FGOイベント ぐだぐだ邪馬台国2020 プレイ日記06 ああ懐かしの明治維新




シナリオがテンポよく先に進んでいく感じから、「今回のイベントのボリュームはやや控えめだな」と思っていたが……明治維新や帝都聖杯奇譚あたりの量を思い返すと、ぐだぐだ系はいつもこれくらいだった気がしてきた。特に明治維新イベントは、取り扱っているテーマや内容やイベントシステム的にもちょっと通じるものがある。

ファイナル本能寺が例年に比べるとややボリューミーな印象だったので、感覚が引きずられたかな。
あとは未だにサマーキャンプの超重量で認識がバグっているのかもしれない。あの規模を毎イベントに求めるのはあまりにも酷。



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※本記事ではサーヴァントの真名を表記しています





雨の中の再会

次の埴輪神殿へ










雨乞い相談の翌日、予定通り雨が降った。
半端ない雨女とだけ言ってしまうとズッコケな印象もあるけど、こんな万物未発達な時代だと、ある程度任意に雨雲を操れるってだけで十分ありがたいし崇められても当然だよなぁ。
……と、この時はフーンくらいの気持ちで一部始終を眺めていたけど、後々に亀から明かされた姉弟の過去を考えると、「女王様卑弥呼様」な邪馬台国民の反応に対して、なんとも言えない気分になってくる。







最後の埴輪










いざ、ネクストハニワ叩き!
……と意気込んで新たな神殿に行ってみると、なぜか埴輪ノッブと新撰組隊士が戦っているのに遭遇。この時点で初めて、「ん?」と思った。
凶つ闇関係者として、『神殿及び埴輪ノッブ』と『壱与や芹沢率いる新撰組』は同一陣営だと今までは考えていた。
だが今回、新撰組隊士たちは埴輪の破壊を試みており、それを埴輪が撃退しているように見えた。

そして気になる、この『妙に迫力のある埴輪』の中身は……これまでの登場人物の内訳を数えれば、候補はほぼ絞られている。
ファイナル本能寺のようにノッブ分裂が起きていない限り、残すは……。















やはり土方さん!
……だが、再会や新撰組結集に喜ぶような時間と余裕はなかった。
主人公の理解が追いつかないうちに、状況が目まぐるしく変わっていく。明らかに怪しいフラグを立てまくっていたし、正直予想はしていた展開だったが……それでもやっぱり、ショックではあった。
自分自身はさておき、沖田さんのことを想うとなぁ……。なおさら、なぁ。

さておき、久々に以蔵がちゃんと働いていたのは良かった。
口も悪いし感じも悪いけど、「相手を即信用はしない」人物は組織には必要でもある。加入以降の以蔵は、色々な意味で良い仕事をしてくれた。







かつての仲間





この場では彼らは多くを語らず、やるべきことだけを済ませたとして去っていってしまった。
言い訳や問答に時間を割かないあたりにも“本気”を感じる……ような気がする。
ただ、まだ何とも言い難い。
「やっぱり」とも思ったけど、「本当に?」とも思う。彼ら側の感情や状況がもう少し語られないことには、裏切りだとは断言できないように感じられた。










とりあえず、沖田さんがションボリしていたのが見ていて辛い……。
今までに三度挿入された『新撰組の過去回想』は単なる過去語りや設定説明ではなく、これから沖田さんがもう一度味わうものの前振りとしての意味合いが強かったのかもしれないな。凹ますための準備、メチャメチャ丁寧に仕込んでんじゃん。

かつての仲間と会えて、沖田さんは複雑な気持ちがありつつも基本的には嬉しかっただろう。それが過去の傷をいくつも掘り返された上に再び突き付けられるってさァ。
……よく考えたら、酷くない?
ぐだぐだ時空じゃなかったらシリアスすぎて窒息してるよ。







織田信勝という男

同じ弟でありつつも










その頃、留守番組の信勝&亀。
同じく『偉大な姉』を持つ者同士、なんとなく話し始めて……そして亀は、卑弥呼と自分の過去について語り始めた。

偉大な姉と凡庸(と思われる)弟という関係性が、卑弥呼姉弟・織田姉弟で似ているのは前から感じていた。
ただし亀こと弟クンの性格は信勝ほどブッ飛んでないし、自由な姉に対するツッコミ兼ブレーキみたいな印象もあって、彼らそれぞれの単純な個性や性質はさほど似通ってはいない。
それでも、『時代と環境に翻弄された姉と弟』として、通じるものは何かある。










穏やかな語り口調の弟クンの昔話に信勝は熱くなって噛みつき、否定して拒絶した。それは弟クンの話が彼の胸を打ったからこそだろう。
弟クンの思想とその言葉は、姉上以外は見えず姉上のためならば自分をも捨てることを厭わない信勝に、新しい視野を与えてくれることになるのかもしれない。成長フラグ。
……えっ、鯖は成長とか変化とかしないって? 細けぇことはいいんだよ。ここはFGOだぞ。しかもぐだぐだだぞ。







全ては姉上のために










その後、四度目の回想シーン。ただし今回は新撰組側ではなく、信勝の過去を明かすものだ。
そしてその内容は前回のぐだぐだイベント『ファイナル本能寺』で語られた勝家との関係を引き継いだ上で、前々々回(くらい?)のぐだぐだイベント『ぐだぐだ明治維新』で明かされた設定の詳細でもある。















信勝は姉の為なら、死を選んだ時でさえ笑えていた。「いつだって姉上の味方!」と言い切る彼は自分の命と能力に対してはどこまでも無頓着だった。
このあたり、『ぐだぐだ明治維新』イベントを経ていないプレイヤーのためにも再度丁寧に説明されている感じですごく良い。
柴田との関係交えて再構成しているのもユーザーフレンドリーだし、明治維新クリア済プレイヤーにとっても補完された感がお得で嬉しい。権六……いつでもフレポガチャに来てくれよな!

信勝がフィーチャーされる点といい、新撰組がピックアップされる点といい、今回のイベントは『続・ぐだぐだ明治維新』的な立ち位置なんじゃないか……?
ただし当イベ配布の茶々はあまりメインシナリオに絡みそうにない模様。
是非もないよね。