。システム的には引き分けだけど、負けたようなものだ。
アシュタレトは改めてSイシュタルに敵意をぶつけてくる。
半身相手にはピリピリしがちなFateガールズ。Sイシュタルとアシュタレトもその例に漏れず。更に言うとガールに限らない。

どうやら彼女たちはお互いに、「半身が存在する」ことを今まで知らなかったらしい。
女神であることは自覚していても、半身として分かたれていることは教えられていなかったようだ。
トキオミは話す時間が無かっただけかもしれないけど、ムネノリはあえて今まで伏せていたのかな?







【マスター】を獲得するのはどちらなのか





Sイシュタル相手には絶対零度な対応をするアシュタレトだけど、主人公に意識を向けると、ふっと目元が柔らかくなる。
相変わらず主人公のことを生贄扱いしているし、口では冷酷なことを言っているけど……どこまで本気なのだろう?

彼女はどう見ても主人公に甘い。
まだアシュタレト自身も気付いていないのかもしれないし、信愛や執着を抱いているとまでは、まだまだ言い切れないかもしれないが、他の者に対する時とは明らかに空気の温度が違う。















アシュタレトの転移には時間制限があったらしく、きちんと話も出来ないままに彼女は再度ワープして消えてしまった。
結局、顔合わせしただけで終わってしまったな。
あとは『アシュタレトの力がなければ、主人公は元の世界に戻れない』事実も再確認できたか。だろうとは思っていたけど、目的がハッキリしたのは良いコトではある。

今回は正しく決着をつけるまでには至らなかったが、マスターの支援抜きだと、現時点ではアシュタレトの方が圧倒的に力が勝る。
それに加え、アシュタレトの陰気で偽悪的な言動が、Sイシュタルにはともかく気に入らない様子だった。
アシュタレトも同様だろう。『自分に近い人物を否定する』のはお約束。







14歳の誕生日の記憶

Sイシュタルとトキオミの絆










【アシュタレト】という半身が発覚したことで、改めてSイシュタルは彼女自身の記憶と知識を主人公に打ち明けてくれた。
前回のビデオレターで明らかになった事実が更に補足されていく。
教授が古代神殿で発掘した『女神の核』。教授を支援していたスペース神陰流が求めていたもの。善と悪の半身。トキオミ教授とSイシュタルは、血の繋がった親子「ではなかった」こと……。















改めて驚いたのは、全てを話し、知る立場にあった教授が、Sイシュタルにもきちんと想いを伝えられていた点だ。死の間際だったけど、きちんと話ができたんだな。
最期まで娘への愛を最優先に語っていたトキオミ教授は、とても素晴らしい父親だった。十分な時間も余裕も無かっただろうに、Sイシュタルに大事なものをちゃんと遺せていたように見える。
歴代のトキオミでも一番立派な父親じゃないか……!?
トキオミシリーズの評価も爆上げですよコレ!







父、娘










Sイシュタルが変に拗れることなく育ったのも、全ては父親の愛のおかげだろう。
最期の言葉が誕生日を祝う一言だったという、それだけでも、Sイシュタルの心はずっと救われたはずだ。

壮大な設定と正体を背負い、半身という複雑な存在まで発覚し、色々とヤバい気配がプンプンしてきているけど……Sイシュタルは、爽やかに笑っている。こんな状況でも笑顔になれる、そういうオンナだ。
良い娘に育てたなぁ、トキオミ!
もちろん本人の気性や気質が一番デカいだろうし、あとはジェーンの存在も大きかったんだろう。【ゼンジョー】に来る前に語っていた雰囲気からして、トキオミの死で凹み切っていたSイシュタルの背中を押したのはジェーンだったようだし。


何にせよ、Sイシュタルについては心配なさそうだ。
もっと重い事態になるのではと不安視していたので、その点は杞憂だったと今は思えている。
Sイシュタルはこの通り、心も体も完全に『陽』の側だ。遠坂シリーズ筆頭ともいえるような、光の中に生きる真っ直ぐな女だ。
……そういう意味では、アシュタレトの方が心配だな。










『もし時臣が生き残っていたら、遠坂凛は典型的な冷血魔術師に育っていただろう』というIFが語られたことがあるけど、アシュタレトの境遇は、そのIF遠坂にちょっと近いようなイメージだ。
たとえ典型的な冷血魔術師に育っていたとしても、遠坂の中に『遠坂凛』としての確固とした光が失われなかったように(※以上妄想)、アシュタレトの中にもきっとそういったものがあるのだと思う。
アシュタレトとて最後には、冷血な判断ではなく人間的な『心の贅肉』っぽいものを、うっかり垣間見せてしまう人である気がする。

だが……アシュタレトの場合、家族環境や境遇や人生的に、そう簡単に光側へとは変われないようにも見える。
ムネノリはおそらく、教授から奪い取った『半身』を悪の総統として育てた。たぶんそれは間違いない。最初からムネノリはそのつもりで、全ては計画通りだったんだと思う。
でも、今までのムネノリとアシュタレトのやりとりは、意外とほのぼのしていて、楽しそうで、親子としても「これはこれでアリ」な雰囲気で……そんなに酷いものではなかったのではないか、とも思ってしまう。

トキオミ・Sイシュタルとは色々と違っていても、ムネノリ・アシュタレトとて、長い時間を共に過ごしてきた親子関係に変わりはない。
同じような悲しい別れや結末は……できれば、あまり見たくないなぁ。難しいかなぁ。







再び星の海へ

早々にまたピンチ





今回の事件の根幹や結末も、少しずつ見えてきた。
いよいよ物語も終盤に突入だ!

……とその前に、またも遭難タイム。
今回は食料が尽きるタイプのガチなピンチ。特にX師匠が大ピンチ。
(あとになって、識別コードに「BENI」が混ざっていることに気付いた)










緑に覆われたコロニー、スペースダイナー【グリーン・■■■キッチン】
スペースダイナーといえば、Sイシュタルたちと出会ったテキサスの酒場を思い出す。
そういえばあの店で「カルデア食堂の味がする」みたいな話をしていたのは、なんだったんだっけ?

今回は今回で、X師匠は「イヤな予感」だの「過去の爆弾」だの、不穏な言葉を並べまくる。
X師匠の直感は当たるのでイヤだな~。そんなにシリアスなタイプのピンチではないとも思うけど……。







互いを否定しない道










ただでさえ世界観ハチャメチャなのに、空腹で更に弱っているX師匠。
そんな彼女の口から出た『えっちゃん』の名前から、ふとSイシュタルとアシュタレトにも関わる話へと発展していった。

たぶん、Xの指摘は正しい。
彼女のアドバイスをSイシュタルが聞き入れてくれれば、最悪のケースだけは回避できるかもしれない。
今度こそ、半身であっても分かり合える道を選び取れるかもしれない……。

……って、こんな静かでシリアスな空気で『えっちゃん』を語るってなると、アレってマジなの?
まさかマジでえっちゃんは死んでしまったのか?
えっ、ウソ。ウソやろ!?
「死んだ(扱い)」じゃなかったの!!??