FGO第二部 Lostbelt No.6 プレイ日記36 創世の真実



6月公開の前半パートがメインヒロインマシュの『マシュ編』だったとしたら、7月公開の後半パートはトネリコヒロインの『モルガン編』だった印象。
そして8月公開パートは最終章兼『アルトリア編』ってところか。
内容としてはもちろん繋がっていたわけだが、それぞれ空気は(特に前半→後半は)異なっていて、物語の情報量もそれぞれでメチャクチャ多かった。

いつかも言ったがFateSNの複数ルートを混ぜ合わせて一つのシナリオに纏めたような、そんな物量感と重力を感じるモノだ……。
素晴らしい出来だったけど、ちょっと詰め込みすぎな気がしないでもない。
面白いものと面白いものと面白いものを全部ブチ込んだシナリオ、そりゃ面白いけど質量ヤベーに決まってんだろ!





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※本記事では1.5部サーヴァントの真名を表記しています



ブリテンのおわり

呪いの厄災






バーゲストの変化に嘆いている暇もなく、新たな厄災がガッツリ出現。
いや、これに比べれば、失礼かもしれないがバーゲストの側はまだ一般的な厄災に数えられるかもしれない。
こっちについてはともかくヤバい。色々な意味で格が違いすぎて、どうにか出来る気がしない。
じっくり見ているとフワフワしてるし丸っこいし、なんか可愛いような気がしないでもないが、まぁそんなこと言ってる場合じゃねぇよな……。
壁画同様にモコッとメタボなボリュームになっているけど、ツノなどのパーツはノリッジで目にしたアレと少し似ている? むしろノリッジの方が劣化コピーの類似品、みたいな感じだったんだろうか。知らんけど。

なんかこう……無茶苦茶な状況になりすぎて、もはや何を考えればいいのか……。
っつーか既に詰んでない?
フラグ未成立でモルガンと対決した時点で、やっぱりバッドルート確定してたんじゃないか?







もはや絶体絶命、全部オワタ! どうすればいいのかもわかんね!
……と投げ出しそうだった我々を助けてくれたのはまさかのコヤンスカヤ!?

しかもその理由と経緯は良い意味で予想外のものだった。あくまでもビジネス、『敵の敵なので手助けした』くらいの関係ではあるけど、彼女のおかげで間違いなく我々は命を救われた。
サンキューコヤンスカヤ……! ランスロットに致命傷喰らっててワロタとか言ってゴメン!! 本当にごめんなさいでした!!







ムリアンとの関係が意外と深いことも前から少しずつ察せてきていたが、この場面は本当に予想外だった。 「良いとこあるじゃん!」なんて言うと怒られそうだし、それとこれとはまた違うんだろうけど、ともかく素敵なものを見せてもらった。
ムリアンの最後の願いとあわせて美しかったし尊かったし格好良かったよ。

コヤンスカヤ……。今までも決して嫌いじゃなかったむしろ好きなキャラクターだったが、ここでもう一度評価を改めよう。思っていた以上にずっとずっとイイ女じゃないか!
間違いなく暗黒級悪女ではあるが、悪女とイイ女は両立するからね。
次のメインインタールードでの掘り下げが楽しみだな~……と勝手に決めつけて期待。いやでも絶対に来るだろ。





遅れてくる男






コヤンスカヤの助力で全滅だけは免れたものの、打つ手なく項垂れるしかない一堂の前に現れたのは、久しぶりのあの男。
こッ……この野郎ッ……!
まさか今回もおいしいところを持っていくつもりか!?
タイミングといい完璧すぎて悔しいけど超ありがたい! けどメチャクチャ悔しいな!?
でもありがとう!! でも悔しい!!!

感情がムチャクチャになりすぎて、ここで一回リアルに休憩を挟んだ。ふぅー、ふぅー……。
……よし! さぁ、行こうか!!





明かされる真実

『楽園』への旅路






なんやかんやあって、ともかくマーリンの言う通り『暗い沼』から『楽園』を目指す最後の冒険開始。
汎人類史アルビオンとは異なり、妖精國のアルビオンは路を開くことに成功していた……というのは興味深い話だ。
アルビオン関連だけでも色々と気になることだらけ、聞きたいことだらけだったが、ここまで来るとそっちに注目する余裕なんて無いんだろうなぁ。

地上に幻を飛ばしていた頃のマーリンは見慣れた姿だったが、霊洞で我々を導くマーリンはなぜかビジュアルがフォウくんになっている。
アルトリアが何度も「マーリン??」的な反応を示しているのに、ちょっとだけ引っかかる感覚を覚えもしたが……後に明らかになるアレコレを想えば、なんとなく理解できる。





妖精の罪






霊洞にはロンディニウムの壁画、『巫女の記憶』が映し出されている。移動中にマーリンは妖精國創世の話の詳細etcを語って聞かせてくれた。
まず最初、ブリテン創世期の『6つの妖精』に関する昔話の件だが、「プレイ日記27 『6つの妖精』と『神様』と『動物』」でハベトロットに聞かせてもらったものとは細部が違う。大事なところが大きく異なり、抜けまくっている。

……でも正直なところ、大体予想通り。そんなことだろうなぁとは思ってた。
最悪の予想が当たっていたというだけなので達成感はなく、胸クソな気分が高まるだけだったが、ここからが悪い意味で我々の想像を超えてきた。









汎人類史との分岐点については今までも度々触れられていたけど、それこそ目の前の問題やケルヌンノスや大厄災のほうが存在感が強すぎて、あまり注意をしていなかったが……マジで全ての始まりで、全ての原因だったとは……。

「さぼった」なんて言葉にしてみれば拙くて幼稚で、なんか笑ってしまいそうなくらいくだらない“きっかけ”で、全ては始まり終わってしまった。
呆れる、悲しむ、怒る、笑う……色々な感情がこみあげて、最終的には唖然としてしまう。
笑い話でしかないのに笑えない。その後の所業もひっくるめて、どこまでも愚かで幼稚なのに、あくまでも悪意ではなく純粋な衝動によって行動し続けている感じがつくづく不気味で気持ち悪くて、改めて“妖精”というものと我々の違いを再確認させられる。
他の種だからと虐げるのは論外だが、これはもう、とてもわかりあえるものではないと思わずにはいられない……。





聖剣作成が意味すること






ついに辿り着いた『楽園』。そして明らかになった、『楽園の妖精』の“使命”。
何も知らされていなかった主人公たちには衝撃的な“使命”だが、アルトリアは以前からわかっていたはず。
今まで尋ねられる度に誤魔化したり悲しい笑みを浮かべて言いよどんだりしてばかりだったけど、こういうことなら納得だ。彼女は出来れば、仲間には隠したまま一人でこっそりやり遂げるつもりだったんだろう。

そして今もなお、なんでもない風に振る舞い続けている。
いつだってアルトリアは強がって、嘘ばっかりつく……。アルトリアが笑うと、もはやこっちが悲しくなってしまう。