FGOイベント ぐだぐだ新邪馬台国 プレイ日記05 敵なんだか味方なんだか



ぐだぐだシリーズは毎年高クオリティなシナリオでお馴染みだが、単純なテキスト量だけでいえばさほど多いわけでもない。
意外と少ない文字数の中に、「おふざけ」「伏線」「設定」「キャラ立て」etcがギュギュッと詰め込まれている。
読み応えがあるのにサラサラと読み進めてしまえる塩梅がなんとも不思議だ。



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※本記事ではサーヴァントの真名を表記しています





裏切り者がいっぱい

敵か味方か






天下分け目の関ヶ原
開始前からなぜか不在だった沖田さんがいきなり軍を動かしたと思いきや、肝心の左翼に本人の姿はなし……。
何か理由がありそうではあったが、更にここで山南が予想外の行動をとり始めた。
そ、そんな……山南さん! 信じていたのにってわけでもないけど!!
しかし敵かと見せかけて味方と思わせてやっぱり敵って、ややこしすぎない? きっと最後にはやっぱり味方のパターンでしょ?
陣営反復横跳び芸って言われても仕方ないよ!











更に裏切りは続く。利休までも……!?
あの「三成の顔も見たくない」発言は嘘だったのか? 商売する上では、嫌いな人物が相手であっても構わないってことなんだろうか?

三成やクコチヒコの側にも“茶”があったこと、少しだけ不思議には思っていたけど、裏でどちらにも利休が関わっていたとわかれば納得だ。
そうでなくても、利休は肝心な時に不在だったりと、初期から正直怪しい存在ではあった。それこそ山南よりもよっぽど信用しがたい相手にも思えていた。

ただ、ノッブの見立てによると千利休の霊基には特殊な重圧が備わっているようだし、単純に「勝つ側に就く商売人」ってだけでは終わらないだろう。
千利休の底と真意は未だ見えない。







三成大勝利






沖田オルタは負傷し、ノッブと主人公たちは捕まってしまった。関ヶ原で裏切られたのは三成ではなく、我々の方だったわけだ。
それはまぁ仕方ないことだったとして受け入れるけども……三成が調子に乗りまくってる感じ、ムカつかね?
こっちは「関ヶ原でまた裏切られたら可哀そうだよな~」って密かに心配してやってたのにさァ!!(※上から目線)

これにてカルデア一行、全員捕縛で完全敗北。
……のごとき光景&三成の反応だが、よく考えたら沖田さんノーマルは居ないままだよな? 沖田隊が一番槍だったと伝令ノッブは語っていたけど、本人の姿は結局戦場では目にできなかった。
そういえば前回の会談の際にも沖田さんは利休監視で同席していなかったし……三成目線だと、沖田さんの存在自体を知らなかったりするのか? だとしたら、そこが突破口になり得るのかもしれない。
更に言えば、沖田さんの存在と不在を知っているはずなのに何も語らない山南のほうも、まだ三成に対して何か隠していることがありそうだ。
俺たちは多分まだ負けてない! あとで吠え面かかせてやっからな!!







秀頼復活に向けて

カルデア寝耳に水






と……ここで、復活しかけたカルデアとの通信を用いて、千利休&山南が留守番カルデア勢と接触
留守番組が何も知らないのを良いことに、あることないこと織り交ぜて、追加面子を特異点へと招こうと画策してくる。

この時点ではその狙いまでわからなかったが、後の三成との会話によると、茶々をおびき寄せることこそが最大の目的だったらしい。
確かに秀頼の名を出せば、茶々は黙っていない。三成が秀頼復活を目論んでいること自体は嘘では無いし、巧いやり口だ……。
でも、人の情に付け込んで利用しようとする考え方は気に入らないな。











実際に茶々は我を忘れ、文字通り目の色を変えて暴走しかけた。それこそ、アヴェンジャーに転じかけていたのかもしれない。
そのおかげ……というわけでもないだろうが、利休&山南がもたらした情報をカルデア勢は冷静に受け止めている。即救出行動開始、なんて愚かな真似をする人々じゃないわな。

そして今回も山南は、不自然に“羽織”の話をしていた。
斎藤の羽織姿なんて、邪馬台国でも終盤以外では見せなかったのに……「着ていないから一瞬、分からなかったよ」という台詞は不自然すぎる。アンタ、羽織じゃない斎藤と散々一緒に行動してただろ!







利休の謎




その頃……捕まった主人公は、謎の美少女の夢をみていた。
プレイヤー目線では見覚えがある、前回は山南の傍でウロウロしていたようにも見えた、例の半透明利休(仮)じゃないか! 今回は夢の中だからか、半透明じゃないっぽい?

しかも、涙? 可憐な泣き顔に驚かされる。
通常の利休もあれはあれで女性としての魅力があるし、個人的にもかなりツボなキャラクター造形をしているけど、今回の夢の少女のような泣き方をするとは思えない。
彼女は利休本人というよりは、利休に混ざっている何者か……“少女”部分を担当している人物だろうか?
それとも利休の中に秘められた良心……?











言動だけを見る限りだと、信用ならないほぼ敵のような相手にしか思えない千利休
……が、山南への人質である明里の相手をする時などは、意外なほど柔らかな対応を見せる。
商売人として外面がいいだけって線も無くはないが、明里はそういうのに敏感そうでもあるしなぁ。

例の夢の少女の件といい、利休のことはまだまだわからないことだらけだ。
既にガチャピックアップで目玉になっているキャラとは思えないくらい謎めいている。
そんな目玉キャラが主人公たちを裏切るわ暗躍しまくるわなんだから、FGOはやりたい放題で面白い。