FGOイベント アークティック・サマーワールド! プレイ日記04 神ならではの高すぎる視野



夏イベントは本筋のメインシナリオも注目の的だが、それ以外のちょっとした日常パートとも呼べるような“寄り道”部分が楽しい。
一昨年ならカレーを食べたりゲームしたり、去年ならテントでおしゃべりに興じたり……。

そういう意味では今年度は“寄り道”パートがやや少なかったかな? 特に後半になるにつれ、遊びの余地が無くなっていった感じもあった。
サーヴァント複数人がワチャワチャしている空気を描くのに長けているライターさんだと思うだけに、ちょっと残念。



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※本記事ではサーヴァントの真名を表記しています





ネモ酷使

ノーチラス号の海底探検』






わくわくエリセランドにおける大きな問題点は更にもうひとつ。
タイタニック八艘飛び』や『アルゴー号の冒険』などでのトラブルはコメディなノリだったが、知識の少ないJCが担当になったことによる超絶ブラック労働環境はリアルにヤベェ! 本人たちの意欲とやりがいによる搾取ッ……!
エリセ本人に問題意識があって、即改善に動けただけ良かったけど、なかなか危なっかしい運営体制だ。ヒエ~。











更にここで新三姉妹がやってきた!
運営環境を怪しんでの視察……ではなく、今回はマジの休憩時間。そういう“遊び”も意外と知っているんだな。もちろん接客に手を抜けない相手でもある。

主人公たちと新三姉妹が直接対面したのはこれが初だ。スカディも「誰をも傷つけるものか」と非暴力姿勢を語っていたけど、新三姉妹の側にも敵対する意識はまるで無く、アトラクションに挑む様子もユルめで楽しげ。
もうちょっと堅苦しい感じで対立するかと思ったけど、初手からこんなに等身大で親しみやすい姿を見せられてしまうと……配布への悩みが更に大きく……。

そういえば現時点でも、ワルキューレたち配布ユニットは仮加入すら行われていない。
今回は最後になってようやく選択&加入な流れになっていくのだろうか。最終日までじっくり悩め、という運営の配慮?







ブラックVSお医者さん




先程のアトラクションでは「アルゴー船乗組員として」のアスクレピオスが事態解決のキーになったが、今回は医者としてのアスクレピオスが活躍。
更にレディ・アヴァロンの想像以上なファインプレイで、アトラクションの根本的な問題を解決してくれた。便利だしチートだな、LA! こりゃ心強い味方を手に入れられたもんだ。

フラワーパーク編では留守番組だったアスクレピオスがこういう形で前面に出て活躍してくれたのも嬉しい点。
アルゴー乗組員という側面と医者という側面、彼を構成する要素それぞれについてピックアップされるのはお得感があって、シナリオ的にも盛沢山で満足度が高かった。

……と、このあたりで思い出したけど、そういえばアスクレピオスと道満(リンボ)といえば、LB4の最終盤において直接対決していたんだっけ。
アスクレピオスが特に道満に警戒を示しているのは、そのあたりの因縁が絡んでいるのだろうか?
もちろんアレは異聞帯に召喚されたアスクレピオスとリンボの関係性なので、直接今の彼らに繋がっているわけではないけども。







運営を学びたい14歳




わくわくエリセランドの問題点は改善され、テーマパークとして巧く回っていく道も見えてきた。
ここで同行者として、LAに続いてエリセも加入! これもまた嬉しい新たな仲間だ。面子も徐々に華やかになってきた。

この調子で新水着勢はどんどん同行者に加わっていく形になるのかな?
ちょっと人数が多いかもだが、クルーザーの留守番役を順番に担っていく形になるようだし、今のところは「いるだけ」仲間もなくバランスよく描写されているように思う。今後も期待だ。







源氏の湯

道満の変身




先のエリアではアスクレピオスが目立って活躍した。
となると続いては……コイツだ!
意外と今まで大人しく過ごしていた男、蘆屋道満ッッ!









……の、白熊状態ッッ!!!

朝顔が怖い浴衣姿から一転、水辺によく似合う水着姿だ!
まさかの霊衣二着目かと思いきや、戦闘には出られない立ち絵オンリー仕様だという。
それにしたってなかなかズルいな……。道満らしいルール無用っぷり。
あと、脱ぐと猶更わかりやすいけど、この男は想像以上にガタイが良い。身長が大きいのは知っていたけど、立ち絵の角度の問題か普段よりも“圧”がある。







平安女子の園withDOMAN






第三のエリアはリラックス温泉リゾート『GENJIの湯』
担当を務めるのは我らが影の風紀委員長・源頼光さんだ!!

彼女が特異点に呼ばれたのはわかっていたけど、まさかエリア担当まで勤めているとは思っていなかった。
同時に水着化されていた面子を考えるに&道満の「あげぽよ感」という説明からして、平安のパリピギャルが関わっている可能性も高そうだが……。











案の定! このエリアの担当者は頼光さんだが、設立及び運営には紫式部清少納言のW平安女子が関わっているらしい。
道満が留守番したがっていたのも、源氏な頼光さん以上に清少納言と関わりたくなかったのかもしれないな。
この二人のやりとり、マイルームなどでもお馴染みだけど、ともかく面白すぎる。
清少納言の手にかかると、変幻自在で複雑怪奇な道満ですらあっさりコメディ時空に巻き込まれていってしまうのが毎度のことながら愉快、そして愉悦。ずっとそのままでいいよ。







神が持ち込んだ厄介事






ここでのトラブルに関わってきたのはまさかの伊吹童子だった。
頼光さんVS伊吹童子が勃発でまさかのRAITA大戦開幕with紫式部……ってコト!?
てっきり伊吹童子もどこかの担当者かと思っていたが、口ぶりからすると単純に観光客として楽しんでいる側なんだろうか?
酔った勢いとはいえ、サラッと厄介事を起こすあたり、神様ならではの視点のブッ飛びを感じるな~。悪意がまるで無いだけに突っ込み辛いのも悩ましい。

そういえば頼光さんは伊吹童子に対しては「さま」付けで一定の敬意を払っているんだな。
頼光さんの方は色々な意味でピリピリしているけど、頼光&酒吞とはまた違う新鮮なコンビでのやりとりは興味深かった。









そんな心身ともに忙しかった頼光さんは残念ながら我々の同行者に追加とはならなかったが、彼女主役とも呼べるミニイベント『休日の過ごし方』が用意されていた。
この内容がまた良い!
母として棟梁として、はたまた風紀委員長として働きすぎてしまいがちな頼光さんに、ようやく等身大の“友達”が出来たような光景が尊い……。
「楽しいです!」と笑顔で語り、失われた少女時代を少しだけ取り戻せたようでもあった頼光さんの姿はもちろん、清少納言の他人をよく見て気配りできる面も堪能出来る、素敵な番外編だった。