FGOイベント ぐだぐだ邪馬台国2020 プレイ日記10 光と闇を抱きしめて




定期的に素材を収穫できるクエスト、超嬉しかった。ぜひまたやってほしい。卵を産む鶏とか飼いまくってほしい。
……けど、収穫間隔が8時間&12時間ってのは調整がし辛いのが悩ましくもあった。
ズレこんでいって一回分狩りそびれると損した気持ちになってしまうのがな~。いっそ自動収穫しといてほしい……とも思うが、そっちはそっちであしがたみが薄れるかもしれない。
やっぱ11時間か10時間収穫くらいがベストだろうか。



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※本記事ではサーヴァントの真名を表記しています





狗奴国の王

新撰組の血










狗神』の消滅を受けて憤慨する芹沢と、「負けを受け入れよう」と言い出した山南。
てっきり山南は途中でバッサリ芹沢を後ろから斬る役回りかとも思っていたが、こういう展開になるのは意外でもあった。前回の信勝の時も弟クンの時も、最初は山南が動いたと思ったし。

だが、山南が近藤にぶつけるべきだったと悔いていた想いが「仲間を殺して私たちはどこへ行くのかと……!」だったと聞いて、なんだか納得できた。
中途半端でもあるし本人の言う通り臆病でもあったのかもしれないけど、山南はもう二度と仲間を手にかけたくはなかったのだろう。
そう考えれば、一度味方すると決めた芹沢を再度裏切って刀を向けることなんてするわけがなかったし、興奮する相手を最後まで言葉で説得しようとしていた姿も山南らしい。
頭が良いとは決して言えない不器用なやり方だけど、それが山南敬助の選びたかった道なんだろうな。










斎藤の二重スパイにも気付いていたようにも思えたし、最終的に斎藤や沖田さんや土方さんと本気で殺し合う覚悟があったのかというと……どうだろう。そっちはそっちで、山南は最後には躊躇って、直接手を下せないような気もする。
ずるくて甘くて、あまり強くはない人だ。でもそんな彼を斬り捨てなければならなかった時点で、新撰組は終わりに向かわざるを得なかったのかもしれない。










山南が弱くも人間らしい善良さの持ち主ならば、芹沢は逆にどこまでも強い。
こんな土壇場でヤバすぎる物に乗っ取られるのは小物っぽいボスにありがちな展開だが、「負けるよりはいい!」「喰え喰え!」と高笑いし続ける様はイっちゃっててイカしてる。
倒すべき相手、乗り越える対象として、なんだかすごく格好良く見えた。







千八百年くらい後の君へ










新撰組のターンも一旦停止で、ここからは卑弥呼の出番。
オープニングの時点からずっと謎だった、例の半透明美女及び事件のきっかけだった埴輪ノッブについての謎がついに解ける。

ネタとしては想像の範囲内ではあったが、未来どころか生前側だったのは予想外。
ふーんなるほどなーって感心して納得したけど、よく考えたらとんでもないことしてんな……。
さすが邪馬台国卑弥呼ってスゲーや。















ついに最終決戦!
全てはこの瞬間の為にあった!!


狗神は巨大ゴーストの悲劇を免れなかったが、クコチヒコ&芹沢は専用グラフィックが用意されている!
専用モーションではないかもしれないが、しっかり用意されてるってだけで嬉しいね。
盛り上がるしボスとしても格好いい。憎しみを集めて喰らう敵役としてアガりまくっていた芹沢に相応しい舞台だ。


しかし、展開としては熱いが、情報量がいささか多い場面でもあったかな。
プレイ日記07 姉と弟、仲睦まじく」の時にも感じたけど、キャラクターの会話が急に説明臭くなる場面がやけに目についた。
振り返ってみると、邪馬台国(狗奴国)関連の話題になると、台詞による説明が過多になりやすかったように思う。
新撰組や信勝については序盤から細かいイベントや回想でちょっとずつ掘り下げていたのに、敵の詳細やシナリオギミックについての明かし方は所々チグハグで巧く出来ていない印象だった。







精一杯生きた末に

新撰組同士のケジメ










戦いはほぼ終わった。
だが最後のケジメを付けないことには、彼らの争いは終わらない。

この場面に結集したのが新撰組のみだというのは当然であり、他人の介入を許さないのが彼らなりの矜持でもあるとはわかっているけど、主人公に見届けるくらいのことはさせてほしかったと思わないでもなかったかな。
ま、仕方ないか。サーヴァントたちの帰りを待つ港としてどっしり構えているのも悪くない。それもひとつの信頼関係の在り方だ。







男たちの最期










「地獄の果てまでご一緒する」という宣言を守ろうとした山南。
それが彼の選んだ道か……と受け入れようと思っていたのに、最後の最後に芹沢の方から突き放した。
優しさのようでもあり、「仲良しごっこに巻き込むな」という否定の姿勢のようでもあり……芹沢らしい。
ボロボロに負けて血だらけになって、改心するような男でもなければその気も一切ないだろうに、最期の姿はどこか清々しくも見えた。










負け惜しみのような台詞が、潔く渋いけど切ない。芹沢には芹沢の、『新撰組』への強い理想と理念があったんだよなぁ。
やり方は歪んでいたし最初から間違っていたんだろうけど、この邪馬台国で『新撰組局長』を名乗っていたのは冗談でも皮肉でもなく、芹沢なりに本気だったからこそなんだろう。










歩み寄ろうとした山南も沖田も跳ね飛ばし、高笑いしつつ暗闇の中に消えていく芹沢は最後まで孤高で格好良かった。
一方の山南は不器用に取り残されながらも、言葉をかけてくれる仲間に看取られながら消えていった。
対照的な姿だけど、どっちもそれぞれ彼ららしい結末だったな。
超古代新選組列伝のエピローグとして、とても良いものが見られた。

次回、ぐだぐだイベント感想最終回!