FGO第二部 Lostbelt No.6 プレイ日記09 オークションの目玉は『予言の子』



妖精騎士トリスタンを見ていると、ピリピリギザギザしていた頃のエリちゃんやメルトリリスを思い出す。 だが彼女たちのCCC当時の暴れっぷりと見比べても明らかにヤバいというかイっちゃってるというか……全力でバッドエンドルートを爆走しているようにしか見えず、トリスタンの今後がすご~く心配になる。
CCCだけならメルトの所業もどっこいどっこいだったかもしれないが、それでももうちょっと愛嬌や隙があったよなぁ。
仮にもサーヴァントとして仲間になる可能性がある以上、悪逆非道な“だけ”では終わらないとも思うけど、果たしてどんな最期が待っているのやら……。





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※本記事では1.5部サーヴァントの真名を表記しています



『妖精領域』の街

オベロンの妖精講座




『みんなレベル1になる』妖精領域が布かれた街グロスター。
他人に強制できるほどの妖精領域を持っていた氏族長はムリアンノクナレアの二人だけだという。
ノクナレアといえば、自称女王を謳って反乱寸前な王の氏族だ。モルガンに対して反意や自治を主張できる妖精は、現時点ではこの二人くらいってことになるのかな。









グロスター&ムリアンの説明をかねて、オベロンは妖精について色々と教えてくれた。
すごく大事そうな設定の話なので、自分なりに整理してメモしておこう。


●星の内海から生まれた純正な妖精を、魔術世界では『大公』あるいは『大母』と呼ぶ。地球の魂のようなものの分霊。
●アーサーに聖剣(エクスカリバー)を貸し与えた妖精(ヴィヴィアン?)は『大母』。汎人類史のモルガンもおそらくその『大母』の権能を受け継いでいる。


●何かの間違い、あるいは星からの使命を受けて地表に出た『大母』級妖精を、ブリテン異聞帯では『亜鈴』という。
 >汎人類史でいうところの精霊、真祖に近いと思われる。byダヴィンチ

●“自分の意志”を持ってしまった『亜鈴』は、世界を作り替える大神秘『妖精領域』をもつ。
『亜鈴』はいるだけで端末とも言える『子孫』を増やし、子孫は森の仔・石の仔と言われる。それがいまの妖精國の妖精の大部分。





店先での意外な出会い






なんやかんや言いつつグロスターに到着。ソールズベリーほど穏やかではないが自由な街ではあるらしく、オベロンはダヴィンチちゃんを連れてさっさと別行動してしまった。
初めての土地でいきなり放り出されるのに不安がないでもないが、アルトリアは滞在経験があるらしいし、まぁ大丈夫……か?
アルトリアも性格的に田舎者&おのぼりさん感がプンプンするので、やっぱり安心できない気がしてきた。詐欺とか変なブランドショップとかに引っかかって痛い目にあいそう……。都会は怖いところじゃ……。







おのぼりさん二人でウィンドウショッピングをしていたら、ここで想定外の出会い。
グロスターでオークションがどうこうって話は前回にしていたので、会場で出会うことになるかもと予測はしていたけど……!
ああでも、ショッピングの話もしていたっけ。総合デパートの代わりにオープン予定の『伯爵』ブランドの商品にはトリスタンも興味津々のようだし、アルトリアもショウウィンドウを眺めるだけで顔を輝かせていた。

同じものを評価したからか、初対面から「目の付けどころ、悪くないぜ」とはトリスタンらしくないほど素直な好印象台詞。他人を褒めることが出来たのか、トリスタン……!
互いの素性に気付いていないのが理由だろうが、いきなり敵として接触したガウェインの時とは異なり、妖精騎士トリスタンとの初対面は予想外に穏やかなものだった。







我々を田舎者扱いして馬鹿にしてくる姿勢は“トリスタンのいつも通り”って感じだが、トリスタン本人も驚くくらいイラつきがないせいか、言葉の棘がまだ控えめ。
主人公(&ひょっとしたらアルトリアも)妖精じゃなくて人間だからか?

それともエリザベートの“頭痛”みたく、苛立ちのオンオフに条件が存在するのだろうか。
エリちゃんといえば、既に何回も言われてそうだけど彼女達って少し似ている。カラーリングもだが、立ち位置もCCCの頃のエリちゃんにちょっと近い。
それでも昔のエリちゃんの方がまだ可愛げがあったので、トリスタンの最期はアレ以上に悲惨なものになるのではと不安で不安で……ハラハラ、ワクワクしてしまいますね……。







一方の主人公&アルトリアも、トリスタンに意外と嫌な印象を受けなかった。
別れ際には「身の程を弁えろよな、田舎妖精」だの「一生、地べたを這いつくばって生きていけばぁ?」だの、好意的な第一印象を吹き飛ばすくらいの酷い暴言を受けたと思うのだが、しょんぼりするどころか怒りすらしない。
うーん……トリスタン側はともかく、アルトリアと主人公が彼女に悪印象を抱かなかった理由がよくわからない。トリスタンの正体や真名が関係しているのだろうか?





オークションでの珍事件

目玉商品は『予言の子』






オベロンたちと合流し、ついにオークション開幕。持ち金は偽札7000万モルポンド!
……今夜いっぱいバレなきゃいい偽札って、なかなか危うくね? ムリアン(グロスター)との関係が最悪なものにならない? 出禁のせいで鐘が物理的に鳴らせない、なんてことになったら草。

今夜の目玉にして我々の目当てである商品の名前は、『鉄で武装した妖精』『異世界からの旅人』……と、そこまでは事前の情報通り。
それに加えて、『新しい予言の子』という題目までいつの間にか増えていた。北の偽予言の子とは別件? 予言の子候補、何人目だよ。
もっと危険な存在として慎重に扱っているのかと思いきや、わりと軽いノリで『予言の子』のフレーズって使われてるのな。





「鉄で武装した」「異世界からの旅人」の正体






プレイヤー目線ではマシュの移動経路とタイミングから、「グロスターのオークション商品はマシュじゃなさそう」とは前々から思っていた。
人間牧場の空振りという前例もあるし、今回も大して期待はできなさそうだとハナから諦めかけていたが……この展開は予想外だ。
ム、ムリアン様! 2~3割の『予言の子』は、たぶん『予言の子』じゃないと思います!!









主人公のゴーサインが出た途端、アルトリアは猪と化した。こ、これがコーンウォールの猪……!
かつての主人公(のガワ)をヒロイン(?)がオークションで買おうとする、という運命的な謎構図が成立してしまった。これが噂に聞くスパダリってやつですか?

口も悪いし態度も悪いジジイが商品では、大して欲しがる客も居ないだろう……と読んでいたのに、予想外に値段はもりもり吊り上がっていく。
暴走したアルトリアはもはや止まらず、偽札とオベロンの土地代では足りない価格にまでなってきたが、どうするんだこれ! 色々バレたら、出禁どころか命を狙われない?





魔術使いトリスタン






競り合いのライバルだったのは、やはり妖精騎士トリスタン!
相変わらず性格は悪いけど、相手が昼間に出会った我々だと知った瞬間「昼間の……なら、このあたりで許……」と急に態度は軟化しかけたのが不思議。不思議だけど、嫌な感覚ではない。
あわよくばこのまま、トリスタンとは意外と好意的な関係を結べたりして……と思った我々の期待を、ムリアンの一言が打ち砕いた。
あちゃー、もうバレたか……。いつかはそりゃバレるだろうが、「仲良くなれるかも?」とちょっとだけ期待しかけていたぶん、残念でもある。
なぜか意外と優しいトリスタンの秘密について、もう少し知りたかった。









ムリアンはアルトリアが『予言の子』であることも、主人公が汎人類史のマスターだということも知っていた。
それを公の場でトリスタン相手にバラすというのは、な~んかほんのりと悪意を感じるなぁ。和解の芽を早々に摘み取られた気分だ。

もっとも悪意を向ける対象は我々ではなく、トリスタンなのかもしれない。
この後の展開といい、全体的にムリアンは決してトリスタンに優しくはないように見えた。









『予言の子』VS『女王の子』、魔術の使い手同士の一騎打ちは、意外な結果に終わった。
トリスタンは口ほどではない、と言い切るのは早すぎるかもしれないが、一対一でこんな状態になるのは予想外だ。わからされるのが早すぎる……。

狼狽するトリスタンは痛々しくも可愛いし、オラついて語っちゃうアルトリアはドヤ顔可愛いし、なんとなく微笑ましいオチになった気がしないでもないが……トリスタンにとっては大恥かかされたわけだし、もう引っ込みはつかないか。
今夜はムリアンに言われるまま去っていったが、こんな目にあったトリスタンがムリアンとアルトリアに強い敵意を抱くようになったのは間違いなさそうだ。

うーん……大丈夫だろうか、トリスタン……。どう転んでもあまりよくない目にあいそうで心配だ。
「汎人類史トリスタンと同じ名前なのにあんな態度なんて」とアルトリアが怒る気持ちもわかるし、今のところは同情できる要素も余地も特に無いのだけど、なんとなく放っておけないというか、気になってしまう。
初対面なアルトリアに意外と優しくしてくれそうだったことが印象強くて、まだ忘れられない。キャメロット会議でのモブの足斬りはエグいしショッキングだったけど、まぁモブだしな……。