FGOイベント マナナン・スーベニア・バレンタイン プレイ日記06 どこかで会ったような




今回でメインシナリオ部分のプレイ日記は完結。
毎年の通り、次回の最終回で個別イベント感想をチョロッと書いて日記自体は完全完結となる。

イベントシナリオの規模自体は例年と同じくらいか、気持ち多めくらい……だったかな?
ちょっと実生活が忙しく、あまり集中してFGOが出来なかったこともあり、日記もゲームも個人的にはバタバタしてしまった。
二月も終わるし、そう遠くないうちにホワイトデーも始まってしまうのだろうか。一年置きペースで新鯖が来ているような気もするので、今年は新規ピックアップが来るのかもしれないなぁと勝手に予想。

 






※本記事では1.5部サーヴァントの真名を表記しています







バゼットとマナナン

不敗と不退のルーン










『バゼット』のため、新しいもののために小さな己の幸せを失うことを選んだマナナン。その行動はホロウアタラクシアの最期に復讐者が選んだ道に似ている。
だからこそチョ霊は黙って見守っていたんだろう。

彼らの想いを受けて復活したバゼットの姿は今までのものから一変した。美しい……! 凛々しく格好いいけど美しい!
ベースはバゼット割合が多く、それでもマナナン成分もしっかり含まれている見事な新デザインだ。これこそが正しく「バゼットを依り代にした疑似サーヴァントマナナン」としての姿なんだろうな。

よく見るとロングヘアでありつつ、ひとつに結っていることから一見ショートにみえるのは二人の存在が合わさった故の髪型かな~とも思っていたが、後になってクー・フーリンインスパイア説が出てきて目からウロコ。
ほんとだ、よく見ると確かにそうじゃん!
おいおい……好きな男の髪型真似ちゃうとか、オトメにも程がない?















そんなバゼットの再誕を見守ったのが、テオブロマの怪物であってもテオブローマンではなくちゃんと「クー・フーリン」だったのがアツい。
ここでランサーではなくオルタニキってのも渋いチョイスだ。お互いに元々のバゼット・フラガ・マクレミッツ本人でもなくクー・フーリン本人でもなく、ちょっとずつ別人である彼らが立場を変えて再びぶつかるって構図が美しい……。
全く同じ絵面ではないからこそ、HAでの決着の記憶が活きてくる。
宝具的にもランサーだとフラガラックで相打ちのHAルートになってしまうので、二重の意味があっての採用なのだろう。見事な対戦カードでした。







貫かれても~好きな人~










オルタニキ&マナナンとして戦っただけでも物語としては見事に完成していたが、ラストには純粋なクー・フーリンとの会話まで!
こ、こんなストレートなファンサービス、良いのか!? 最近のFGOは何があったんだってくらい真っ直ぐなファンサービスをしてくれるのが嬉しいけど少し怖い。
もうちょっと匂わせるくらいでも個人的には十分というか、こんなに貰ってしまうと栄養過多すぎて不安になってしまう面倒くさいユーザー・俺。

まぁ以前からバレンタインでは天草用にチョコレート作っちゃうセミラミスなんかもあったので、ちょっと浮かれてファンサービスオオメコイメになっちゃうのも年に一回くらいはよくあることか。
素直に喜んで受け止めておこう。ヒューヒュー!










クー・フーリンが覚えた既視感を、マナナンの存在で中和させて誤魔化す感じも巧い。
特異点で出会えたマナナンは失われてしまったけど、新たなマナナンとも素敵で楽しい関係性が築かれていくことだろう。そんな希望とワクワクをしっかりと感じさせる終わり方だった。

では最後に例のチョ霊についてのネタバラシタイム……も、あるかと思ってたのに、ま、まさか……無い? 無いの!? マ!!??
ま~語りすぎるのもヤボかもしれないが、匂わせるくらいの何かが欲しかったような気がしないでもなく……。だがそこまで望むのはやはりファンサービスを求めすぎているような自覚がないでもなく……。
一度旨味を知ってしまうと、どんどん次を望んでしまうものなんですね。
俺たちゃ強欲。







おわり





これにてバレンタイン2022メインシナリオ感想、完結だ。
ボリューム的には例年お馴染みの比較的小規模な仕様だったが、HA好きへのファンサービスがたっぷり詰まっていることもあり、やはり去年の分と今年とを合わせることで完成するような印象でもあった。
実質ホロウアタラクシアコラボイベントだったんじゃねぇの……?
むしろホロウアタラクシアRTAinFGOって感じだったかもしれない。










特に今年のビックサプライズだったのは『チョコレートの精霊』の存在。
マジかよ!? 本当にいいのかよ!!?? と、正体を察せていく都度に超ワクワクしてハシャいじゃった。オレ、HAが好きだから……。

中盤でがっつりバゼットとの接触を描きつつも完全に正体は明かさず、最後はスッといなくなったのもニクい。
正直エピローグあたりで気配かシルエットくらいは感じたかったようにも思うが、このあたりはライター側のこだわりもあるだろうしなぁ。
むしろ中盤のやりとりや言及があっただけでも十分大サービスだった。もっと言えば『バゼット主役カレンサブのシナリオに登場した』事実だけで超サービス。
話は変わるけど、HA発売後に開催された時のFate第二回人気投票のエントリー時の文章って良いよね。晴れ着姿の親子連れ他人を眺めるのとかわりと好きな復讐者。










細かなやりとりから会話まで、HA好きがニヤリとする要素が散りばめられていたイベントシナリオではあったけど、未プレイヤーにとってはどうだったんだろうな……と思わないでもない。
“知る”ことは出来たかもしれないが、“感情移入”までは難しかったかもしれないなぁ。どうしても表面的なものくらいしか浚えなかった感は否めない。

ただ尺的に限界もあるし、HAのネタバレをしすぎるのも勿体ないし、これくらいの塩梅でやや小さめにまとまってしまうのも仕方がないことではあるだろう。
制限の中でもやりたいこと・すべきことは出来たかな、という印象だ。










ホロウ成分が強めだったぶん、「FGOのイベントとして」は薄味な仕上がりだったようにも感じたが、最近のイベントはわりとそういうことも多い。
メインシナリオが濃厚で最高なのは嬉しいけど、たまにはイベントでも濃いめ多めを楽しみたいのが正直なところだが……バレンタインに関しては各サーヴァントとのチョコイベントがメインな面もあるので、やっぱりこれくらいの規模がちょうどいいのかもしれないな。

ということで、今年も〆の記事では『鯖とのチョコイベント』について語っていく。
次回、最終回兼「このバレンタインがよかった2022」!