FGOイベント 昭和キ神計画 ぐだぐだ龍馬危機一髪! プレイ日記11(完) いつまでも傍に




ぐだぐだ2021感想、最終回!

バランス的にオマケパートの感想はほぼ書けないのだが、今年も第一部・第二部(オマケ)共にとても楽しいイベントだった。
触れそびれたけど『探偵ミッション』システムも気付いたら御褒美ザクザク貰えて嬉しい。自動受け取りになってくれるのもすごくエライと思う。
この調子で通常ミッションとかウィークリーミッションとかも自動受け取りor一括受け取りをさせてほしい……。

今年は龍馬たちのように久々にメインに据えられたキャラクターについてガッツリ掘り下げられたうえ、後半に新規☆5バージョン追加という“盛り上げ方”のウマさにも唸らされた。
ちょっとずつ匂わせつつのカマし方がなんかもう絶妙。人の心を操るプロか? こんなんアガらないわけねぇじゃん!



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※本記事ではサーヴァントの真名を表記しています





事件の終結

眠る麒麟





死ぬのは一人と決めていると語ってカルデア一行を遠ざけた高杉晋作の傍には、唯一出雲阿国だけが残って最期を見届けてくれた。
彼らの間にあったのはあくまでも雇用関係であって、高杉が世界の敵に回った際には「クソ社長」呼ばわりで当然敵対する形にもなったけど、それでも最後まで出雲阿国高杉晋作という男をそんなに嫌わないでくれたんだな。
縁が深すぎて近すぎる龍馬たちではなく、仕事の距離感を保ち続けてくれる出雲阿国に看取られる形になったのは、「死ぬのは一人」の信念には反しているかもしれないが、高杉も悪い気分ではなさそうに見えた。















最後の最後に可愛いじゃんみたいな軽口を叩いちゃうのも、もう後がないとわかっているからこそだと思うとどこか寂しくもあるのだが、対する阿国さんがオトナな女としてフツーに反応して聞き流してくれるのがありがたい。
しんみりし過ぎないのに素っ気ないわけでもなくて、最後になって高杉はただの面白厄介社長に戻れたようにも見えた。
SAITAMAでの物語、「面白い」を求め続けたサーヴァント高杉晋作の最期として粋で美しく、せつないような胸があたたかかくなるような素敵な場面だったなぁ。







蘭丸の声に応えたもの










エピローグにて、蘭丸と蘭丸Xの魂の会話がなされつつ今回の物語は幕を閉じる。
「なんでそんなわけの分からない方に私の祈りが……」という蘭丸の言葉がまさにその通りすぎて草不可避。
他の誰でもない本来の森蘭丸本人に言われちゃうとか面白すぎるだろ。

だが……まぁいいか!
わけの分からない相手にうっかり繋がっちゃったのは素直に事故案件だが、求めていた結果は果たされたのだからハッピーエンド!
それに何よりも蘭丸は可愛い! 蘭丸カワイイヤッター!!
『ぐだぐだ龍馬危機一髪!』、完ッッ!!







おわり





これにて2021年度ぐだぐだイベント感想、完結だ。
毎年シリアスとコメディを超高速反復横跳びすることでお馴染みのぐだぐだシリーズだったが、今回はほぼシリアス側から動こうとしなかったのが草でござった。
もはやぐだぐだで誤魔化す気すらないのか?
でも面白かったからオッケー!










タイトル通り見事に今年の主役だった龍馬周辺に関しては、度々触れたがともかくサイコーに素晴らしかった。
お竜さんとの出会いや別れ、武市や高杉との交流といった生前について改めて掘り下げられたのもよかったけど、過去だけでなく今現在の龍馬についても人間臭さや強さ弱さを色々と見ることができて、非常に興味深かった。熱量過剰で龍馬ファンは死んでないか?

そして龍馬が描かれるということはイコールお竜さんが描かれることでもあり、最終的には二人の結婚式(嘘)にご招待されてしまう始末。
あまりにも強い光と愛とをストレートに見せつけられて、「あ……あ……」と言葉を失ってただの獣に戻った僕らはただただ良い夫婦の日ガチャを回すことしかできなくなってしまったんだな。
こまった……ちょっと勝てない……。










今回第二(第三?)の主役とも呼べた以蔵の描写も素晴らしかったし、新登場だった高杉・武市・新兵衛についても、パッと見の華やかさに欠けるヤローが多いのにビックリするほどどいつもこいつもキャラが濃いし魅力的だしで、何度も掌をグルングルンと回転させられっぱなしだった。
初見の印象や評価を何度も覆されていく感じ、たまんねぇ~。俺たちの期待を上回り続けてくれてサンキュ~!

一人一人についてこの場で語り直すとさすがに冗長すぎるのでやめておくけど、割り当てられた尺はそれぞれさほど長くないだろうに二度三度の見せ場や盛り上がりどころ・名言名シーンをいっぱい残していってくれた。
去年の芹沢鴨のように「わかりあえない相手」を最後まで貫いた悪役もサイコーに格好良かったが、敵と味方が変化して最後には和解や涙の中で去っていく今年の男たちも本当にスッゲー良かったなぁ。










対する今年の華担当出雲阿国についても、初見の時点で可愛いし愉快だしで好感度は十分に髙かったのに、終盤になるほど掘り下げ+大活躍からの格好良さゴン盛りで最終的には大好きになるしかない。
後日追加の延長戦でも最後の最後にオイしいところを持っていく……!
最後に見せた優しい笑みと言葉を向けている対象が“あの子”だとわかった瞬間、エモさのあまり二度三度と爆発しちゃったぜ。尊すぎ。
負傷差分で興奮してしまったことを改めて謝りたいとも思うけど、でもやっぱりあんなの興奮しない方が無理だよなぁ。美しいし格好いいしエッチな巫女さんにムラムラしないと誓えるモノだけが石を投げなさい。

過去回想はもちろん、最後に高杉を看取る際のふるまいも艶やかで美しくてサイコーだった。阿国さんマジ良い女。
絵柄の印象でちょっとロリっぽい外見と思いきや、精神的にはすごくオトナで素敵な女性だったなぁ。こういうヒトほ~んと好き。










そしてまだまだいる今年の主役鯖。
カワイイヤッター配布こと蘭丸については、もうちょいシリアスな掘り下げがあるかと思いきやラストの「わけの分からない方に私の祈りが」だけで綺麗にオチるのが見事ですらあった。
複雑な事情や設定の追記などいらねぇ! 蘭丸Xは最初からほぼすべてを明かしていたノダ!!

蘭丸Xの衝撃的真相発覚からの超絶大活躍を期待していたユーザーはズコーッとなっているかもしれないが、こんなオチもぐだぐだシリーズらしいので個人的には素直にオモロかった。超ウケる。
『あくまでも蘭丸Xであり、織田信長の小姓森蘭丸本人ではない』という設定も、ノッブに縛られすぎず自由に動けるぶん新キャラクターとしては良い落としどころのようにも思う。
今後のFGOにどれだけ展開の余地があるのかはわからないけど、サヴァユニ方面だったり史実織田信長方面だったり森兄弟方面だったり、色々な広がりが期待できそうでもある。下半身を誤魔化せば水着だってワンチャンでありますよー!










ノッブや沖田さんといったおなじみ面子の出番が少なかったこと、シリアス比率が圧倒的に高かったことなどはユーザーによって嗜好と評価が分かれそうではあるが、個人的には本当に満足できるシナリオだった。
目立つ面子を多少絞ったのはむしろ良い傾向だとも思う。近年はさすがにレギュラーキャラが増えすぎてバランスが崩れつつあったからなぁ。
登場するだけなら大人数でも可能だろうけど、「出るだけ」で終わるキャラが何十人いるよりも「見せ場がある」キャラ少人数のほうがいい……って、これもまた個人の嗜好なのか? ともかく私はそういう方向性のほうが好きなので、茶々や森の出番多め・新キャラの尺多めだった今回のバランスはかなり好ましかった。
今年は夏の沖田オルタ実装周辺エピソードもすごく良かったし、ぐだぐだ満足度が非常に高い一年だったなぁ。