FGO第二部 Lostbelt No.6 プレイ日記40 ユメが終わる時



ラスボスが“アイツ”だったことは驚きもしたけど納得もした。
そうなるだけの可能性は今までに十分見えていたし、後半になるほどに色々と漏れてもいた。

一方、ガチャとして実装されるか否かについては、個人的には五分五分だとも思っていた。
ストーリーとしての完成度を考えると「されない」方が美しかったよな~と思わないでもない。ソロモン枠に近いっつーか。

実際は「された」わけだが、もちろんそれはそれで純粋に嬉しい。
美しい結末とか読者が押し付けるもんじゃねぇのさ……と掌クルックル。





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※本記事では1.5部サーヴァントの真名を表記しています



呪いの災厄

クレイジーエネミー




ついにド本命のVSケルヌンノス戦!
今まで以上の強敵になるだろうと踏んではいたけど、それにしたってブッ飛び過ぎててワロタ。
フォロー(霊脈石)なし初見クリアさせる気ねぇだろ!?
ストーリーの説得力と敵の強大さの表現の為とはいえ、難易度がドカドカインフレしていってるっつーか、何段階も急上昇していく感じにはさすがに限界が見えてきた。
色々と調整するのって大変だよな……って謎目線での同情半分、いやふざけんなよってプレイヤー目線での怒り半分。

でもまぁ、戦っているうちに“解法”は色々と見えてきた。呪層が貯まりまくっている状態が一番危険なので、それを速攻で剥がすのが重要だ。
つってもブレイクで一回張り直すんだけどな! ふざッッけんなよ!!

初見での完全攻略を目指さず、呪層の仕組みや対処などの知識を得たうえで挑戦すれば、ある程度は難易度も下がってくるのだろう。……た、たぶん?
初見で無理やりクリアしたので、試しようがないのでわからないが……。





グリムの支援






戦闘中は定期的にグリムのバフが飛んでくるのがありがたいけど、キャストリアの宝具タイミングと重なったりして微妙に噛み合わないことも多々。
あれってランダム? それともターン毎に決まっていたんだろうか? それすらも把握しきれないうちに終わってしまった……。
でもバフの効果自体はどれもありがたかったよ。たぶん助かってたと思う。サンキューグリム……。
ファンサービスな眼帯姿は素直に胸熱。







ケルヌンノスは戦闘中に見覚えのあるスキルをいくつか使ってきた。想像はしていたけど、やっぱりそういうことなんだろう。
まぁ気持ちはわかる。ケルヌンノスの呪いに彼女の呪いが合わされば、こんな結末になるのも当たり前というか……。

……なんとかしてあげたいとも思うが、そもそも後の祭りなんだろう。
結局我々は、彼女に何もしてあげることができなかった……。救いになるどころか、彼女の想いを知ってあげることすら出来なかったのが改めて辛い。





聖槍と聖剣






その頃、もう一人の少女も、村正のおかげで残った“最後の猶予”を使い果たそうとしていた。
ケルヌンノス戦、あるいはその核になった存在との対決でもう一戦くらい発生するかと思ったが……ここのパートはシナリオのみ、バトルなし。
つまり彼女が全てを終わらせるってことなんだろう。戦闘から続く興奮を抑えて、静かに見届けることにする。







最後に唱えられたのは幾度となく聞いてきた「聖槍、抜錨」ではなく、「聖剣、抜刀」
ロンゴミニアドではなくエクスカリバーとして、彼女の全てが祭神へと放たれた。

……今はまだ、やっぱり何も言えない。
彼女の最期のモノローグ、その想いが眩しいのに、成し遂げたことは間違いなく救世主で英雄じみているのに、結局根っこにあるのは『いつものアルトリア』のままだったのが……嬉しいのか、悲しいのか。やっぱり何も言えない……。





“いてはならないもの”






聖剣ですら貫き切れなかった神格。救われなかった●●●●●・●●。
彼女に最期の眠りを与えるのは、「プレイ日記14 守りたいもの」から今まで行方不明になり続けていたブラックバレルだった。やはりハベトロットが回収してくれていたのか……。

ハベトロットの言葉と行動は、マシュの封じられた記憶の蓋を開けてしまった。
「コイツは途中で退場する」なんて、以前のモノローグでは茶化してたくせに……全ての決着に関わってくるメチャクチャ重要な役割を成し遂げてるじゃん。
確かにマシュにとってはこれもまた『道の途中』かもしれないけど、その事実を受け入れているのも含めてハベトロットが格好良すぎる。こんなの一生残っちゃう。







ハベトロットのことを思い出した時、マシュは泣くほど喜んでいた。
そしてその結果を目にした時には「返しますから」「思い出しません」と叫んで、己の喜びの涙を“無かったこと”にしたいと願うほどにハベトロットを想っていた。
本当に辛い出来事だったろう。だがマシュは、こんなことで凹んだり立ち止まったりはしない。他でもないハベトロットがそう信じてくれているのだから、なおさら。

シェフィールドといいトネリコたちといい今回といい、妖精國でのマシュは辛い別れをいくつも経験することになったなぁ……。
でも別れの度に頑張れるところが本当に凄い。強くなったなとしみじみ思う。





妖精國の終着点

『赤い選択肢』の出現




アルトリアもいなくなり、ハベトロットもいなくなり、グリムもいなくなった。
これで全ての戦いが終わった。……ように見えたが、まだ微かな違和感が残っている。

ここで主人公の選択肢に異変が発生。
どういう仕様になっているのかはわからないが、さしあたり私は全部発生したと考えていいのか?
初プレイ時は選択肢基本上固定、マテリアル回収時は選択肢下固定で読み直す、というのが基本スタイルだったので、噂の仕様とはちょっとズレているような気もするのだが……。







一番最近の出来事ならば、グリムの「唯一の助っ人」発言。
少し遡ればマーリンの「独り言が多かった」発言、過去のアルトリアの魔術の師。
もっと遡れば……ともかく、山ほど。違和感や不安、疑念は山ほどあったけど、自信がない+親愛の念が強いからこそ目をそらしてきた。

だが『赤い選択肢』の主人公は、むしろ親愛と信頼が強いからこそ目をそらさなかったのかもしれない。
相手の反応も、『赤い選択肢』に対して嬉しそうだったように見えた。嬉しそうに憎まれ口を叩くあたり、嘘つきなのでつまりは反転して……。
うーん、アイツの心理を読むのって面倒くせぇ~! どこから嘘で、どこまで嘘なのか、その塩梅を判断するのがとても難しい。
だがこれは完全に理解しなくてもいいのかもしれないな。きっとライターの中には明確な答えが存在するのだろうけど、今後もハッキリと明かされる機会はないような気がする。それもまたある種の浪漫だ。





奈落の虫






アーチャーでもライダーでもキャスターでもなく、装っていたのはルーラー。
輝けるクラスカードは黒く溶けていき、見慣れぬ【Pretender】の文字が現れた。

アイツが“ソレ”だったことには驚きもあったが、納得感もある。
最初からその名は度々話題の中に挙がっていた。汎人類史においてはウーサーを殺した、『神秘の島の自殺願望』たる白い竜。続くアーサーは『人間たちの王』たる赤い竜で、対するモルガンは『神秘側の王』を主張していた。

自分の夢を叶えられなかったモルガンが、ここでならば今度こそと考えて始まったのが妖精國ブリテンだった。そしてウーサーとアルトリアも、汎人類史とは異なる立ち位置でも確かに存在していた。
……となれば、“白い竜”が最後に出てくるのも当然。なんなら既に、妖精國の歴史では幾度も“厄災”として登場済みだった。









すごく納得できる、当然で自然な流れだ。曖昧だったりブレていたようにも見えた今までの出来事に対する全ての回答にもなっている。
色々な事柄がクルッと綺麗に反転して落ち着くべき場所に収まるのには爽快感すらあった。

……一方で、やっぱりショックでもある。
最初は単純に「嘘」が悲しく寂しかったが、やがて彼の全てが悲しく思えてきた。こんなのいよいよ救いようがないというか、最初から終わり切っている。
彼自身は諦めているようにも、救いなんて望んでいないようにも振る舞うが、それこそ「嘘」じゃないか?
幼いアルトリアにかけた言葉の中には、アイツの素の想いや願いも含まれていたんじゃないのか?
よくわかんねぇけどさぁ!







……ということで、次回妖精國プレイ日記最終回!
先に言っておこう。長い記事になるぜ……!
最終回記事はいつだって長いんだけど!