FGO第二部 Lostbelt No.6 プレイ日記21 見えてきた多くの“ズレ”



最初に解放された9節までの時点で、妖精国の設定や歴史はかなり複雑なものだとわかっていた。
それでもなんとか自力で把握&理解できるレベルではあったが……中盤あたりから、更にどんどんモリモリ複雑になっていく。メモ必須&読み直し必須。
『調査メモ』が無かったら心が折れていたかもしれない! 本当にありがとう『調査メモ』!!





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※本記事では1.5部サーヴァントの真名を表記しています



断章再び

マシュの新たな旅






ノリッジの鐘が鳴らされたこのタイミングで再び『断章』スタート。
マシュの記憶も戻ったしシェフィールド編も終わったし、てっきり『断章』シリーズは完結していたのかと思っていたが、そんなことは無かったぜ……!

モルガンにどこかに転移されたとは聞いていた&既に手出しできないみたいな話を聞いてはいたが、確かに目覚め直後のマシュは健康体で無事。
周囲に敵の気配はなく、なぜか自分を「トトロット」と名乗るハベトロットによく似た妖精がたまたま彼女を発見した。

「トトロット」といえば、今度こそ間違いない。「プレイ日記06 女だらけの妖精円卓」の頃に耳にした「はじまりの騎士トトロット」
名前の響きがハベトロットと似ている点など気にはなっていたけど、同一人物だったってことか?
例の「名前が思い出せない妖精騎士」はトトロット(orハベトロット)だった……?







更にトトロットと現れたのは救世主トネリコ。外見はアルトリア・キャスターと瓜二つだが、衣装は第二再臨姿だ!
……とこの時は思っていたけど、後になってトネリコと第二再臨キャストリアは微妙に衣装に違いがあることに気付いた。胸のリボンがちょっと違うけど、何より注目すべき&わかりやすいのは杖の違い。なお私は! 杖の違いについてトネリコ自ら言及してくれるまで気付かなかったぞ!!

服のことはさておき……『予言の子』はトネリコの生まれ変わりだ~なんて噂もあったが、顔立ちまでここまでそっくりそのままってのはさすがに特殊な事情がありそう。







妖精暦時代の妖精であるトネリコと、マシュは出会った。
トネリコの登場で察せてはいたが案の定、マシュが飛ばされたのは別の土地や異界でもなく、そのまま同じ土地の過去の時代かよ……。
タイムトラベル? モルガンの『水鏡』ってタイムマシーンなの??

記憶喪失でシェフィールドの予言の子になった第一の冒険だけでもメチャクチャ大変だったのに、今度は時間を飛び越えた大移動だとか……マシュの旅路が波乱万丈過ぎる……。
短い期間、同一の異聞帯内で複数回発生して良い規模のトラブルじゃないだろ。『シェフィールド編』と『トネリコたちとの出会い編』、それぞれ一つずつクソデカ物語の主軸になってもおかしくないレベルの内容だよ。
盛りすぎ~! そりゃ分割して当然~!





最初の鐘が鳴らされて

アルトリア・ペンドラゴンとアルトリア・キャスター






再び視点が現代の主人公側に戻るが、その前にアルトリア・キャスターのモノローグパートが挟まれる。
今後もちょくちょく、節が跨ぐ等の事ある毎にコレは発生していく。彼女視点での自身の過去、旅の中で感じたことetcがもりもり語られていく、かなり興味深くも情報の多いパートでもある。

最初の鐘を鳴らした直後である今回、アルトリアが想っていたのは汎人類史のアーサー王について。
初期から主人公やダヴィンチ、トリスタンなどからアーサー王については教えてもらっていて、彼女は「凄すぎる」「引け目を感じる」などと卑屈かつヤケクソ染みた感想をよく述べていた。
ただ、今回改めて語られた彼女の心情は……表向きの言動ほど単純ではない。アルトリアは苛立ち怒っているようにすら見えた。

内容はさておき、面白いし不思議な気分でもある。“他者”の視点からアルトリア・ペンドラゴンの過去や在り方を眺めたり語ったりするさまは、それこそFateSNでのセイバールートを思い出させるが、今回の語り手は士郎でも他の誰かでもない“もうひとりのアルトリア”自身だ。
アルトリア・ペンドラゴン本人ではなく、あくまでも“もうひとりのアルトリア”である人物からの感想と評価を聞くのは、ともかく不思議な感覚。
彼女たちは異なる世界のアルトリア同士として、外見を始めとする似た部分も多くあったけど、ここに来て違いが大きくなってきた気がする。……というより、違いが「見えるようになってきた」感じがする。







その一方で、ノリッジの鐘を鳴らしてからアルトリアは少し変わった。
「めちゃくちゃ強くなった」という話だったが、精神的にも変化が生じているように見える。完全に勘と感覚の話でいうと、ちょっと汎人類史アルトリアに近付いたように見えないでもない。

まだ何を明言されたわけでもないけど、このままアルトリアが変わっていってしまうのだとしたら、それは寂しいし少し怖いな……。
今までのアルトリアが“何か”に上書きされていく、といった状況でなければいいのだが。なんとなく事件簿シリーズのグレイたんを連想してしまう。





オベロンが大切にするもの






ノリッジからの移動中、オベロンと“ウェールズの森”の妖精たちの話になった。あの地の妖精たちは他の妖精とは言葉も違うし外見も雰囲気が異なるよなぁと思っていたが、そういった背景があったのか……。
そんな誰よりも弱々しい存在たちに見守られながら森に召喚されたオベロンの姿とエピソードは、物悲しくもファンタジックな御伽噺のようでもある。

『恩を返すために立ち上がった弱い者たちの王様』というのは素敵だし、純粋に良い話だな~とも思うのだが、なんとなく彼らの今後が心配になるというか……。
こんな素敵で綺麗な良い話が、最後まで円満にハッピーエンドで終わってくれるような、そんな優しい世界には思えないんだよな……。





人間と妖精のズレ






ノリッジから戻ったら、今度はVSウッドワス率いる牙の氏族戦。
援軍が来ることを想定して作戦を練っていたのに、肝心のノリッジからは予想外の返答がかえってきて、仲間たちの顔は曇っていく。
見知らぬ街や氏族相手ならともかく、まさかノリッジにそんな反応をされるとは……。これって地味に超ショックだ。滅びの予言を覆すほどの成果を我々はあの街でやり遂げたんだぜ?

掌の返し方がキツい、と最初は衝撃&悲しみ&やや怒りの感情を抱いたけど、これもまさに妖精ならではの価値観の違いなのかもしれない。
思えばこのあたりから、妖精たちと我々との間にある感覚のズレや歪がより露わになってきた感じでもあった。
ちょっと前にモルガンの玉座にて、最初の鐘が鳴ったのに「戦争だワクワク!」な反応を妖精たちがしていたあたりから既に匂ってきていたけど、妖精の考え方や倫理観を我々の感覚に当てはめると、かなり歪で不気味なものに見えやすいのかもしれない。





ウェールズの惨劇

森は炎に包まれる






嫌な流れは更に続く。むしろここからが最悪だった。
さっきオベロンからあんな話を聞いたばかりなのに、あの美しく物悲しいウェールズの森と妖精たちが……。
モルガン側にどんな事情があるのかわからないけど、この件についてはさすがに酷い。妖精たちの声が辛くて辛くて見ていられない。







この事件に、当のオベロン以上に激しい反応を示していたのはアルトリアだった。
今まで見たことないような表情をいくつも見せて、怒りと憎悪を敵にぶつけていく姿は、こちらもまた痛々しい……。

悲しい出来事は今までにもあった。人間牧場でのトリスタンの別れだったり、主人公達が直接目にしたわけではないけど、シェフィールドでの色々だったり。
……でも、今回はあれらとはベクトルが違う。こんなにただ辛くて悲しくて虚しいのは、この異聞帯に来て初めての経験だったようにも思う。マジで心がどん底に凹む……。





妖精騎士ガウェインの真名






森を焼いた部隊を率いていたのは、「プレイ日記18 女王との謁見」ぶりの登場となる妖精騎士ガウェイン。
正直好感を持てる人物に思えてきていた彼女との再会がこんな最悪な形になるとは……。
運命って本ッッ当に悪趣味ですねぇ!! やんなっちゃうなァ!!!

いよいよ彼女とも決着をつける時。
ここでアルトリアが彼女の真名をあっさりとバラしてしまう。
久々の【真名判明】演出……!? 生きていたのか、【真名判明】演出!! 超久しぶり、三年ぶりくらいか!!!









妖精騎士ガウェイン改めバーゲストとの戦いに強制参戦したのはオベロン
しかもクラスはアーチャー……? えっ……オベロンってアーチャーだったのか!?

とりあえず性能チェックチェック。ちょっと待っててくれよなバーゲスト! そこのフレマーリンと遊んでてくれ!
……へ~、バスター全体宝具か。攻撃系ってのもバスターってのも何もかもかなり意外な印象。
睡眠付与&無敵付与とは面白い仕組みだ。そのまま相手を眠らせてもいいし、あえて無敵貫通を持ち出して叩き起こしデバフにしてもいいってのが色々な悪さが出来そう。(追記:……と思ってたけど、叩き起こしデバフは夏アビーのスキル限定仕様か!)