FGOイベント 『Fate/Requiem』盤上遊戯黙示録 プレイ日記06 冥路の先で出会うもの




ボイジャーが第一第二と第三再臨で外見年齢が変化することに今更気付いたワイ(遅)。
宝具演出を考えると第三が胸アツだけど、エリセと並べるなら第一第二の方が相応しいのかもしれないな。性癖に合わせて再臨状態を選べる現状、素晴らしいね。

そういえばエリセのこの衣装は、結局なんだったんだろう……? それも今後、原作で明かされる要素に関わってくるのだろうか?
配布枠なので着替えが出来ないのはとても惜しい。現役JC(仮)の制服っぽい姿でのバトルも見たかった。

 





※本記事では1.5部サーヴァントの真名を表記しています







『戸隠捜竜伝』

敵ではなく、対戦相手として










第五のゲームは、ざっくり言うと『すごろく』
“死と再生”がテーマというのは……何かを思い出す。えーと、事件簿のアトラスの契約あたり……? 迷路、迷宮に関する話の際に語られたのだったかな。

今回もエリセとは対戦形式で、ゴールへの速度を競い合う。
ただ前回ほど雰囲気はピリピリとはしておらず、エリセもうっかりボイジャーに微笑みかけたりもしていた。そろそろ気持ちも和んできてくれたのかな。
そして主人公側のサイコロ転がしはガッポリーに続きボイジャー担当だが、エリセのターンはエリセ自身が転がしてくれる。かわいい。















ボイジャーを奪われた嫉妬も、ドロドロとした恨みっぽいものからポップなノリに変わってきたようにも見える。
本人的にはどちらも真剣なつもりなんだろうが、ほっぺをプクーッとさせながらの「いちゃこらするなー!」はちょっと可愛すぎるだろう。可愛い罪で逮捕案件。










エリセと競う『すごろく』自体の絵柄もすごく細かくて素晴らしい……!
ネタもたっぷり詰まってそうだけど、潰れてしまってやや見辛いパーツもあるのが勿体ないなぁ。
マリーやアマデウスの立ち絵の時も思ったけど、今回のイベントはビジュアル面のこだわりに凄く力が入っているように思う。
ガッポリーやトークンはもちろん、人狼の登場人物一覧とか激突パートの勝敗表とか、ゲームごとの雰囲気に合わせた素材がそれぞれスゲー良い。







エリセとフランス鯖を魅了した『プレイヤー宣言』










『すごろく』を進めていくほどに、物語は少しずつ真相にも近付いていく。
エリセはマリーに対して、他のサーヴァントに対するものとはまた違う特別な感情を抱いているように見えた。
てっきりルイ云々が原因なのかと思っていたが、一番の理由は遊戯界で目にした「マリーのプレイヤー宣言」にあったことがココで明らかになる。
「プレイヤー宣言」なんてもの自体、主人公たちにとっては初めての概念。
でも振り返れば確かに、『人狼ゲーム』だけが特別な環境だった。それ以降のゲームで出会ったプレイヤー及び対戦相手はエリセだけだったけど、『人狼ゲーム』だけは仲間であるはずのサーヴァント達が、いわば“対戦相手”になっていたっけ。

劇中の流れといい終わり方の不明瞭さといい、五つのゲームの中で『人狼ゲーム』だけがかなり特殊で不穏な印象を残していたけど、やはりそれには理由があった……?
しかも、“この”マリーが何か企み、周囲を巻き込んだ……?
うーん嫌な予感。プレイヤー目線ではほぼ黒ですわね。







エリセとの和解





エリセの背景もこのあたりから少しずつ明かされるようになってきたが、詳細までハッキリ語られたというほどではない。
あくまでも設定の表面だけをスーッと拭っているような感じで、ひとつひとつ掘り下げきられないのがもどかしいが……原作が未完かつ序盤しか存在しない以上、仕方ないのかな。原作より先に明かし過ぎてしまうのは、原作にとってもコラボ先にとっても好ましくはない。










さしあたり、ボイジャーNTR疑惑に関するエリセの誤解は、ようやく解けた様子だ。
心機一転、仲直りで仲良しに……というのはエリセの性格的に難しいのかもしれないが、少なくともボイジャーや主人公たちはあまり気にしていない。
ゲーム的にもここでやっと、配布枠ランサー『宇津見エリセ』が仮加入となった。
仮加入なのに(おそらく)ド終盤ッ……!
もうここまで来ると、仮加入が本加入でもよくな~い?







冥途の下り坂

裏切られた女たち





その頃、“ゴール”側。
エリセが解放を目指している人物の現状について、先に少しだけ明かされる。
彼女が人間形態(?)なのも驚きだが、その傍に通常マリー(仮)が存在するのも驚き。
マリーが二人いる? そっちが本物のマリーなのか、それとも両方偽物なのか……。







花嫁衣裳の竜










ゴールに辿り着いた主人公たちが封印を破ると……彼女、鬼女紅葉が姿を現した。
竜形態ではない彼女を知らなかったエリセの反応が新鮮で面白い。サーヴァントにはよくあることなんですよ(※先輩面)。ちなみにアナタのボイジャーさんもウチではちょっと成長したりもするんですよドヤァマウントォ。

そしてここで、エリセ・ボイジャー・(彼女らの知る)紅葉が住む世界と時代が、『主人公たちにとってはちょっとだけ未来』であることも再度明言された。
ただし、「かるであとは、ちがうせかいの、はなしだけど」とボイジャーは補足。えーと、結局こっちがファイナルアンサー?
監修前後問題もあって、レクイエム世界とFGO世界の関係性の正確な設定がわかりづらい。まぁなんとなく、テキトーにそれなりに受け止めればいいのかもしれない。







黒い王妃





紅葉とも再会し、丸く収まりそうな空気を破壊するかのように、突如マリーが豹変する。
エリセの罪を告発し、深く強く責め立て始める様は明らかに不自然だったが、罪悪感を持つエリセはどんどん追いつめられていく。

マリーはエリセの全てを蔑み、謝罪しようにも取り付く島もない。
その様は子殺しを責めているというよりは、ただエリセを否定したいだけのようにも見えた。そして実際彼女の“目的”は、まさにソレだったのだろう。















責め苛まれて苦しむエリセを救ったのは、もうひとりのマリー。
紅葉に寄り添っていた、普段のライダー姿のマリー・アントワネット。

紅葉と共にいたマリーは、我々に同行していた“彼女”を「わたしにとっての竜の魔女」と称した。なるほど、とてもわかりやすい。
マリーの抱える黒い部分については、たとえばマリーの二つ目の幕間でも触れられていたけど、あの時の彼女と今の“彼女”は明らかに異なっている。今の“彼女”の様は高圧的で居丈高くて……それこそ、民衆が抱くマリー・アントワネットの定番イメージにとても近い。
だが、そういった民衆のイメージだけが“彼女”の正体というわけでもなかった。










残酷で美しく、民を踏みにじって貪る王妃の肖像。それにエリセの自罰感情と邪霊が合わさって形作られた『黒いマリー』は、エリセと遊戯界を穢すことを求めていた。
最初からそのつもりで仲間に加わり、エリセにじわじわと距離を詰めていったのだろう。ボイジャーがなんとなく距離を置いていたのも、彼女の隠し持った悪意に気付いていたからなのかもしれない。
一方で、そんな歪んだ“マリー像”を見せつけられてなお、平然と受け入れて微笑み続ける本物マリーの器のデカさに惚れ直さざるを得ない。やっぱりマリーちゃんがナンバーワン! 黒いのもデカいのも魅力的だけど、元祖本元マリー様がやっぱ一番なんすわ。

ラスボスも明らかになり、いよいよ最後のゲーム!
そして最終決戦だ!
次回、レクイエムコラボ感想最終回!