イブニクル プレイ日記28 『色欲』の形




今回の記事には、イブニクルにおける重要なシーン・重要なネタバレが含まれます。
ご注意ください。

 





アリスソフト作品のネタバレを含む可能性があります







クイーンドラゴンとの対面

ゾンビの娘とゾンビの姫





『ゾンビシード』と思われる少女の扱いについて姉ちゃんズに相談した結果……ついにQDに直接会うことになってしまった。
なんとぉ! マジで? 意外なタイミングでスルッと登場しちゃうんだなぁ。
前章での双子&アスタの正体バラシの時といい、気を抜いている時に重要設定をブッこんでくるもんだから油断できない。

明らかになったアスタの素性を考えると、「今もアーサーの魂を抱えながら過ごしている」というのはかなり興味深い情報。
アスタも例え将来的に命を落としたとしても、魂は双子姉妹に確保されたまま存在し続けることになるのだろうか? 双子姉妹勝ち組ED?
それともアーサー&QDが特別過ぎるのかな。ドラゴンの中でもQDは別格って雰囲気っぽいし。










一方その頃、バーロは大ピンチに陥っていた。
無理のある単独警備だし不意打ちだったのでしゃーないとも思うけど、全体的に脇甘スギィ!
一国の姫様、聖女様やぞ? もうちょい頑張って守り切ってくれよ。

まぁ相手も転移とか使えるっぽいので、防ぎようがなかったのかもしれないが……それにしても暗殺未遂(ゾンビ化)に続いてのコレはポカ連発過ぎる。
やる気がないなら帰れ!







伝説上の人々










キャメロット最後のどこでもド●の先に、彼女のプライベートエリアはあった。
ニートじみた生活感溢れる部屋のコタツにて惰眠を貪る謎の美少女……いったい何者なんだ……ってボケてる間に知らん人が出てきた!?
えっ、まさかこの人物は……!










QDことクゥ・ドラゴン。そして英雄アーサー。
紙芝居や神話・伝説でしか知らなかった人々に会ってしまうとは……!
QDとの出会いはそりゃ覚悟して来てたけど、アーサーとも対面するとは思っていなかった。
「魂を抱える」っつーか、普通に二人暮らしじゃん。さすがにアーサーが実体化できるのはこの部屋のみ、みたいなシステム?
それにしても反則じみているな……。

あと、てっきりアーサーは男と見せかけて実は女性パターンを想像もしていたので、フツーに男性っぽいのはやや意外でもあった。
この二人、こんなノリだけど一応カップルみたいなものなんだよな。じーちゃんばーちゃんの夜生活について察するみたいな気まずさ。







ボローニアスの理由





QDに『貸し』を作り、秘密アイテム“アヌビスのかがみ”で魂のオフィーリアと会話をする。
彼女と話をしてことで初めて、ボローニアスとオフィーリアが父娘関係であることや、オフィーリアが患ったのがゲンフルエンザだったことなどが明らかになった。
ゲンフルエンザ! ミリと同じやつか! そりゃ不治だよ。

蛇紋とボローニアスの接触はオフィーリアの生前から成されていたらしく、『アダンの血』研究にボローニアスが深く関わっていたことも判明した。
薄々わかっていたけど、やはりボローニアスは娘を蘇らせるだけだけに悪事に手を染め始めたんだな……。
学園生徒売買疑惑にも認識の齟齬があったようだし、以前のイメージほど悪い人間ではないような気がしてきた。
オズリック壊滅などの被害の大きさを考えると、情状酌量出来るほどの理由ではないとも思うが、本人にとってはそれなりに辛い決断でもあったんじゃないかな~。










とはいえ、蛇紋の謳い文句だった『アダンの血が完成すれば死者の復活も可能』という話については、クゥさえも首を傾げる。
人間社会への関与に興味が薄そうな彼女が自ら「調べる必要があるかもしれぬ」と言ってくれたのは心強い……と考えても良いのか? ビミョーだな。
全てが解決した後に「知ってた」と言いだすタイプのメタキャラクターな気もするし、あまり期待しないでおこう。







儀式の再現

『欲』の持ち主















クロア姫の肉体とオフィーリアの身柄を賭けて……ついにボローニアスと直接対決。
ギャッ! 暗殺スキル使ってくるじゃん!
しかも素早さが高いのか行動回数が多い&頻繁。回復役のBPがたまらないうちにラッシュをかけられるのはなかなかキツい。
だが即死の危険性がある代わりに攻撃力は控えめだったのか、こちらが削り切られる前になんとか倒すことはできた。
彼こそが今章のボスだと思っていたけど、ストーリーの進行度的にラスボスっぽくないよなぁ。

そもそも今までのボスとは違い、ボローニアスは異形化しないままでの戦闘だった。
まだ“何か”起きそうだ……と思ったら!















なんと、そっちか……!
これは予想外。一本取られた!
思えばボローニアスは娘への愛こそ突出しているけど、今までの幹部のようにわかりやすい“歪”は見え辛かった。結局最後まで異形になることを拒否し続けたし、理性もギリギリまで保てていた様子だし、最後には改心の気配すらあった……。

一方のオフィーリアも、魂の彼女と語った感覚からすると、生前の正気の彼女だったならばここまで堕ちることはなかったように見える。
ゾンビ化したことで知性が薄れ、更に特殊なアダンの血を投与され……壊れてしまったオフィーリアは、『色欲』むきだしの行為に走る。
その様は、イブニクルに書かれていた聖母の儀式の再現でもあった。










今まではネジのぶっ飛んだエ□コメでしかなかった『儀式』の仕組みが、こんなエグい形で突き付けられて、我々に牙を剥くとは……!
この“してやられた”感はなかなか痛快。だが面白がっている場合ではない。
聖母の儀式の再現で、魔力が集まりすぎてオフィーリアがヤバい。