ランス・クエスト 延長戦002 あれから三ヵ月



一昔前のゲームを遊ぼうとすると、しばしば困ったことが起きる。
最初から動かないだとか、エラーを吐き出して強制終了するだとか、そんな域になるとわかりやすいし対処も観念もしやすいが……『困ったことが起きている』こと自体に気付かないパターンもある。

今回の合言葉は「プロパティ>互換性>高DPI設定の変更>高DPIスケール設定の上書き」。

 





※シリーズ最新作等のネタバレを含む可能性があります





奴隷引き連れ今日も冒険

他の子の話なんてしないで




ゲーム開始早々、シィルのことを一切知らない女の子相手に「シィルなら」「シィルだったら……」と延々連呼しまくるランス。
オープニングなので、背景と設定を説明しなければいけない以上は仕方がない……というメタな読み方もできるけど、サチコ視点だとフツーに面倒くさいし迷惑だしでウケる。
でもサチコは善良(でちょっとバカ)だから、素直に聞き流してくれるんだよな。良い子だな~。







シィルは現在、戦国ランスクライマックスから引き続き“氷漬け”真っ最中。
そんな彼女を元に戻すのが、今のランスの小目標のひとつだ。
ランスの目下の目標は世界征服とか世界中の美女とやるとか色々あるけど、シィルに関してはあくまでも小目標。
いや、暇つぶし。オマケのなんとなく。
その程度でしかないから! なんか文句あんのか!!







そんなシィルについてサチコに語る中で、いつの間にかサチコが「奴隷2号」扱いされていることが発覚した。
……奴隷2号ってシーラじゃなかったっけ?
ランス9当時のランスはサチコのことを完全に忘却していたので、うっかり勝手に襲名させられちゃったんだろうか?

まぁいいか、サチコだし。
「奴隷2号」呼ばわりで喜ぶのなんてシーラくらいだろうし。
一件落着!





新キャラと伏線






意外と尺の長いオープニングクエスト。
続いて本作の主要人物(?)のひとり、マチルダとの初めての出会いが描かれた。
その隣には我らが愛すべき糞野郎、バードの姿もあるぞ! ひゃっほー、殴り易そうなサンドバッグだぜ!

ランクエ時点でのバードの描かれ方はわりとコメディチックで悲壮感はない。ないような気がするが……まぁ、ランス視点だからな。
バードの中では色々とグツグツしていたのかもしれないが、ともかくそんなに暗い感情が表には出ない。
この時点でのノリが軽かったからこそ、ランス10でのアレソレには驚きもしたが……。

何にせよ、まだ起きていないことでブツブツ言うものでもない。結果論だがハッピーエンドでもあるし。
仲良くやろう、なぁバード!









新聞記事で法王の死を知ったり(※興味なし)、文豪ドエススキーと知り合ったり(※興味なし)、マチルダ達との出会いも含めてちょこちょこと興味深いフラグを立てつつ……ようやくクエストクリア。

オープニングクエストである以上、難易度は超易しかったものの、『ランクエについて憶えていない』ことを予想以上に実感したクエストでもあった。
ライトなランクエシステムとも呼べるようなイブニクルを挟んで遊んでしまったことで、感覚が鈍ってしまったのかもしれない。
悩むこと、考えることが増えそうだ……。ワクワクしてきたぜぇ。





本格的にゲームスタート

画面サイズには注意しよう






クエストも終わって、デフォルト画面。
まだ“ランス城”タブは封印状態だが、“フロストバイてン(=ショップ)”“パーティー編成”“クエスト”タブは最初から使用可能だ。
早速色々と触ってみたところ……おお、鈴女いるじゃん!
さっきのクエストには参加していなかったから、指定シナリオまで進める必要があるのかと思ってた。デフォルト加入状態だったのか。







まだまだわからないことだらけだが、とりあえず鈴女も編成に加えておこう。
これで三人パーティ完成! 鈴女だけレベルが段違いだが、これでも戦国時代に比べればレベルダウン済。ランスの下がり方の方がエグいけど……。

そして改めて才能限界だけ見てみると、サチコは予想以上に超優秀……っつーか、フツーに天才どころじゃない域じゃん?
才能限界が鈴女と同値って、ヤッベーよ。ンナ・アホ・ナ。


あと、注目すべきが最も下の段。『システム』『倉庫』『まめ知識』『所持金』etcが書かれている段があるのだが……。
……実はこの段、私のゲーム環境ではしばらく封印状態だった。
PCを変えたせいで画面サイズが足りず、フルスクリーンにしてもなお、最下段が綺麗にカットされてしまっていたのだが……そうなっていたこと自体、しばらく私自身が気付いていなかった。驚き~!

「クエスト途中の中断セーブとか出来なかったっけ?」「所持金ってどこで見るんだ?」「名声度ってどこで略?」など、疑問に感じながらも、『最下段がカットされている』ことに長らく気付かなかったんだからマヌケな話だよ。シンプルにバカ。


そんなこんなでしばらくの間、具体的にはランスのレベルが20近くになるまで『自主的にシステム系全縛り』で遊んでしまったけど、しばしば困りはしてもプレイ続行不可能なほどの困難には陥りませんでした。
でも縛らない方が圧倒的にプレイし易いし楽しいと思います。皆さんも気を付けてくださいね。





スーパーくのいちとの日々




そんなことより、鈴女だ鈴女!
ランクエのメインヒロイン二人目、くのいち鈴女がシナリオにも堂々登場! ちょっと前には一足先にパーティイン済。

JAPANを出てから三か月、ランスと共に大陸で遊び呆けていた鈴女はレベルダダ下がり中。
『呪いのエキスパートな特殊種族、カラー』の情報は二人とも既に得ているようだが、まだ具体的に動いてはおらず、ダラダラとCITY近隣で遊びまくっていたらしい。









せっかくなので、各作品の鈴女シリーズとも並べてみよう。
作品跨ぐ度に衣装チェンジやマイナーチェンジを繰り返していくヒロインも多いけど、鈴女はほぼずっと変わらない感じだ。ランス10については●●済かつ特別出演扱いなので、着替えられなくて当然かもしれない。

他のキャラと同じく、ランクエの鈴女もややデフォルメが入った可愛らしい立ち絵になっているけど、胸元の危うさは戦国や10に比べると安定感があるような気がする。
ポロリ・チラリの危険性が(比較すれば)マシに見えるなぁ。
ランクエは健全な作品だった……?