FGOイベント ぐだぐだ新邪馬台国 プレイ日記02 天真爛漫にして計算ずく
初期からノッブや沖田さんが同行者枠として傍にいてくれるのって、よくあるようでいて実はすごく珍しい気がする。
久しぶりな感覚がどこか懐かしく、新鮮でもあり、なんか良いな……。
もちろん去年の龍馬のように、ぐだぐだ関連の他キャラが大きくピックアップされるのも超面白かったし嬉しくもあるのだけど、ノッブ&沖田さんが並んでいると実家のような安心感を覚える。
ぐだぐだ本能寺やぐだぐだ明治維新あたりを思い出すのかもしれない。今回の関係者やキーワード的にも明治維新は繋がり深め。
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※本記事ではサーヴァントの真名を表記しています
境界の地
謎めいた茶人
衝撃的な新事実!
堺の商人にして茶人、千利休の正体は……小さくて可愛らしい女の子だったのだ!!
な~んてこともなく、ノッブいわく「見上げんばかりの大男」が生前の利休だったらしい。
性別はまだしも身長クソデカって……。イメージ的には道満みたいなタイプってことか? ゆ、夢が壊れるゥ!
「実は女だった案件」ではない、ってのは浪漫云々以前に非常に興味深い事実。ならばなぜ、サーヴァント千利休はこんな姿で顕現しているんだ?
直近の事例としては馬琴だとか北斎のような境遇が発生していたけど、千利休については周囲の女性像に関する情報も個人的に薄く、まだよくわからない。
利休自身も「実際こうなっております以上、私も受け入れるしかありませぬ」と心当たりがないような口ぶりだ。
……けど、利休の方は実は何か知っていて、隠している可能性もあるかな。
利休の草庵及び“茶”は、我々にとってこの地における貴重な休憩所。命綱と言ってしまってもいい。
例の獣人たちと通じている様子もさしあたり無いし、彼女のことは味方だと思いたいが、簡単に信頼していい相手なのか、すぐに判断はし辛いところだ。
千利休といえば秀吉関係者、すなわちノッブにも関わってくる人物である以上、味方側になり得る人材……と、事はそう単純にはいかないだろう。
秀吉関係者っつっても、最後が最後だからなぁ……。
そうでなくても、ノッブは千利休に対してビミョーに対応が塩いようにも見える。
ノッブが意外と厳しかったり怖かったりするのは見慣れているはずだけど、「そういうところが昔から気に入らん」というコメントには少し驚いた。
ミッチーだの権六だのサルだの、身内に対しては厳しい以上に甘いことも多いノッブなだけに、ストレート否定な「気に入らん」にはドキッとする。
今回の敵
その頃の敵(仮)陣営。
前回冒頭では壱与と共にいた山南さんが当たり前のように敵側にいる……!?
って、それはまだなんとなく理由がわかるとしても、獣頭の男の正体がクコチヒコだと!?
クコチヒコといえばまさに! あの、説明が長くて丁寧な奴じゃん!!
生きていたのか……。いや、復活したのか?
以前の戦いではそれこそキレイに成仏したようにも見えた気がするが……ってことで、早速邪馬台国の決着シーンを確認してきた。
2020最終節クコチヒコの最後の言葉は「ああ……、これが……、―――光か」。光に還りかけてはいるけど、改心したと表現されたわけではなかった……と言っていいのかな?
そもそも邪馬台国2020ではクコチヒコよりも芹沢鴨のほうが前面で目立っていたし、今回はクコチヒコにとって色々な意味でのリベンジだったりするのかもしれない。
更に更に、ここで新キャラ追加投入!
い、石田三成……!? 石田三成ときたか! これまたビッグネームがNPC枠(仮定)で登場したなぁ……!
NPCが多めとはいえ、身内や仲間ばかりがFGO参戦していくサルに悲しき現在。ここまで来ると、むしろサルは参戦し辛くないか?
明治維新イベントでは魔神柱に名前を使われたりもしたし、FGOにおけるサルの扱いは散々。
今回も三成が「太閤殿下を復活させる」みたいな目的を持ってたらどうする……? 気まず~。
三成およびサル絡みで気になるのはもう一人。
まだ何が確定したわけでもないが……この子、その名もシュシャ。本人も状況を正確に把握できていないようだが、獣人たちはこの子を狙っているようでもあった。
ノッブや千利休が正体を見抜けない点、石田三成の登場、サルの不在に茶々の留守番。「黄泉の国との境界の地」で彷徨っていた子供……。
うーん! これは!! やっぱりアレじゃないっすかね!!
目指すは『ニライカナイ』
石田三成の手腕
シュシャが目指すのは境界の地の遥か彼方、魂の帰るところ『ニライカナイ』。ニライカナイって沖縄の?
この境界の地も、元々は死者の魂が彷徨っているだけの混沌とした場所だったらしい。それを治部少輔こと石田三成が突如現れ、掟を敷き物を流し銭を回し、国の形にしてしまったのだという。
ノッブと石田三成は直接の関りはさほど無かったんだな~。
このあたりの戦国人間関係、わかるようで正確にはわかってない。もっと真面目に真田丸を観ておくべきだったか。でもノッブって意外とあっさり乙っちゃうからな。
太閤殿下との思い出ぼろぼろ
一方の佐吉こと石田三成は、事あるごとに豊臣秀吉との会話を脳裏に浮かべ、物憂げな表情を浮かべていた。
コイツ……。例に漏れず、特定の人物に対する感情が重いタイプの面倒くさい男か……?
まぁ石田三成に関しては、史実からしてそんな感じな気もするししゃーなし。
更に興味深いことに、彼は会話の中で「あのお方をお迎えする用意をせねばならん」とも口にしていた。
石田三成にとっての「あのお方」ともなると、対象はかなり絞れてしまう。
……もしかして来るのか? ぐだぐだ明治維新以来二度目(多分)のパチモン太閤殿下、誕生成るのか!?
……と、比較的微笑ましかった三成の『秀吉との思い出』だが、二回目の回想でいきなり殺伐としてきた。
カラッと明るい秀吉が、明るいままに、“何か”変わりつつある……いや、これもまた彼の本来の性なのか?
情に厚くも計算高い男として絶妙なバランスで成り立っていた秀吉という人間が、少しずつそのバランスを欠きつつある表現でもあるのかもしれない。
読者目線だとブッ飛んだ切り替えっぷりに背筋が震え、驚かされたと同時にワクワクもしてしまう。
こういう闇があってこそのサルなんじゃよな~と後方ノッブ面。
対する石田三成の反応も少し意外な感じ。
千利休のことは嫌っていたようだし、秀吉の言動には完全肯定イエスマンかとも思ったが……このあたりの表情の変化を見るに、心の底から心酔しているってのもまた違うのか?
少なくともこの瞬間の石田三成は、秀吉の判断に驚き戸惑っていたようにも見えた。
『法を守る』己の信条を曲げる結果になったことを、当時の三成は、そして今の三成はどう考えているのか……。
それらも乗り越えて秀吉に心酔しきっているのか、敬愛の底に少しだけ影が残っていたりするのか、そのあたりの違いによって今後の展開も大きく変わって良そうだ。