FGOイベント いみじかりしバレンタイン プレイ日記04 気付けばプチハーレム




リアルバレンタインは終わったが、俺たちのバレンタインはまだまだ終わらない。
来たぜ、バレンタインのその先に……!

 





※本記事では1.5部サーヴァントの真名を表記しています







謎はまだ解けず

夢の持ち主は誰なのか





今回、唯一の同行鯖である紫式部。
彼女は主人公にとっての味方であり相棒であり、この世界で確実に信頼できる唯一の人物でもあった。
……けど、主要な登場人物の名前が片っ端から源氏物語に被っているあたりで、「ん?」という感覚もあった。

『この夢は、誰の夢なのか』。
その疑問に改めて行き当たり、紫式部自身の見解を聞くと、少なくとも彼女は自分のものではないと言い切った。
犯人が犯行を記憶しているとは限らないけど、「私は決して、このような世界は望みません」というのは正しいだろう。

っつーより、このような世界を望む理由がそもそも思いつかない。
チョコレートによる圧政を強いた街を作り出して、得られるものなんてあるのか?
非モテの憎しみをかき集めて聖杯を汚すとか……? ウーン、冬木再来。







塩な紫式部も新鮮でイイ










ガチトーンで話し合っていても、なぎこさんが混ざろうとすればこの塩対応である。
笑顔で拒否る紫式部、サイコーかよ。そろそろ彼女も慣れてきたというか、なぎこさんを受け流すのが巧くなってきた感もある。興奮しすぎず、サラッと拒絶したりツッコんだりするのが上手になってきた。

このコンビの『噛み合わなさ』、クセになるよなぁ……とキモオタワイはニヤつく一方だったのだけど、他でもないなぎこさん自身は若干気にしているっぽくもある。
相手の感情を気にせず能天気にグイグイ行くタイプのようでいて、繊細な部分もあるのかな?
少なくとも、パッと見の印象ほど『空気が読めない』わけではないのだと思う。空気や感情を細かく読み取れなければ、そもそも枕草子のような作品は生み出せないだろう。







第三の区画

二次元に夢中な女達





やってきた新たな区画。今までの区画とはやはり空気は一変し、様子も大きく異なった。
このあたりでは現在、『英☆雄☆彼氏』なる創作物が大人気。現代に蘇ったイケメン英雄・偉人たちが集い、学園内で繰り広げられる青春ストーリーに市民たちは夢中になり、リアルな男にまったく目を向けなくなっているのだという。

こうなってくると、非モテがどうこう以前に“チョコレートを貰えるモテ”さえ生じない。
チョコレートの行き来自体が存在しなくなるので、男たちは全員が三等市民化で強制労働行になってしまう。
行きつく先は女しか居ない世界? なんちゃってアマゾネス?

リアルに目を背け、二次元に傾倒する女子だらけの区画……。
こんな土地を作り出し、統治する管理者とはいったい何者なのかッ……!















チェンジだよ!!

源氏物語うろ覚え勢な俺でもわかるよ。
いや、おっきーはおっきーで可愛いし魅力的だし大好きだけどね?
でもこれはチェンジだよ。しゃーない。







リア充撲滅思想










チェンジされそうになるわ髭黒に真意を論破されるわ、踏んだり蹴ったりなユウガおっきー。
さすがにちょっと同情するな……。
気付いても、口に出して良いことと駄目なことがあるでしょうが!
そこは空気を読んで、濁してあげなさいよ!
他でもない非モテ代表髭黒には気付かれて、キラキラモテ女子代表なアオイちゃんには「ヒゲ。わからないから説明して」と全然察してもらえないあたりに、二重の悲しみを感じるぜ……。







愛される作品とは

未完





ブチ切れユウガオは綺麗にぶっ飛ばされ、これにて一件落着。
でもせっかく人気になった創作物を強制終了ってのは、消費者側としてはなんとなく納得し辛いものがあるな。
純粋に自ら手に取り楽しんでいた市民も中には居たんじゃないか?
管理者権限を行使していた面もあったのだろうけど、基本的には実力で人々を引き付けるものを作り出したユウガおっきーは凄いと思う。







作者の想い










作者都合で終了となった『英☆雄☆彼氏』は、このまま忘れ去られていくかもしれない……。
そんなことを憂うユウガおっきー&紫式部に対し、なぎこさんは「なーに、落ち込んでんだ!」と笑う。

同じ創作者側の人間として、ユウガオを慰めるなぎこさんの言葉には重みがあった。
しかし彼女はユウガオや紫式部とは違い、既に執筆活動を引退した身でもある。










以前に紫式部と共有した疑問を、改めて本人にぶつけてみたが……結局この場は、茶化されて終わってしまった。
まだまだ、そこに踏み込む権利は持たないということだろうか? 簡単には話せないくらい深い事情と意味があるのだろう、というのを再確認させられた。

なんとなく予想できなくもないけど……確証がない以上、まだ言うべきでもない。
引き続き、なぎこさんの言動に注視し続けよう。一度誤魔化されたくらいで引き下がる我々ではないぞ。







第四の区画

やめたれ










新たな仲間ユウガおっきーを加え、ギャルハントの旅は続く。
次の区画は今までよりも薄暗く、なんとなく滅入る雰囲気の土地だった。
住む男達も今まで以上に覇気や輝きを感じられない……と思ったら、このあたりは区画で迫害された非モテ男たちが作り出した隠れ集落だったらしい。
彼らを統率する長老は彼女いない歴イコール年齢。そんなに。……とか、そんなこと言うなよ! そういうこともあるだろ! 人それぞれ、人生イロイロじゃんか!!







更に残酷な世界





非モテが恐怖する管理者が早くも登場。
外見はアビー、名前はムラサキ。ついに(源氏物語の)メインヒロイン登場か……!
でも、アビゲイルはギャルっぽさもパリピっぽさもあまり感じない。
後になって気付いたけど、オボロ&ムラサキは1.5部のセイレムコンビでもあるな。ちょっと懐かしきセイレム。

今回のイベントサブタイトルは『紫式部と5人のパリピギャル軍団』だったワケだが、パリピギャルとやらに清少納言を含めるならば、なぎこ・アオイ・オボロ・ユウガオ・ムラサキ、で5人揃ったことになる。
そろそろ打ち止めか? もしくは清少納言は別カウントで、最後の一人かつラスボス黒幕な5人目が登場するのだろうか。















見た目はとても可憐で弱々しいムラサキだけど、口から出る言葉は凍傷になりそうなほど冷たくて痛い。
じ、地獄絵図ッ……!
今までの区画もそれぞれ悲惨なところはあったけど、最も酷いのはココかもしれない。
無垢な幼女に異能紳士扱いされることに興奮する特殊性癖の持ち主でもなければ、生きていけるとは思えない……!