イブニクル プレイ日記02 いきなり新婚さん
街の中を自由にウロつけないのはちょっと残念だけど、昔ながらのフィールドマップが存在する雰囲気はかなり好み。
やっぱりフィールドマップ! フィールドマップだよ!
街の間を“街道マップ”で結ぶ仕様が近年のRPGでは主流な気がするけど、地名が全然憶えられないしワクワク感もない……と個人的には思う。
でもよくよく振り返ってみたら『フィールドマップを飛行船等で自由に駆け回れるタイプのRPG』って、もう10年以上前のスタイルだったりするのか……?
よくてPS2、下手すりゃPSの時代か?
……好きなんだけどなぁ。哀。
※アリスソフトの他作品のネタバレを含む可能性があります
街探索ぶらり旅
初めてのレベル屋
初めての街のお約束として、施設を片っ端から回り……台詞が全部既読になるまでウロつき……お楽しみとして取っておいた施設、『レベル屋』に初訪問!
担当はどんな人かな~とワクワクドキドキしていたら、想像をはるかに超える上玉が現れた。
こ、これは……! かなりの高ランク!
外見だけならメインヒロイン級だ!
性格は若干難アリな気配が無いでもないが、腹黒そうなサークルクラッシャー系美女に振り回されるのも、それはそれでアリ。サー(略)は単なる予想。
彼女の名はソラさん。今のところは直接対面できたわけではないが、いつかどこかの街で会える時も来るだろう。
ランスシリーズではレベルが上がると「ご褒美」を見られることが楽しみのひとつでもあった。
本作にも似たようなシステムがあるのかな?
何にせよ、楽しみにしていよう。こまめにまた来ます!
街の人々
アベルの街やその周辺をウロついていると、知り合いもどんどん出来ていく。
先日会ったリッシュやラミアスとは違い、このあたりのキャラクターは序盤限定のサブキャラクターだろうか?
でも立ち絵まで用意されているあたり、今後の再登場もあり得るのかな。物語超序盤故のサービス、という可能性もあるけど。
この眼鏡美女はコルピス。田舎に住む、地味だけど可愛いってタイプの女の子だ。
こういうタイプは豊満なパターンが多いけど、服の上から見た限りはそれなりかな……と、婚約者がいる女性に対して不埒な目線を向ける。〇ルピスは俺も大好きです。去年は自分の中で大フィーバーが起きて、毎日浴びるように飲んでた。ランスのリアのカーチャンも確か〇ルピスだったし、ランクエでの聖歌隊もそんなんだったし、〇ルピスネタは多いな。
序盤の眼鏡っ子枠というだけで先行きがちょっと心配になるけど、とりあえず初登場時点のコルピスは穏やかな田舎生活の中で幸せそうに暮らしているようだった。
そしてもう一人、ベタな冒険者っぽい風貌なヤラセという男とも知り合った。
一歩違えば正統派主人公な雰囲気にもなりそうなんだけど、そこはかとなく“残念”な気配も漂う。
悪い奴じゃなさそうだけど、良い奴ってほどでもないのかな……ってのが、この時点での印象だった。
一般的な価値観なのだろうけど、孤独騎士とあだ名を付けられているラミアスを軽視しているのも、ちょっと感じが悪い。
そんな彼からは、更にいくつかの一般常識を教えてもらえた。
「エデン王国に、零騎士の称号を持つ者は三人しかいない」「アーサーの悲劇で武勲を立てた英雄」……か。
田舎で起きた大事件
ラミアスの味方が少なすぎる
軽い気持ちでdisられがちなラミアスの不運は続く。
……いや、今回の場合、最も不幸なのは誘拐されたコルピスか。
アウトローに攫われてしまったコルピスを助けるため、単身で動こうとするラミアスだったが、もちろんそんなのを見過ごすことはできない。
断られたりなんだかんだあったけれど、結局アスタリスクはラミアスを追うことになった。やっぱ主人公はそうじゃなきゃ。
主人公・アスタは欲望に忠実すぎる上にオープン過ぎる男ではあるが、その思想の方向性自体は人として健全なので好感は持てる。
一方、案の定ヤラセは同行を嫌がり、コルピスの婚約者ギニューもラミアスに八つ当たりすることしかしなかった。
こ、こいつら……。これが一般的な感覚なんだろうって一応フォローは続けるけどさぁ!
もうちょっとプレイヤーの好感度を上げる言動ができねぇのかよ!
コルピスの結末
リッシュと再会したり、ぷちハニーを利用して作られた『ピカリ玉』の痕跡を見かけたり……。
現時点ではよくわからない色々な出来事が起きつつも、最終的にはラミアスを助けてアウトローのボスとバトル。
もちろん問題なく勝利はできたが、コルピスについては、ある意味では手遅れな結果になってしまった。
ひとつ救いを見出すなら、絵柄がホワッとしているので凌×シーンでもあまり惨い感じにならないことかな……。
誘拐された時点で「あっ」という感じだったし、覚悟はしてたので驚きはない。ただコルピスを哀れだとは思う。
悲惨だったのは、むしろ事件後の周囲の視線の変化の方かもしれない。被害者であるコルピスに対し、周囲の環境は事件前と後では一変してしまった。
うーん、これは……。前回にも抱いた「世界観への違和感」が再燃する。コルピスの件はわかりやすく、そんな感じだった。
自発的に罪を働いた者が罰を受けるだけならまだわかるけど、被害者に過ぎないコルピスさえそんな目に合うのはやはり変じゃないか?
いや、もっと言えば、他のアウトローたちにも、加護を失うような行為に及ばずにはいられない特殊な事情があったりするのかもしれない。
少なくともコルピスの件については彼女に非は無いだろうし、被害者な彼女が罪人のように扱われて、婚約者ギニューにすらそういう視線を向けられてしまうのはモヤモヤするよなぁ。
そのモヤモヤが、今後の物語のキーになっていくような気がする。
最初のお嫁さんは意外な相手
コルピス事件から派生した事件がもうひとつ。
エ□ゲのような危機に陥ったラミアスを助けるべく、彼女と結婚することになってしまった。
……こう書くとナンジャソリャって感じでもあるけど、それ以外にマジで理由は無かったんだから仕方がない。
はっきり言ってまだお互いに知り合ったばかりだし、ほぼ何も知らないに等しい。
相手には好感を持っているし、少なくとも主人公は女好きなので拒否する理由などなかったけど、命の危機でさえなければ即結婚に至るほどの関係ではなかったと言っていいだろう。
彼らの関係は、むしろこれから深めていくものになる。
『結婚から始める恋愛』って感じ? これはこれで興味深い。
婚姻状況画面で出てくるラミアスのSDイラストが可愛い。
今は「1人まで!」表記なので、今後はストーリーの進展に合わせて制限が変化していくのだろう。
最初の目的だった双子姉妹は少なくとも嫁に迎えるべきなんだろうし……最低あと二枠ってだけでも大変そうだ。
そもそもラミアスは恋愛事に不慣れなようだし、主人公アスタとて女性とのマトモなお付き合いには詳しくない。
お互いに恋愛初心者っぽさは共通しつつも、ラミアスが実はむっつりス〇ベでもあり、エ□方面の反応が似た者同士なところも予想外に相性が良いようだ。
てっきり『最初のお嫁さん』はリッシュになるだろうと思い込んでいたので、この展開は予想外だった。
でも、こうして成立してしまえば、むしろラミアスは『最初のお嫁さん』にピッタリだったようにも思える。
他人の介入も少なく、彼らなりに結婚生活と関係をちょっとずつ進めて構築していく感じは、見ていて甘酸っぱくてムズムズする。
新婚って……眩しいな……!