ランス・クエスト 延長戦073 支え合って強くなる母娘



年のせいか思い入れが深いせいか、最近親子モノに弱い……。
家族とか母娘とかでイイ話を見せられると、すぐに超感動してしまう。
作品完結バフも大きいんだろうな。ランス10まで完走してから振り返る過去シリーズはやはり楽しい。



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※本記事ではサーヴァントの真名を表記しています





長男と長女

リセットビンタで仲直り






VSダークランス戦はサクッと終了。
いつも通りダークランスは憎まれ口を叩きつつ去っていく……と思いきや、なんか急に思いつめたことを言い出した。息子が「くっころ」じみたことを言い出したのにランスドン引きで草。

【導く者】の影響でジメジメウジウジした方向性が強化はされているけど、この感情自体は前々からダークランスが隠し持っていたものだ。
ランス6の頃にボロボロになったフェリスを抱えて逃亡生活を送っていた頃も、似たような自虐や後ろ向きな発言を漏らしたのを見たことがあるような……。
あれっていつ頃だったっけ。ランス6ED後のエピローグでサラッと触れられた程度だったか?







いっそ自殺しちゃおう、みたいなことまで言いだしたダークランスに、リセットの掌が飛んだ。
炸裂、リセットビンタ! またの名を『クラウゼンの手』ッ!
今後も色々な場面で炸裂して世界を救っていく、伝説のはじまりの瞬間であった。









ビンタのおかげで必要以上に高まっていた後ろ向きな感情も収まったダークランス。
先程までは「お前の母ちゃんも、あの男にやられただけだろ」なんて酷い憎まれ口を叩いていたダークランスも、毒気を抜かれてリセットとは素直に穏やかに話をするようになった。

まだまだ仲良くなったと言い切れるほどではないが、兄妹関係の第一歩。彼らの距離は一気に縮まった。ダークランスからもリセットに悪感情を抱いてなさそうなのが特に大きい。
今後もリセットを始めとする妹弟がもりもり増えていく、兄馬鹿のはじまりの瞬間であった。





父親は息子を千尋の谷に云々




兄妹で仲良くできそうだし、このまま同行してくれたら全部解決ハッピーエンド&かあちゃんとの涙の再会実現だったのだが……。
今回は残念ながら全部おじゃん。続きは次々回作! ランス10で自由都市手動解放しよう!!

ランクエといいランス10といい、結局ダークランスは幼いうちにランスと共闘することはほぼ無いまま終わったことになるのか。
ランス10第一部のなんでもありカードすら存在しないあたり、徹底されている感。

第二部でのようやくの円満解決を引き立てるためかもしれないが、ちょっとくらいは一緒に冒険もしてみたかったよな……。
ランクエキャラメイクでダークランスを作るか悩ましい。ファイターユニットは足りすぎるほど足りてるし必要性は薄いが、チビなダークランスとカワイイ盛りのリセットが並んで戦うのを見てみたいという親(馬鹿)心もあり……。





バベルのボス連戦

元司教の末路




続いて出てきたボスは久々登場となるエンロン。
ついさっきまで兄妹のほのぼのした光景に和んでいたのに、いきなり汚いものを見せるんじゃない。ギャップで視力が下がる。

プレイヤー目線でのエンロンの最後の出番は、『ムーラテスト後編』で法王脱落後にランスにカックン地獄されて以来だ。
トータスも同じ場面で、眼ェギョロギョロの血走りヨダレ状態で奇声を上げつつ走り去ったんだっけ……。
うーん、思い出してもトータスの堕ちっぷりが怖いな。引くわー。









クルックーの法王就任以降、行方をくらませていたエンロン&トータス。
法王への憧れと狂気で完全汚染人間にまでなりきったエンロンはともかく、トータスは保護数日後には自殺していたのか。法王脱落後の狂乱っぷりを思うとそう意外な展開でもない。
精神的に十分地獄を味わったんだろうけど、結局トータス本人を直接殴ったり蹴ったり痛い目を見せられなかったのはちょっと悔しくもあるなぁ。メンタルとか知らねぇ、殴らせろ。

ボス戦は相変わらずエンロンが放ったモンスターとのバトルだったが、難易度は大したものではない。
イヤシンスを解放できてよかったね。仲間になってくれてもいいんだぞ?





パステル救出






55階で立ちはだかったのはパステル!
パステル本人との戦闘は地味に久々だな。親子鑑定以来?

アムちゃんが傍にいないからか、パステルは例のレ×プ眼ではなくなったけど、汚染が進み錯乱状態に変わりはない。
ランスへの殺意がマシマシになったり自虐が過ぎて自殺しかねないテンションになったり、躁鬱激しい感じ。なかなかヤバげ。









パステルが変なことになった時はリセットの出番!
ダークランスの時に続き、『クラウゼンの手』でパステルを一気に正気に戻すことに成功した。バチコーン!!

パステルとリセットは母と娘であっても多くの場面では実質立場が逆転していることが多く、デキる娘に怒られたり慰められたりするポンコツ母という構図はコメディ&ほのぼの場面として定番になっていた。
だが、今回は……。









緊張の糸が切れて泣き出してしまったリセット。
延長戦066 神の真実」の頃は涙も見せず、祖母たち相手に勇ましい啖呵を切っていたが……本当はずっとずっと、無理をしていたのだろう。

辛かったとか不安だったとか複雑な感情ではなく、「おかあさんいないの、いやだった」という本音が年相応に拙くて幼くて……こんなん泣いてまうわ……。
普通のガキんちょのように母に甘えるリセットと、普通の母親のように娘を慰めるパステルの姿が眩しくて愛おしすぎてよぉ……。







リセットの泣き顔差分はかなりレアだ。使われる機会って、ひょっとしてコレっきり?
表情にデジャブを感じたので、母親の泣き顔を引っ張ってきて見比べてみる。うん、やっぱりよく似てる。
さすが母娘と感心すべきか……娘と同レベルな母親の泣きっぷりに呆れるべきか……。





君がいるから強くなれる






正気になったパステルも取り戻して、いよいよ準備万端!
アムちゃんの企みを阻止するんだ!
パステルも格好いい顔で「わらわが止める」とやる気十分! 頼れる女王様!!

……が、数階登ったところでリタイア宣言。
駄目だこりゃ。でもそれがパステルだよ……。









さっきまでとは一転、立場がいつも通りに戻ってしまったパステル&リセット母娘。
……のようでいて、リセットはパステルに今も支えられているし、パステルもそうなんだろう。
一般的な親子像とは少し違うけど、すごく良い関係だよなぁ。
この母娘関係、メッチャ好き。二人揃って可愛いし最強。二人はぷいきゅあ。