FGOイベント アイアイエーの春風 プレイ日記02 最初に言いだしたのは誰なのかしらん




今回の面子、やけにしっくり来るな……と思っていたけど、そういえばイアソン&オリオンというコンビ自体が第二部第五章で共に行動したばかりだったっけ(※今更)。オリオンがぬいぐるみ形態なので、すぐに連想できなかった。
オケキャスやゲオルギウスはもちろん、アルジュナも今回のパーティメンバーにちゃんと馴染んでいる。良い意味で前に出過ぎず、物語のサポーターを務めつつもたまにボケた一面を見せてくれて、面白い立ち位置だ。

 





※本記事では1.5部サーヴァントの真名を表記しています







揺れる大魔女心

幕間では強気なことを言ったりもしてたけど










浜辺に流れ着いていた謎のヘルメット男の正体を探ることもなく、ソッコーでその場から逃げていったキルケー。
その心は……まぁ、かなり複雑なようだった。
キルケー自身も、自分で理解しきれていないというか、気持ちを整理しきれていない感じだ。
『英雄の中の英雄ともいえる男なのだから、いつかは必ず再会の時が来る』と覚悟はしていたようだが、まさかこの場所このタイミングとは予想できるはずもない。
聖杯に願うほどの相手だからなぁ……。















混乱はしていても、彼女の今のマスターは主人公だ。主人公に対してイソイソと見栄を張ろうとする様が健気で抜けててカワイイ。
ともあれ、キルケーが“彼”と知り合いだったことで、その真名はすぐに明らかになる。
……そういえば、漂着時の彼は自分の名はまだ名乗っていなかったっけ。その理由もこの後に発覚するのだけど。







ホロウのライダー過去話を思い出す演出










トロイア戦争で生き残った英雄にして冒険家、オデュッセウス
かの戦争ではトロイの木馬を考案したことでアカイアを勝利に導き、妻の元に戻るために多くの困難と冒険を乗り越えていった男。
言ってしまえばオデュッセウスにとって、キルケー及びアイアイエー島での出来事はその「困難」や「冒険」のひとつだった。

それでも、キルケーにとっては運命の出会いであり、今でも残る大きな心の傷でもある。
なんでもできるけど本当は寂しがり屋な彼女が、一目見て気に入った“鉄のような”船長……。
心の整理は済んでいるとキルケーは言い続けていたけど、そんなに簡単に割り切れるものではないのだろうということは、ずっと前からわかっていた。

幕間やマテリアルでも触れられていたし、いつかは向き合う日が来るのだろうとは思っていたが……しかし、まさかホワイトデーイベントとはな……。
アトランティスでワンチャン再会かと思いきや空振りで終わっていた分、なおさら衝撃がデカい。
キルケーにとってのオデュッセウスは、どうあっても避けられない問題であり特別な存在だ。
座の本体には記録しか戻らないとしても、カルデアに召喚された今の彼女が、どんな結論に辿り着いてどんな選択をするのか……ぜひ、最後まで見届けたい。










最終的には何らかの結論に達するのだろうけど、今の彼女は再会したてのショックでテンパるだけの恋愛ザ〇に過ぎない。
ここで意外とそれっぽいことを言うオリオンにはワロタ。さすがは恋の狩人! ギリシャ一のモテ男ってか! ヒューヒュー!
実際問題、今回のパーティー内には男女関係や恋愛問題について良い意味で得意そうな面子が少ないので、オリオンはかなりマシな方だろう。一応両想いでラブラブだし。







アイアイエー島での新たな冒険

 

記憶のない男








感情にリミッターをかける暗示までかけたキルケーと共に、オデュッセウスらの待つ浜辺に戻る。
……と、ここで新事実発覚。彼は記憶を失っていた!
微小特異点ではよくあるトラブルだ。サラザールことメカクレスキー氏もそんな感じだった。
遡ればステイナイトの弓兵が元祖ともいえる。記憶喪失は鯖の華。

ただし今回は召喚時の歪みや特異点由来の問題ではなく、『魔術による記憶の封印』だと思われる。キルケー直々の診断なのでまず間違いなさそうだ。
意図的にオデュッセウスの記憶を奪った“何者か”……黒幕が、この島に潜んでいる可能性は高い。その人物が微小特異点発生の原因かはわからないが、おそらく関係はしているのだろう。















犯人について、「俺自身だという可能性もある」と自ら申告するオデュッセウスは冷静だな。そういうことを言える奴は、むしろ信頼できる。この発言だけですぐに好感を抱いてしまったチョロ俺。
記憶を失っていても、ギリシャに名高い知将としての知性や精神面の強さはそう変わらなさそうだ。

何にせよ、彼を放っておくわけにもいかないし、オデュッセウス含めた全員で行動して特異点解決を目指すことで話は纏まった。
キルケーがそわそわツンツンしている以外に、さしあたっての問題はない。
……感情のリミッター、ちゃんと出来てる? 暗示に成功した上でコレ?







汎人類史のオデュッセウス










実際に島の探索を開始した後も、キルケーの態度はあまり変わらない。
ふとした瞬間には、必要以上にオデュッセウスに対して冷たく当たる。その様はさすがにどうかと、アルジュナ&ゲオルギウスにも注意されてしまう始末だ。
真面目な正論コンビはもちろん、フラットな目線に近い第三者イアソンにさえ言われてしまうあたり、やっぱりキルケーの態度は適切とは言い難い。まぁキルケーの複雑な気持ちもわかるので、ある程度は理解してあげたいけど……。

と、思ったら、まさにオデュッセウス本人がキルケーをフォローした。
フォローする意図があったというよりは、オデュッセウス的には本心でしかないのかもしれない。
器がデカいなぁ。そういう懐の広さと、素で他人を守れる強さとに、数々の女性たちは惹かれていったんだろうな。
キルケーもその一人だったのかもな~とか今は言わない方がいい。たぶん。










まだオデュッセウスとは知り合って間もないし、そもそも彼は記憶を失っているようなので、正確に把握できたわけでもないけど……短い間でも、アトランティスで出会った『異聞帯のオデュッセウス』とはかなり違うことがわかってくる。
汎人類史と異聞帯のサーヴァントでの差異の大きさは鯖によって違うっぽいけど、オデュッセウスはわりと大きく異なるタイプのように見える。
そもそも異聞帯のオデュッセウスは、「笑う」イメージさえ無かったなぁ。

同じ“鉄のような男”でも、汎人類史は強く頑丈だけど時にしなやかな雰囲気だけど、異聞帯の方は温度皆無のキンキンに冷たい金属って感じだった。
どっちも敵に回ると怖いし手強いだろうけど、印象としては結構違う。