FGOイベント 聖杯怪盗天草四郎 プレイ日記04 愉快な仲間の強力な協力




今回のシナリオの着地点がどんなものになるのか、序盤~中盤の時点ではまだまだわからなかったが、かなり早い段階から既に“満足感”は得られていた。
ボリュームもそこまで多くはないし、戦闘難易度的にもイベント規模的にも見所は少ないこじんまりとした仕様ではあるのだけど……なんか、単純に物語が面白くて楽しい。
シリアス過ぎるわけでもなく無茶苦茶なコメディにぶっ飛ぶわけでもなく、地に足のついた描写でありつつも所々にオモシロ要素も用意されていて、ともかく良い感じに纏まっている。

 





※本記事では1.5部サーヴァントの真名を表記しています







きらきらした少年

未来と希望、星と宇宙










新しい作戦方針が定まったところで今日も終わり。
……という段階で、ボイジャーが天草に話しかける。オープニングの『不和のリンゴ』についての話題、再びだ。
てっきり終盤かエピローグあたりで言及されるのかと思ったが、意外と早く説明の機会がもたれた。

そして内容的にもそこまで重いものでもなく、良い意味でフツーにステキな話でしかない。
この話題が今回の事件に関わってきたりするのだろうか?
それともボイジャー・天草(+アポロン)を掘り下げるエピソードというだけだったのか。







館長に近付くための作戦










『天才鑑定士ボイジャー』を作るため、翌日からカルデア総勢での作業が始まった。
レイシフトに同行している以外のメンバーも水面下でたくさん協力してくれていることが伝わってきて、これは楽しい!
皆が妙に張り切ってしまう気持ちも正直わかる。悪巧みって楽しいもんな。
しかもボイジャーを天才少年に仕立て上げるってのも純粋に面白そうだ。飾り甲斐のある無垢な少年……良いよね……。










もうひとつの重要アイテムに関する作戦を練るため、ついでに『悪事のやりかた』を教わるために呼びだされたのがこの方。
ワーイワーイ、犯罪界のナポレオン直々の教えだ~! 協力者が反則過ぎてビックリする~!

こんな連中に“騙される”なんて、館長が早くも哀れにすら思えてきたな……。
怪盗のバックにアラフィフ付いてるとかマジチートだよ。館長側にホームズ就けてやんなさい。










アラフィフと一緒に呼び出されたせいで悪人代表みたいな感じになってる(※なってない)孔明は、重要アイテムの背景設計に協力してくれた。
我々の作戦成功に必要な二つの要素……『天才鑑定士ボイジャー』と『荊軻の短刀』。前者は力づくの捏造で切り抜けられそうな気もするが、後者についてはそう簡単にはでっち上げづらい。
荊軻始皇帝あたりが直々の鑑定書を用意すればなんとかなるってわけには……いかないよな、うん。わかってる!

……向こう側にもサーヴァントがいる以上、英霊の存在は知っているのだろうけど、館長は“彼ら”についてどう考えているんだろう?
英霊やサーヴァントと英雄の遺物について、どんな風に考えてどう捉えているんだろう。
斎藤一は極東の人斬り集団の一員に過ぎないから微小特異点内での知名度は低そうだが、●●さんの方は世界的な有名人と言ってもいいだろうし、館長とて真名は把握しているはずだよな。

しかし、そんな彼らへの敬意や情みたいなものは、今のところは感じられない。「世界は英雄を求めている」が口癖にしては、そのあたりに微妙なズレがあるようにも見える。
あくまでも影法師に過ぎず本人ではない彼らに興味はないのか……それとも、館長は英雄の痕跡や遺物そのものにしか興味がないのか……?







人畜無害の人材





天草・孔明・アラフィフの三人によって、『荊軻の短刀』の歴史と物語がモリモリと出来上がっていく。
そしてここで、「もう一人」作戦に直接参加するメンバーが増えることになった。
直接名前は出てこなかったが……オープニングを振り返るに、あの男だろうか?
人種云々はアジア系って意味?

人種や性別だけなら他にも候補は居そうなものなのに、特に演技も悪事も得意ではなさそうなあの男が選ばれたのは何故なんだろう。
そのあたりも後で明かされるのかな。















天草とアラフィフが積極的に絡むのは今回が初……だったか?
目的が目的だからか、意外と息が合っているし仲も良さそうに見える。
根っこの部分ではメチャクチャ相性も悪いし、本人たちも言ってる通り「敵対すれば即殺し合い」なのは事実でもあるのだろうが、これはこれでやっぱり良いコンビなようにも思えるなぁ。
腹黒と腹黒、聖人と犯罪者で、絶妙なバランスの元に成り立っている面白い関係性だ。どっちも敵には回したくないタイプでもある。館長カワイソ(※本日二度目)。







怪盗からの予告状

例の天草イラスト(怪盗ver)










続いての議題は三つ目の重要アイテム『予告状』について。
「誰にも迷惑の掛からない人物の名前を勝手に使う」という流れで、誰の名前を使うのかと思ったら……そこかよ。
いや掛かるだろ迷惑!?
シレッとアラフィフの扱いが悪くて草。ありがたい協力者に対して恩を仇で返すような所業。

それを提案したのが他でもないサンソンだったのも二重に笑った。
サンソンもまぁまぁ良い性格してるよ。







怪しげな中国人










アラフィフの文句を聞き流しつつ、次の作戦が始動。
まずは『荊軻の短刀』作戦から。短刀を持ち込むのが本人ってのがシュールな図だ。

なかなか胡散臭い人物&接触方法にも思えるが、その点は今はあまり気にしなくていいらしい。
このあたりは心理戦めいてもいるので、一般人な我々には巧いのか巧くないのかがよくわからないな。
ともかく天草やアラフィフが作ってくれた計画とストーリーに、「へ~」って感心しつつ乗っかって、興味深く読み進めていく感じだ。















今回のシナリオは特に“読むだけパート”が多く、メインストーリー途中の戦闘も特殊仕様なイベント戦の割合が高い。負け確or勝ち確で強制終了も多め。というか、ほぼそんな感じか?
特攻礼装の類やポイント交換もなく最低限のシステムなので、イベント規模としては小さいと言えるだろう。ホワイトデーはわりと毎年こんな感じだ。

“読むだけパート”が続くとダレたり物足りなく思えたりしやすいものだが……今年についてはちょっとミステリーの要素も混ざっている分、なんだか新鮮に面白く読み進められている。そういう意味でも、やっぱり一昨年の『旧き蜘蛛~』っぽい。
小規模なイベントストーリーとして、今のところは個人的にかなり高評価。















盗みの準備、というより詐欺師の下準備めいている一連の作戦。
つくづく敵に回したくない連中だよ……。

でも傍から見ている分にはただただ面白い。犯人視点のミステリー短編を読んでいるような気分でもある。
どんなオチが待っているのか云々よりも、このあたりの“経緯”自体を楽しめている時点で、既にまぁまぁ満足しかけていた。
今年のホワイトデー、思ってた以上に面白かったな~(※早い)。