FGO第二部 Lostbelt No.6 プレイ日記04 世界を知り、人々を知る



まだまだ序盤の段階だけど、最初の仲間&円卓代表としてトリスタンが登場したのがとても嬉しい。
既知の仲間は期待できないかも……と脅されていた分、意外性でより喜べたし、トリスタンのシリアス寄りな出番自体が久々だ。CCCコラボ以来、くらいだろうか?
あの時も最初は敵or中立くらいの距離感だったので、最初から頼りになる(たまにならない)トリスタンと共にゆく冒険はとても新鮮。





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※本記事では1.5部サーヴァントの真名を表記しています



離れ離れのカルデア勢

迷えるマシュ




主人公達が森を抜けたこのタイミングで、『一方その頃』のマシュの様子が描かれた。
ただし正確には何日か前の出来事で、彼女は一足早くに森から出てしまっていたらしい。
しかも一人だけ? ダヴィンチちゃんと一緒にいるのかと思っていたけど、完全にバラバラなのか?
第二部第五章アトランティスの序盤で一時的に離れ離れになった時のように、「一時ははぐれたが、意外とすんなり再会」展開を勝手に予想していたけど、これは思ったよりも時間がかかる流れ……?

しかも、マシュは記憶を失ったまま。
主人公達が森を出る頃に“思い出した”流れからして、霧だの森だのから抜け出せば自動的に思い出せるのかと考えていたけど、そうとも限らないらしい。







更に、記憶喪失マシュは変な連中に保護(実質誘拐)されてしまった。
荷車に乗って移動とかヤベェよ。ただでさえ森脱出に時間差が生まれているのに、主人公達との距離が離れていく一方じゃん!

しかも連中は先日アルトリアが噂していた、いわゆる“奴隷狩り”の類っぽい。
ビジュアルも言動も完全にそういうやつ。
この瞬間、全国1億人のオタクの脳裏で薄い本が厚くなった。
ね……NTRやんけ……ッ!!









NTRの予感に怯え、あるいは期待する我々の心さえもライターの掌の内。
わざわざ「大丈夫だよ」と教えてくれる。フォローが手厚い、弱いオタクに優しい地の文だぜ。

しかしこの“地の文”、ちょっとクセがあるというか、単なる文章ではなく何者かの意志を感じた。
現れた白い狼(の飼い主?)について「ボクのお気に入り」と自身の感情を語ったり、「賢人グリムの白い牙」と我々の知り得ない情報をサラッと明かしていったりもする。
個性と意志をもった“語り手”が存在するように見えるが、まぁまだよくわからない。

白い狼はマシュのことを気遣ってくれているようだったけど、結局妖精連中を完全に追っ払うわけでもなく、ちょっと離れた位置から見守るような状況のまま共に去っていった。
荷車が向かうのは『北のグロスター』。地理も地名もわからないけど、主人公達とどんどん離れていくのは間違いなさそうだ。
うーん、どんな展開になるんだろう……。マシュと長期間別行動ってかなりレアなイメージ。





遅れて出立、主人公チーム






再び主人公側。てっきり白い狼や“地の文の語り手”にはオベロンも関わっているのかと思いきや、彼はマシュのこともダヴィンチちゃんのことさえも把握していなかった。
もしくは、何か知っているけど主人公達には伏せている……みたいなパターンもありうるのか?

会ったばかり&助けてもらったのにいきなり疑うのは失礼だとわかってもいるけど、オベロンとて初対面&詳細不明の登場人物でもある。彼の言動の全てを信じ切ってしまっていいとは、正直まだ言えないな。
そうでなくても、彼にはまだ何か秘密か爆弾が隠されているような気もする。
現時点での同行者の中で、完全に心を許せるのはトリスタンだけ、と言ってもいいかもしれない。





謎多き少女アルトリア




オベロンと、その友達ブランカ。彼らは汎人類史側のサーヴァント。
アトランティスで先に召喚されていた破神同盟の面々やイアソンドレイクetcに近い感じの立ち位置?

そして森で出会った少女アルトリア・キャスターは異聞帯側の住民であって、おそらくサーヴァントではない。
彼女はなぜあの森にいたのか、どこを目指して何を考えているのか……については、さっきまで記憶喪失だったこともあって、ほぼ聞けてはいなかった。
今もまだ『森でたまたま知り合った記憶喪失仲間』でしかないようなものだが、彼女は引き続き我々に同行してくれるらしい。









アルトリアにはまだまだ謎が多い。少し卑屈なところもあるけど、基本的には明るく優しくおしゃべりな普通の女の子……って雰囲気ではあるのだが、過去についてや“魔術”について、度々口にするマーリンのことも自分自身のことも、さほど語ってはくれない。
我々の感覚からすると、ピックアップガチャ的には去年からの馴染みで知人&アルトリア系列だという事実から「味方だ!!!!」と即認定してしまいそうになるけど、事はそんなに単純なものではないだろう。
そもそもFGOではアルトリア系って敵に回る方が多いしね! 冬木のオルタといいキャメロットの獅子王といい!

ただ、本人のモノローグやオベロンの言葉を聞く限り、彼女こそが予言の歌にあった『世界を救う救世の子』であると思われる。
そしていつかモルガンと対峙する時、共に立つ仲間でもあるはずだ。
彼女について早く知っていきたいけど……まぁ、それはおいおい。ゆっくりと仲を深めていこう。
そもそも「なるほど、彼女が救世の子か」と把握した(つもりになっている)のはプレイヤーだけであって、作中の主人公達はまだ救世云々も予言の歌もロクに把握していないんだっけ?





自由都市ソールズベリー

妖精國の都市色々






アルトリアがなぜか気乗りしないなか、オベロンに案内されて訪れたのはソールズベリー
ブリテン唯一の自由都市とのことで、氏族や妖精だけでなく、この世界においては奴隷に近い立場の人間すらも比較的穏やかに暮らせている街らしい。

アルトリアの記憶っぽい中で妖精たちが六つの鐘と真の王がどうこう言ってた時に、ソールズベリーの名前もあったな。
挙がっていた名は、グロスター、ソールズベリー、オックスフォード、ノリッジ、オークニー。六番目の鐘は行方不明。
えーと……マシュが商人トリオと向かっていったのはグロスターだっけ。
そしてニュー・ダーリントンは『国立殺戮劇場』。リアルダーリントンへの風評被害が酷い。





酒場での出会いと再会






旅のイニシアチブはほぼオベロンが一手に担っている。
妖精國に一足先に召喚されて現在に至るまでの間に、情報収集から各都市とのコネ作りまで、メチャクチャ働きまくってくれていたらしい。マジでありがたい話だ。でもお金は返してね。
「頼りになりすぎて怪しい……」なんて思わないでもなかったが、ここまで働きものな男が敵側だったりしたら、最初から詰んでたよな。森と霧の中で遭難死不可避。もしくはコーンウォールで妖精たちのオモチャ。

アルトリアは「トリスタンさんとオベロンは同じタイプで女性の敵」と言っていたけど、確かにこの二人はちょっと似ているかもしれない。マーリンやアマデウスあたりともちょっと通じる、奈須きのこ製ロクデナシの匂いがする。
このジャンルの連中ってちょっとクズな部分すら愛嬌の範疇でもあるので、どうしても嫌いになれないというか、早くもオベロンというキャラクターのことも気に入ってきた。チョロプレイヤー。







そしてここでまさかの再会劇!
よかった、ダヴィンチちゃん……!
マシュと共に居る様子もなかったので心配していたけど、早々に再会できて本当に良かった!

しかも今のところはわりと元気そうでもある。
オベロンに続いて現地民とも良い感じに縁を結んでしたたかに潜んでいたようだし、何はともあれ安心した。ダヴィンチちゃんは頼りになるなぁ。







更にモブではなさそうな新規妖精立ち絵がまた追加。
冒頭でマシュを攫っていった妖精商人たちといい店主妖精といい、サブキャラの立ち絵素材がマジで豊富だな! しかも全員キャラが濃い!

もちろんコーンウォールの妖精たちもそれぞれキャラが立っていた。
サブと思われる登場人物がどんどん出てきて(たまに消えて)、誰もが彼らなりの暮らしや独自の性格を持っていることがサラッと描かれていくこの感じ、とても良い。
『世界を知っていく』段階としてすごく魅力を感じる導入だ。ロシア異聞帯の序盤を思い出すというか、こんな風にゆっくり現地の住民と触れ合って世界を学びつつ物語が進んでいくのって、個人的にかなり好き。
知れば知るほど、最後がメチャクチャ痛くて辛いんだろうな~ってハラハラドキドキワクワクしちゃうぜ。オタクは基本ドM。