FGO第二部 Lostbelt No.6 プレイ日記12 秋の森の妖精王



今回のマップ画面上に解放された『調査メモ』、前半パート全クリしてから存在に気付いたんじゃが……。
今まで妖精國の歴史とか単語とかメチャクチャ自力でメモってきてたのに! 聞いてないよ!! 把握しやすいよありがとね!!

こういう資料的なものが用意されているのって今までにあまり無かったよな?
異聞帯ってそれぞれの歴史や世界をイチから造り上げているようなものなので、こんな感じで年表や資料が自由に覗ける状態だと理解&感情移入に繋がってすごく良いと思う。オリュンポスでも超欲しかった。
今後もどんどんやってほしい。……って、異聞帯はあと一つしか残ってねーけど。





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※本記事では1.5部サーヴァントの真名を表記しています



ウェールズでひとやすみ

アルターエゴ・村正




長かったマシュ編がひとまず終わり、視点は再び主人公側へ。
仲間になったばかりの村正がNPC固定となる初戦闘を越えたが、『クラスがアルターエゴである』認識が薄かったせいで、ランサー相手に有利が取れないことに驚いたりもした。きっと全プレイヤーが「え!?」って言った。

でもアルターエゴは三騎士以外相手ならばむしろ使いやすいので、出撃強制NPCとしてはセイバー時よりも使いやすいのかもしれない。
クラス変化だけでなく第三スキルも専用のものになっていて、NP増加以外に神性特攻も背負ってきているのが興味深いな。
並べるのは失礼(?)だが、キアラっぽい使い心地。うんすまない、NP増加量しか見えてないんだ……。









村正に混ざっているのは『神々の黄昏の原因となった盲目の戦神』と、『村正の悲願(憧れ)の神』
前者はヘズっぽいが、後者は具体名もなくヒントも控えめ。推察できないでもないが、まだ断定はできないかな。

もうひとつの真名ともいえるような神々について打ち明けてくれたり、村正個人の事情も多く語ってくれたりと、一時共闘でしかない敵対関係とは思えぬほど、村正は我々の問いにあっさりと応えていってくれる。
全部が全部語ってくれたわけでもないだろうし、文句言いつつも最後には契約通り『異星の神側』として我々と敵対することになるのだろうが……なかなか面白い立ち位置だ。
本来の村正や“ガワ”ではあり得ないような表情&ムーブをしつつも完全に闇に堕ちるワケではなく、かといって光の側に立つ気も無い。ダークヒーロー系……ともまた違うか。『敵組織なんだけど度々共闘し、でも最後には命懸けで戦う相手』系の魅力を感じる。

こういう立ち位置のキャラクターに、この“ガワ”を被せてくるのがニクい。
この“ガワ”を被った村正が異星の神側の敵になったと知った時にはSNファンとしてジワジワとショックだったけど、今ではこの配役の妙に唸らされている。オモシレ~。





秋の森での謎現象






一時的な仲間・村正との関係も意外と良好。見た目SN主従とゆく異聞帯ブリテンの旅はなかなか楽しい。
一行はオベロンに案内されて、彼の領地ウェールズへと辿り着いた。『秋の森』! 本物の『秋の森』じゃないか!!

今まで出会ってきた妖精とは言葉が通じてきたけど、ウェールズの妖精たちは表示がバグっていて、少なくとも主人公や村正には言葉が理解できないようだ。それどころか妖精仲間(のはず)なレッドラ・ビットにも通じてない?
この森が「“枯れゆくもの”たちの憩いの場」であることが原因なのか?

だがアルトリアは「マロンがあるんだって!」とウェールズ妖精の言葉を理解していたように見えた。
うーん……何か意味があるのか、予言の子の特殊能力か、レッドラ・ビットが無知なだけか……。







ウェールズで気になったものは、もうひとつ。
食後に現れた闖入者ブラックドッグを追い払ったのはいいが、中に変なものが混ざっていたように見えた。 しかもそれに対し、ウェールズの妖精は例の謎言語で「やっつけた! ぼーてがん!」と騒いでいた。ぼーてがん……? 似たような名前を汎人類史アーサー王伝説で見かけたような……。だとしたら……ええ……?
この退治劇はオベロン不在の間に起きたわけだが、ちょっと不穏な気がしないでもない。





妖精って不思議






帰ってきたオベロンに、妖精にとっての『家族』の話を聞く。モルガンとトリスタンの関係が実の母娘ではないことが明らかになったのもココが初、かな?
妖精の『先代』と『今代』の設定はなかなか興味深いが、完全には理解しきれていないような気もする。もうちょっと具体的な実例を見てみたいところだ。

そういえばムリアンのことも、ハベトロットが「娘に代変わりしたのかな」みたく話していたっけ。
なおかつムリアンは最後の翅の氏族……ってのも、不思議な感じだ。なぜ彼女以外の翅の氏族は次の代が発生しなかったんだろう。妖精の死にも色々な種類があるのかな。





眠れぬ夜

役割と望み




夜遅くになって、出立前のオベロンと主人公が二人だけで話をする時間があった。
完全な二人きりとなると……ひょっとして初めてだろうか?
会ったばかりの頃はトリスタンがいたし、最近はダヴィンチちゃんがずっと傍にいた。
オベロンはこの異聞帯において初期に出会ったキャラクターであり、我々の味方になってくる頼りになるサーヴァントでもあるはずだが、シナリオ的にそこはかとなく“線”が引かれている印象もある。
留守にしていることが多いからってのもあるだろうが、主にダヴィンチちゃんたちと共有する汎人類史の内緒話の時には、オベロンは同席していないことが妙に多く、若干仲間外れな印象を持たないでもない。









『オベロンという人物は本当に仲間なのか』『信頼していい相手なのか』という想いを、今まで我々は心の底に引きずり続けていた。
彼が頼りになるからこそ不安で、そう考えてしまうのが恥ずべきことのようにも思えるので大声には出さないけど、やっぱりちょっと引っかかっていた。

……のが、ここでようやく、少し晴れたような気もする。
やはり二人だけで話す時間って大切だ。オベロンについて少し理解できたし、距離も縮まった。
アルトリアのこと、異聞帯切除のこと、マシュのこと……主人公が抱えているものについて、ダヴィンチちゃんやトリスタンでは打ち明けるには近すぎる。オベロンのような人物が話を聞いて、意見を口にしてくれると、少しだけ荷物が軽くなったようにも思えた。







たくさんアドバイスをしてくれて、励ましてくれたオベロン。
そんな彼の側の荷物について、最後の最後に少しだけ明かされた。
創作物の中にしか存在しない妖精妃ティターニア……。
かなり初期、「プレイ日記04 世界を知り、人々を知る」の頃に『夏の夜の夢』と自分自身について語ってくれた時、オベロンはティターニアについて「そっちは完全にシェイクスピアの創作」「ワガママな妖精王を許してあげられる女の子なんて、それこそ作り物の中にしか存在しない」と言っていた。印象としてはアッサリ気味で他人行儀で、作り物の存在として突き放しているようにすら聞こえた。
一方で妖精王オベロン自体の伝承がシェイクスピアの時代より古くから存在することに「そっちは知らなかったなぁ」とも話していたのが不思議な感じでもあった。

うーん……オベロンの事情は、やっぱりまだよく見えない。
二人で会話したことで距離が近付いてきたとも思ったけど、また少し見えないものが増えて遠ざかったような気分でもある。
オベロンについての色々が明かされるのは、やっぱ後編の終盤なんだろうな。遠いな~。





改めて仲間に






前日のオベロンの言葉を受けて、主人公の考えも改めて纏まった。
序盤から色々と棚上げし続けて、アルトリアはもちろんオーロラやムリアン相手にも結論を保留し続けていたけど……ここでひとつ決断!

このタイミングで意志を固められたのは、かなり大きいことだとも思う。困難を前にしてダラダラ悩んだり迷ったりしてるのは危険すぎるもんな。
アルトリアとの関係も今までの時点で十分「友人として」は良好なものだったけど、この決断のおかげで「大事な仲間として」更に相手に踏み込めるようになった気がする。
ようやく序章終了って感じかもしれない。









不安と甘えからか、このあたりからアルトリアの村正への当たりがキツくなり始める。
いきなりの「じじい」呼ばわりにはビックリしちゃったよ……。オ、オラのアルトリアちゃんが不良になっちまっただ……。

口は悪いが、素が出せるようになって遠慮がなくなってきたのは良い兆候かもしれない。
反抗期系おじいちゃんっ子属性ってのも新鮮だな……。アリアリ。可愛い。
そして「村正ぁ!」は今年度流行語大賞最有力候補とみた。
伝説の「話の途中だがワイバーンだ!」や昨年度大賞「ガッツがなければ即死だった」を超えられるか、今後の発展が楽しみですね!