FGOイベント ぐだぐだ邪馬台国2020 プレイ日記11(完) ぐだぐだよ永遠に




ぐだぐだ2020感想、最終回!

ファイナルを謳っていたけどやっぱり戻ってきたぐだぐだシリーズ。
相変わらず「ここぞ」という時の熱力がヤバいシリーズだ。キャラクターの見せ場や魅力を表現する塩梅が絶妙で、毎回メチャクチャ楽しませてもらっている。
毎年このクオリティを望むのってよく考えたらなかなかの無茶ぶりな気もするけど、やっぱり次回も楽しみにしてしまうなぁ。
夏イベとぐだぐだはFGOの二大シナリオ強化イベントと呼んでも過言ではないかもしれない。異論は認める。



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※本記事ではサーヴァントの真名を表記しています





邪馬台国の思い出

女王トーーク










戦いは全て終わった。
不思議な場所で、最期にもう一度だけ卑弥呼と壱与は言葉を交わす。
彼女たちは邪馬台国の女王として語り合い、共に光の彼方へと還っていく……。

……という“それっぽい”場面を早々にぶち壊し始める女王コンビのOL風先輩後輩ムーブ。
ぐだぐだイベントって、最初と最後だけギャグにすれば全部許されると思ってない?
前回まで新撰組のガチ重シリアスやってたのに、誤魔化せるわけねぇだろ! 相殺できるか!















そんなこんなで壱与を無事に振り切った邪馬台国元女王は、カルデアに居着いてごはんをモリモリ食べるようになったのだった。
めでたしめでたし……ってコラーッ! 何を配布鯖みたいなツラしとんねん! 限定星5のくせに!!

ツッコミ所満載オチのくせして、信勝のセリフでちゃっかり弟クン成分のフォローまでしているところがズルい。
ちょっと良い雰囲気を出しやがって……!
ともかく、これにて完ッ!!
いつも以上に、ぐだぐだだったネッ!!!










……で、終わると思ったか?
これ、ぐだぐだイベントなんだよね。







ぎゅっと、おにぎりを握るように!










後日解禁なオマケパートは、ここぞとばかりに特攻キャラクター大解禁。
雑にひとりまたひとりとバッサバッサ消化していくのに草不可避。
勢いが早すぎて、ツッコむ隙を与えられていない……!
高床式倉庫の運搬問題、どうなってんだよ!
スペイシュをこんなノリで使い切るなんて、ぐだぐだじゃなかったら許されないんだから!










基本的にはぐだぐだで無茶苦茶でギャグ全振りな追加エピソードだが、たまに本編部分の補完がされていくのも嬉しい点。
弟クンに触れる卑弥呼だったり、芹沢について語る沖田さんだったり、ぐだぐだキャラってコメディに刃物を混ぜてくるんだよな。
いつの間にか傷だらけにされてっから、気を付けろよ。















完全カオスな第二部のようでいて、ラストにはちゃんとしたオチを用意しているのもぐだぐだシリーズっぽい真面目さを感じる。
ぐだぐだかつ真面目って、もうワケわかんねーな。
まぁともかく、今回も最初から最後まで楽しい時間だった!

そして次回のぐだぐだのテーマはいよいよ読めなくなってきた。
サルとかミッチーとか予想してたとこに、邪馬台国とか持ってこられちゃな……。
予想とか推理とかやってらんないよ。
もうどうにでもな~れ。







おわり





これにて邪馬台国イベ感想、無事に完結だ。
やはりぐだぐだシリーズは全体的なクオリティが高い!
邪馬台国』と『卑弥呼』と『織田信勝(織田姉弟)』と『新撰組』を絡めて物語を作るとか、改めて考えてみてもわけわかんねぇよな。僕にはとてもできない。
シリアスな本編パートもオマケなギャグパートもそれぞれ楽しくて、最終的には大満足で気分良く終わった。
ありがとう邪馬台国……。楽しかったよ邪馬台国。せめて工房だけでも持ち帰りたかったよ。










沖田さんや新撰組についてガッツリ描かれたのも、念願の機会だったので本当に嬉しかった。
あと、沖田さんの簡易霊衣……ね。あれ、マジで素晴らしい。
新立ち絵に興奮はすれど、期待はすれど「まぁ霊衣はムリかもなぁ」と半分以上諦めていたので、期間途中で実装された時は超驚いた。感動した。
ハッキリ言いますけど、今年のぐだぐだは『簡易霊衣:浅葱の羽織袴』の存在だけで勝利確定ですよ。
追加点数一万点! 殿堂入り!! はい評価終了~~~!!










今回特に良かったと思ったのは、ボス・芹沢鴨の人物造形。
台詞から行動から最後まで、メッチャ力が入っているのがわかったし実際にスッゲー魅力的なキャラとして仕上がっていた。
イベント一回こっきりのゲストキャラ(=決してカルデアには召喚されない人物)として、見事に描き切られていたと思う。
むしろ芹沢が濃すぎた分、山南はもちろん斎藤すら若干印象が掠れた気がしないでもなかったが……彼らの方は、まだまだこれからも出番と機会が用意されている可能性が高い。実装された斎藤はもちろん、前向きな別れを迎えた山南とも、もう一度再会する可能性はゼロではないようにも見えた。もちろんこれで最期でも綺麗ではあるが。
色々な意味で彼らの今後には期待したいし、新撰組のこれからの活躍&再ピックアップの機会も楽しみにしている。次は永倉実装ですかねぇ! オオトリは近藤だな!

……なんつって、もう新撰組面子は十分出揃っているうえに今回もガッツリ描かれたので、次回作が無くても特に文句はないかな。出番待ちのキャラクターは他にも山ほど居る。
言いたいだけ、期待しておきたいだけってやつですわ。
もちろん『ぐだぐだファイナル池田屋~また帰ってきた新撰組~』イベが開催されたら大喜びするし、永倉や近藤が実装されたらウオーッて叫ぶんだろう。










熱いところや加点部分はメッチャ多かったので最終的には好印象に終わったが、途中途中で「ん?」と思うところがあったのも事実。
感想内でも度々語ったけど、一部分の場面に説明パートが集中しすぎていた点には個人的にかなり違和感を覚えてしまって、ストーリーにノり辛く感じられた。

伏線や事前解説を兼ねた日常パート的なものが、もうちょっと序盤~中盤あたりに張り巡らされていたら、『終盤に情報を畳みかける感』を減らせたのではないだろうか?
ここぞというシーンまでネタバレが過ぎない様にと気遣っていった結果、無自覚に解説箇所が偏ってしまったのかな~と勝手に予想。
もしくは、設定担当とシナリオ担当が複数人居たことで、巧く噛み合わなかったりしたのかな……って、ここまで考えすぎると下世話な推察になっちゃうか。的外れかもしれんしやめよ。










そのあたりの惜しい部分が卑弥呼周辺に偏ってしまったように見えたのは、正直可哀想でもあった。
卑弥呼と弟クンの関係は、今回の主役とも呼べる信勝成長のための要素でもあり、出オチポジションかつ狂言回しのような役回りを担っていた。
「それだけ」に終わらず、卑弥呼たちも今回の主役級として目立たせて輝かせるための舞台設計及び敵の正体設定だったと思うのだけど……巧く機能しきっていたとは言い難い。
ラストシーンですっごくヒロインしてたのは良かった。ああいうの、やっぱり好き。

ただ、卑弥呼のポテンシャルを考えると、まだまだ足りないとも思う。
卑弥呼様の超ヒロイン力、もっといっぱい観たい!
ド終盤になって明かされた壱与とのぐだぐだOLじみた関係性とか出会いのなさを実は気にしている乙女心とか、そういった面ももっともっと浴びせてほしい。
綺麗な格好で女王様している卑弥呼様と小汚い子供が当然のように遊んでいるのとか、キリッとしようとしてるのに結局出ちゃう太陽みたいに快活な笑顔とか、そういうのをいっぱい見せてほしい。
俺たちは卑弥呼に恋をしたいんだよ。(?)










アトランティスやオリュンポスを超えて夏のキャンプも経験して、濃厚な物語の物量で目が肥えてしまった今日この頃。ちょっとしたところが気になったりもしたが……最終的にはやっぱりいつも通り、楽しくて満足度の高い見事なぐだぐだイベントだった。
明治維新から三年(くらい?)を経ての信勝実装ってのも夢を感じたな~。
信じれば夢は叶う!
ミッチー、権六、サルにマックスウェルに山南さん……!
いつかあるかもしれないぞ! 無いかもしれんが!!