FGOイベント マナナン・スーベニア・バレンタイン プレイ日記07(完) このバレンタインがよかった2022




今年も私自身の『このバレンタインがよかった2022』を勝手に発表していこうと思う。
順位付けなどはなく、【新実装部門】【実装済部門】それぞれ数人選抜という形になっている。また来年も(多分)書こう!

ちなみに私は対鯖では、女鯖なら男主人公&男鯖なら女主人公でシナリオを読んでいる。
同性同士とはイベント内容が若干違ったりもすると思うので、ご注意を。


 

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※本記事では1.5部サーヴァントの真名を表記しています







新実装部門

 

妖精騎士ガウェイン


バゲ子かわいいよバゲ子……。あの時頑張って召喚できて本当によかったよ……としみじみ実感する2022年冬。
張り切って大口叩いちゃうところとか可愛すぎ。デキる騎士であろうとするモードと内面のお嬢様っぷりをダブルで満喫できるフルボイスイベント、改めてサイコーだな。世紀の大発明ですわ。
「頭オーロラ」という金言飛び出すキャストリアとのやりとりも、それこそ妖精國の平和IFめいていて非常に微笑ましかったけど、後半の主人公との会話においては『カルデアへの召喚』『私のような危険な妖精』といった言葉で妖精国の最期を前提にしたような重く強い信頼と親愛を感じられて、チョコレート共々特盛な内容だった。
ひとつひとつ味が違うチョコレートに加え、甘いものに飽きた時用と思われるサンドイッチやローストチキンまで用意されているの、料理上手で気遣い屋な彼女の嫁力がガンガンに伝わってくる。バゲ子と結婚したいとか簡単に言うべきではないけど! ないけど、でも!!







謎の蘭丸X


性別「?」なら、こっちからチョコを渡すバージョンがあっても良かったじゃん……!
でもどんな性別でも主様に対してチョコを“渡す”側でありたいってのも蘭丸Xらしい気もするので、まぁしゃーないかもしれないわね。これもまた一種のカイニス現象。
そもそもチョコを渡してくれる蘭丸Xがサイコーにカワイイヤッターなので大して損はしていない。営みさえ連想する蘭丸Xはエッチ。
そして! 何よりも言いたいのが、ボイスの破壊力!! 可愛さッッ!!
「ぴぇえええ」だの「ぴゃあああ」だの鳴き声がいちいち甘ったるすぎてヤバいぜ。舌足らずになったり感情がコロコロ変わったりする芝居の細かさがマジ最強。これまたフルボイス大勝利。
えっ……こんなカワイイヤッター小姓が配布だったんですか? FGO始まってたな。







実装済部門

 

アヴィケブロン


ぼかぁ低レア男性鯖の中でもアヴィケブロンがかなり好きでね……。ロシア異聞帯を旅した皆さんなら、その理由もおわかりですね?
アヴィケブロンは元々はアポクリファでメインを張った登場人物の一人だったけど、そのキャラクターの幅が広がっていったのはまさにFGO第二部第一章以降だったようにも思う。幅もしくは深み。悪く言えば雑味かもしれないが、『アポクリファのアヴィケブロン』像が完成していたからこそ、そこから発展していけたのはFGOらしい浪漫と自由さをしみじみと感じさせる。
バレンタインイベントにおけるアヴィケブロンは、そんな“今”の彼の姿が描かれていて、見ていて微笑ましく嬉しい気持ちになる。一回「はて。……ありがとう?」で終わらせてからの二段仕込みなのもアヴィケブロンらしくて良いよね。あざとい。
イベント最後のロボット映像鑑賞会を期に、幕間のギッチギチ(略)コンテストに繋がるのかと思うとなお微笑ましい。思わず幕間も読み直しちゃった。そんなヒマ無いってのにね。







アストライア


先日までの事件簿コラボ復刻からの今回のイベントでアストライア熱がグングン高まっている……!
アストライアというとガワのキャラクター的にはハチャメチャ&ゴージャスなイメージが強いけど、バレンタインイベントでの彼女はちょっとしっとり。女神ジョークを交えつつも静かに穏やかに、主人公に対して“導く者”のような距離感で語りかけてくれる姿が素敵だ。
「その夢のように生きようと思えますもの」なんて型月ニズムを継承したド名言も飛び出してきて、後口は微笑ましさとしんみりとした感情が残って……とにかく良い! チョコ礼装の解説文章もすごく良いぞ!!
異性ヒロインとのイチャイチャ系列イベントも大好きだが、対アストライアイベントのような『尊い存在との奇跡のような距離感』を踏まえての信頼と親愛をしみじみ味わえるイベントも素晴らしい。グッとくる……。







アルトリア・キャスター


アルトリア・キャスターのバレンタイン個別イベントについては、アヴァロン・ル・フェ完走時にももう一度読み直していた。
そして今回、改めて礼装共々確認し直して……。去年は気付けなかった“重さ”で息が止まりそうになったぜ。
このイベントシナリオ、妖精國プレイ前までの印象としては『意外とあっさり』でもあった。わかりやすくキャラクターがデレデレするわけでもなし、近年のギャルゲ(乙女ゲ)系特盛バレンタインイベントの数々に比べると大人しいというか……一線が引かれているような、そんな感じがしないでもなかった。

だからこそ、去年の時点では「第二部第六章に続く、伏線兼前日譚なのかな」と思っていた。
でも今ならわかる。むしろこっちが後日談。今ここにいてバレンタインを一緒に楽しんでいる女の子が、決して“あの子”じゃないことがわかってしまう。だけど、目の前の彼女と楽しい時間を過ごすことが、“あの子”への餞でもあるように思えてくる。

文章の表記の揺れかもしれないが、キャストリアが「主人公“さん”」と呼んだり敬語率が高くなりやすいところも、同一人物じゃない感を際立たせて傷をエグるぜぇ~。
ざっくり言うと、感情がムチャクチャになった。
その上で、キャストリアというサーヴァントの存在が、残酷で悲しくて愛おしい奇跡のようなものだなぁとも思う。
本当に素晴らしくも痛々しい物語だったよ、アヴァロン・ル・フェ……。何度実感させれば気が済むんだよ。







特別枠

 

モルガン&オベロン


まだ妖精國での出来事が生傷すぎて冷静に受け止められない感もあり、だが居てもたってもいられずに即ロックオンで受け取りに行ってしまった二大巨頭。
一緒にするとモルガンから怒られそうだが……個別に語るのも難しいくらいどっちも重かったので、今回は纏めて触れさせてもらう。

まぁ覚悟はしていた。それこそ妖精国を読み終えた頃から、「バレンタインに備えないとな……」と思っていた。
そして実際は、覚悟していたよりもずっとずっとスゲーもんを喰らわされた。なんちゅうもんを食わせてくれたんや。
モルガンのなんてさぁ! 秋の森まであるんだぜ!? 何もかもがキラキラ輝いているの!!! だけど!!!!

バレンタインのお祭り空気に乗っかって、明るく楽しいコメディな空気が前面に出ていながらも、根底に漂うどうしようもないやるせなさや苦しさ……。戻ってこない光景、終わってしまった物語……。
モルガンかわいい、オベロンらしいと笑ってイベントを読み終えて、礼装イラストや解説を改めて味わっていると……なんかすごく悲しい気分になってこない? 俺はなった。
ちょっとまだ真っ直ぐには受け止められず、巧く言葉にもできない。でも、ともかくスッゲー良かったです。







おわりのおわり





新しいバレンタインイベントたち、尺が長すぎてズルすぎない?
しかも今年新録勢については、別キャラとしてであっても他人のイベントにボイス付きで登場できちゃう二重チート状態。大量の川澄綾子アタックが来るぞ。

相変わらずこの記事を書くのが一番厄介でメチャクチャ時間がかかる。
既存鯖感想候補はまだまだ何人もいるけど、また来年に……とか言ってるとFGO自体が完結してしまうかもしれないので、特に何も関係ないタイミングで感想を書いたりしていくべきか……?

イベントやバトルの各種UIの改善も進んでいることだし、そろそろバレンタイン個別イベントの再確認をもうちょっとラクにさせてほしいとも思う。
キャラクターマテリアルから跳べるとか……。あと、イベントを読んだ直後にチョコ礼装の解説も読み直したいので、そのあたりも巧い具合に連結させてくれたらありがたいなぁ。
更に言うと、マイルームのマテリアル系の各種デザインももうちょっと改善してほしい。タップ数が多いのはまだしも、スクロールしまくって探す必要があるのがま~辛い。
……って、バレンタイン関係ない話になってきてる。

ともかく今年もお疲れさまでした&ありがとうございました!
年に一度の楽しみ、やっぱりバレンタインはワクワクする。気は早いけど来年のバレンタイン及び、今年会えるであろう新キャラの登場が楽しみだ。