イブニクル2 プレイ日記29 黒い指輪と金の指輪




今回の記事には、イブニクル2における重要なシーン・重要なネタバレが含まれます。
ご注意ください。

 





※イブニクル(1)とランスシリーズのネタバレを含む可能性があります







イシュタムの遺したもの

内海ボットン










主人公たちにとっては伝説級の存在との初対面だが、プレイヤー的には慣れた感覚。
クゥとゼロとの因縁でワチャワチャしつつも、最終的には内海の水抜き作戦に協力してもらえることになった。
どんなに関係が悪化しても……ゲームのセーブデータに手ェ出すのはいけねェよ。

協力の見返りにとQDから依頼されたのは、ハーメルンのキノコックスに関する調査とサンプル採取。
素直に最後まで手伝ってくれるとは思えないが、QDが本件に関わってくれるというだけでも、我々的には利点しかない話でもある。
「この世にあって良いものではない」かぁ……。そういえば前作でも協力の見返りに色々とやったっけ。あれはサブイベントだったか?
キノコックスを『新たな人類』とまで呼んでいたのはキチ●イハーメルン個人の暴走かとも思っていたが、クゥが目を付けるだけの特異性もあるのだろうか。

クゥもアーサーも中立の立場ではあれど、基本的には主人公にとって味方寄りの存在なので、サンプルを渡したところで逆に世界の危機が訪れるなんてことはまず起きないはずだ。
クゥたちってイブニクルシリーズ最終章あたりでボスになりそうだよな。
でもラスボスにまではなりきれないタイプにも思える。







主人公の母の素性





移動方法も確立されて、いよいよ決戦は近い!
……と、そんなタイミングで唐突に明かされる主人公の出生の秘密。
前回、エンデの姿を見た時からタウロスの反応はおかしかったが……まさかこんな形で繋がってくるとは。
てっきりタウロス自身も関わっているのかと思っていたが、重要なのは母親側の血だけだったのか。
素直に考えると、アーさん系の血筋がタウロス(父方)に繋がっていて、イシュタム系の血筋が母方に繋がっていたって感じか?
世界の偉人ハイブリッドじゃん。ヒューッ!










『英雄病』と『黒い指輪』の繋がりが発覚した時もナルホドナーと感心したものだが、更にこんな形で主人公周辺の謎解きにも繋がってくるとは。
英雄病は本作及び本作の世界観ならではの独自設定ってイメージだったけど、イブニクル世界観に大きく関わる『黒い指輪』とこういった形で関連付けられたことで、ずっとわかりやすく受け入れやすくなった印象だ。
ゲームも終盤になって、序盤からストーリー的にもシステム的にも厄介の種だった『英雄病』について、ようやく理解と納得ができた。ここまで長かった……。
英雄病の真相(推察交じり)発覚と共に、これで主人公関連の謎解きは全部終了と考えていいのか?










……と、このあたりの段階で談話室が追加されたので読みに行ってみたら、冒頭からいきなり聞き覚えのない話をされてびっくりした。
えっ!? そうなの!?
えっ……そ、そんな話してたっけ……?
『イシュタムの血をひく女性が、集落から逃げ出した』って話であって、クローン云々が関わってくるのは初耳が気がするんだけど。それとも聞き漏らしてただけか?

クローンだったってことになると……つまり実質、エピデとアレクは●●みたいなものってことだよな。
ついでに言うと、エピデのクローンであるエンデとアレクも●●みたいなもんか?
えっ? なんか色々と混乱してきた。
誰かもうちょっと説明と整理をしてくれ。シュークリーム喰ってる場合じゃねぇぞ。







戦士の眠る丘をゆけ

キノコダンジョン攻略










気になることは山ほどあるけど、とりあえず目の前のキノコックス問題を解決しないことには世界が終わってしまう。
ジェンスの尊い犠牲のおかげで、キノコックスまみれのダンジョンにも無事に潜入できるようになった。
ハニーオーラが血涙を流しているようにも見えて恐ろしい。
キノコックスと同じくらいおぞましいよ、その盾(=死体)。

章ラストっぽい雰囲気のダンジョンはなかなか広く、敵も強い。
最近、敵の全体魔法がキツいんだよな~!
後衛に魔法使いタイプが居る時に速攻をかけられるように、アレクのBP管理を慎重にすることを心がけ始めた。
ダンジョン自体の必要レベルに比べると平均レベル高めを維持できているイメージはあるのだけど、ぼんやりしていられるほど余裕ではない。HPが削られると、もうどうしようもねぇから……。







父との再会





レベルを上げつつゆっくり進み、しんどくなっては回復に戻ってを呑気に繰り返していたら、やがてイベント発生。
謎の存在だった『ピュロス2P』の正体について、ユラギが語りだした。
それっぽいな~とは思っていたが、やっぱそうだったか。このあたりに驚きはない。

……実はゲーム序盤のうちは、ピュロス自身がユラギの父かもと勝手に予想していたこともあった。
いつかはとんでもない形でユラギの父と戦わざるを得ないかも……と初期から覚悟していたので、そういった意味では想像よりはマシな状況かもしれない。
義理の父がラスボスパターンとかも、正直無くはないと思ってた。







ユラギの献身










更にハーメルンの策略で主人公がピンチに陥った際、真っ先に矢面に立ったのはユラギだった。
なるほど、ガード役で頑丈なキャラ性能がここで活きてくるのか。どこまでも広い心で優しく受け止めるユラギらしい対応でもある。
相手が他のお嫁さんだったとしても悲惨なことにはならなかっただろうけど、状況的にも心理的にも、このシーンで最も相応しかったのはユラギだろう。

優しくて可愛くて大らかで、あえて意地悪な言い方をするとクセがなくてやや地味な女の子である『ユラギ』というヒロインの魅力と個性がめいっぱいに詰まった良シーンだった。
こういうの、ちょいベタなんだけど結局グッと来ちゃうんだよな。チョロプレイヤー・俺。










でも一部始終をハーメルンが見てたっぽいのはイヤ~ンな感じ。
ってか行為自体はともかく、待機中で脱いでたカノ達のことさえ見られてたと思うと気分悪ィな。
見せモンじゃねぇぞ! 散れ散れ!!

そのわりに、最終的にはアレクに何らかの特異性を見つけたらしく、「こちら側に付くべき」とかヒートアップして無茶苦茶言い出した。
似たような勧誘はピュロスにも受けたけど、あの時と違って、道理や倫理の問題ではない強い抵抗感を覚える。
今は亡きピュロスは、こんな男となぜ友人になったんだ……?