FGOイベント 15人の理知的なメガネたち プレイ日記07(完) 求めたのは善き世界




メガネイベント感想、最終回!

メガネイケメン大集合、という女性ウケ狙いド直球のような舞台でありつつ、シナリオ的には丁寧に練られているし面白いしですごく真面目な内容だった。
一番ふざけていたのは毎日起動時のアルジュナ・オルタ'sコメントかもしれない。
起動時に連呼していたほど、“メガネ”がフィーチャーされていたかというと……結局イベント開幕時くらいしかあまり目立っていなかったような気もするが……!
でもメガネなんてなんぼあってもいいですからね。

 






※本記事では1.5部サーヴァントの真名を表記しています







VS『蟲毒の怪物』

奪うことしかできない生物





「姉上に力を与える力」しかない信勝を取り込んだ結果、矛盾による暴走めいた状況に陥ってしまった最後の魔獣。
もしこの特異点にノッブがレイシフトしていたら、全ての力を取り込んだ最強チートノッブが誕生していたのかもしれない。
見てみたかったな、最強チートノッブ……。惜しい機会を失った。

とはいえこの魔獣は「与える」概念自体を知らなかったようだし、ノッブに渡すこともできずに結局暴走ぶっ壊れオチに変わりはなかったかな?










弱体化しつつも完成した蟲毒の怪物を倒す役目を担ったのはカルナガウェイン!(+サポートの皆さん)
今までの見慣れた魔獣ビジュアルから形状が大きく変化し、なんか……青い炎をまとった多足生物みたいな、不思議なモノになった。
一瞬、最強生物インスパイアってことでORTミニみたいな形状なのかと思ったぜ。でもよく見たら別物っぽい。















各ゲームではあまり活躍できなかったBチームも戦闘とあれば最強クラス。
今まで自制していた分、ここぞとばかりに全力を叩き込んでくれた結果、強化に強化を重ねた最強の魔獣であったはずの蟲毒の怪物は静かに消滅していった。
やったか!? ……やったぞ!!







対戦相手たちとの別れ





戦いが終わって無事に聖杯が出現し、召喚された“はぐれ”サーヴァントたちは退去していく。
結局平和的聖杯戦争としてはAチームとCチームがそれぞれ一勝ずつ、最終戦は全員協力なのでノーゲームのような状況だったが……ここに至ってまで聖杯の処遇を巡ってガタガタ言うような人々でもない。
ちょっと惜しがりつつも主人公たちに権利を譲り渡し、ひとりまたひとりと去っていった。
誰もが笑顔で、「楽しかった」と言ってくれたのが嬉しい。我々読者としても、もう数試合観戦し続けたいくらい楽しい時間だった。










最後に消えたのはコンスタンティノス。
英雄としての活躍は最後までできずに終わってしまったゲストNPCのような立ち位置の男だったが、彼の言葉は今回の事件の総括でもあり、エピローグの〆にも繋がってくる重要なものだ。

英霊としての力を万全に備えた彼と再び会える日はいつか来るのか、来ないのか。そしてその時は敵なのか味方なのか。
今はまだわからないけど、最後まで「平和を求めたいものだな」と語り平和を求めた彼だけに、できれば戦わずに済む形での再会を願いたい。
まぁ……逆フラグになりそうな気がしないでもないが……!







最初に求めたのは「平和」





全てが終わってのエピローグパートでは、カルデアに戻った今回の同行鯖たちひとりひとりの様子が描かれていく。
その〆になったのがお馴染みホワイトデー仕様アラフィフが仕切るBarエリアでのダベりタイム。
このアラフィフ、結局ほぼ毎年のホワイトデーに絡んでくるよな……。シリアスもコメディもちょい含蓄あるコメントもできちゃう便利枠。















魔獣を生み出したバカ魔術師たちの思想は今までコメディな舞台装置としてしか扱われていなかったが、最後になってこんな形で活かしてくるか……。
通常のアルジュナではなくアルジュナ・オルタが今回のイベントに参加した意味が、ここでようやくわかったようにも思う。彼もまた、かつて似たようなものを求めていたんだもんな。

「平和な世界」を巡っての会話はさほど長くもなかったが。面子がアラフィフ&オルタニキ&アルジュナ・オルタ、というのも色々と考えさせられる。
かといって重すぎたり極端に湿っぽいわけでもなく、思慮深くて良い〆方だった。







おわり





これにてホワイトデー2022イベント感想、完結だ。
毎年意外と高クオリティなシナリオに唸らされるホワイトデーだが、今年もメチャクチャ面白かった!
この大人数をイベントに参加させて、誰が極端に貧乏くじを引かされるわけでもなく、それぞれちょっとずつ見せ場を作りつつも全体のバランスも崩れていない……なんて、仕事としてスゴくね?
開幕の第一節の時点で「なんか面白そうだな」と早々に引き込まれたけど、最後までダレる気配もなく楽しめた。
やはりテキストが面白いイベントは面白い。これが世界の答えですわ。










パラケルススのような、今まであまりピックアップされてこなかったキャラクターが活躍したのも新鮮で好印象。
他チームキャラでありつつエピローグでも再登場したあたり、彼は今回の第二の主人公かってくらい目立っていた。

もう1ゲームくらいあれば、やや地味に終わってしまったBチームももっと活躍できたんだろうなぁ。
エルキドゥやネモは他面子に比べると「彼らしい活躍」のシーンがやや少ないようにも感じられたが、さすがに尺の問題もあったのだろうと思う。そう思うと惜しい。










メインのゲストキャラだったであろうコンスタンティノスについては、面白そうな男だったが顔出しのみで終わったような感じでもある。
キャラとしては立っていたけど、再登場の機会はあるのだろうか? 次は敵側の立場で再会、なんてのもやっぱり面白そうではある。

今後どうなってくるのかはわからないし再登場の有無自体も不明だが、とりあえずちょっとだけ期待はしておこうかな。
サラザールは俺たちに『低レア大量投入』という眩い奇跡を見せてしまった……。
あのヨロコビを求めて、俺たちは何度だって夏場の周年記念大発表に期待してしまう。










コメディの塩梅もふざけすぎず、真面目過ぎずで個人的にはとても読みやすいシナリオだった。
でもやっぱ、LB1リコレクションクエストとの同時開催はキツいって……! こっちはホワイトデー周回で素材も回収したいし高難易度も攻略しなきゃだしチャンミ用育成もあるんだぜ!
ほぼ間を空けずにバトル・イン・ニューヨーク開催ってのもハードスケジュール。歴代の超高難易度も復刻されまくっているけど、とてもじゃないけど制覇できる気がしない。

……と、話はそれたけど、ともかく今年のホワイトデーイベントも面白かった!
アルジュナオルタ(&オデュッセウス)は次の夏イベで霊衣枠を担うのでは……と勝手に睨んでいたけど、その線は無くなったなぁ。
全身霊衣はさておき、メガネ装備のようなリソース軽めの簡易霊衣はもっとガンガンに追加してもらえたら嬉しい。
女子のメガネも良いと思う。似合う子がいっぱいいると思う!! モーさん&メドゥーサについてはマジで超サンキュー!!!