ドラゴンクエストビルダーズ2 プレイ日記070 死んでも蘇る騎士
メタッツは無邪気に人の傷口をエグっていく。
シドーの大切なこんぼうも「こぎたない」呼ばわりしていた気がするし、ファンシーでかわいいキャラクターでありつつ、言葉の使い方に毒がたっぷり。
本人に悪意は無くとも、スゲー辛辣に相手の急所を刺してしまう。
正論で殴るのはやめなさーい!
『破壊の聖堂』を目指せ
画面が暗すぎる
超スーパーカーの操作にも少し慣れてきた。
改めて、話題に挙がっていた『破壊の聖堂』とやらに行ってみよう。
建設の現場監督を自称するグリムン達は留守番組なので、主人公と同行してくれるのはメタッツくらいだ。
早速メタッツが「ひょっとしたら あそこが」と場所を教えてくれたけど、正直よく見えない。
暗いし黒いし、岩のデコボコにしか見えねぇ。
……けど確かに、ちょっと建築物の残骸っぽいガレキが見えないこともないか?
ノーヒントだと無理だなコリャ。
破壊天体シドー、視界が悪すぎる大問題。
砂地にて、一匹でベソをかいていたドラキーを発見。
『破壊の聖堂』の住民だったらしいが、ウデに襲われて帰れなくなってしまったらしい。
彼の名はドラーラ。
自分を「アッシ」と呼び、語尾に「~でゲス」を付けるなど、どことなく田舎くさい奴だ。
ちょっと気弱な雰囲気のある魔物だが、『破壊の聖堂』にいる神官にとっては弟子にあたる存在らしい。
早速彼にも同乗してもらい、共に『破壊の聖堂』を目指す。
遠くから見るとマジでよくわからなかったけど、こうして近付くと、想像していたよりずっと立派な建物(の残骸)だ。
きっと破壊される前は、メッチャクチャ素晴らしい聖堂だったんだろうな。
ジゴックさまが担当しているハーゴン教会(跡)よりも明らかに広いし、装飾も細かそう。
邪神官ヨージス
聖堂の奥にいたのは、ハーゴン教の邪神官でもあるヨージスという魔物。
ジゴックさまが話していたのは、まさにコイツのことだったのだろう。
だが、もちろん簡単に話が通じるわけもない。
初めて出会った時のジゴックさまと同じように、「ほろびこそ われらの 救済」と語り、ビルダーに敵意を向けてくる。
まぁ、最初はそうなるわなぁ。
そしてここで意外な事実が判明。この『破壊の聖堂』は、元々はビルダーが造ったものだったらしい。
まさかこんな場所にもビルダーが訪れていたとは……!
モンゾーラやオッカムルでも語られていた伝説のビルダーと同一人物だったりするのか?
だとして、どうやって地上と天体とを行き来していたんだ??
『破壊の聖堂』のクオリティが明らかに良かった点も、ビルダー製だったと思えば納得だ。
確かに破壊を尊ぶハーゴン教団が、自分たちの手で立派な聖堂を建てるわけがないもんなぁ。
でも「再利用はギリギリオーケー」なあたり、相変わらず都合の良い教えだ。
ハーゴン教団側にも多少自覚はあるのか、ヨージスは「ぐぬぬ」な雰囲気で震えている。
メタッツからも、「破壊破壊って 言うわりに 結局 物を作れなきゃ こまるみたい!」と心臓を一突きにするかのようなセリフが飛び出した。
そ、そこまでドストレートに言ってやるなよ。
ヨージスたちも一生懸命工夫してんだよ……となぜかフォローしたくなってくる。
ヨージスはこんらんしている!
言いたい放題&やりたい放題の主人公とメタッツの言動に、そろそろヨージスもブチ切れ寸前か……と思いきや、逆にこちらに好意的な興味を持ってくれたらしい。ラッキラッキー!
混乱しすぎて賢者モードって感じなのかもしれない。ともかく、まずは箱舟に同行してくれることになった。
完全な仲間になったとは言い切れないかもしれないけど、同じ神官仲間のジゴックさまと話をすれば、また意識に変化も生じてくるかもしれない。
神官ヨージス&その弟子ドラーラ、とりあえず仮加入!
一緒に超スーパーカーに乗り込もう。これくらいの人数なら、まだイケるはずだ。
箱舟に乗りたい魔物たち
滅びに怯える様子ナシ
一人で騒いでいるパンツ男と、初めて目にする新しい『ぬけがら』素材を道中で発見。
滅びに怯えている感はゼロのパンツマンも、なぜか主人公に懐いて仲間に加わると言い出した。
メンバーが増えるのは良いし、新しい素材も嬉しい。
……けど、そろそろ定員オーバーじゃないか?
箱舟はさておき、超スーパーカーに乗り切れる人数はそろそろ限界突破していないか?
「死なずの騎士」達を勧誘
そろそろ一度、拠点の箱舟に戻りたい……というプレイヤー心理をブッ血KILLメタッツ&主人公は、更に勧誘を続けていく。
次に発見したのは、ハーゴン教団のガイコツ系の騎士だった。
永遠に戦い続ける運命からの解放、すなわち世界の崩壊と死こそが悲願だと『死なずの騎士』は語ったが……全部が本音とも思い難い。
実際、『死なずの騎士』は主人公の視線にうろたえて、「他の仲間三人を説得出来たら、協力することも考えてやる」と言い出した。
最初の『死なずの騎士』と違い、他の奴らはそこまで悲願に強いこだわりがないらしい。
「箱舟を見ておくのも悪くない」と興味だけで同行してくれる奴もいれば、「実は世界が滅ぶとかイヤだったんだ」と積極的に同調してくる奴もいる。
それはさておき……高い。
コイツら、自分が『死なずの騎士』で死なないからって、足場も危うい超高所をウロウロしている。
話しかけにくるだけでも大変だったよ……!
降りるのもスゲー怖かったから、地上のクルマにワープした。
クルマワープだけは許されていてよかった。
嬉しい再会
そしてここで、まさかの再会!
キ……キッシムーーーーッッ!!!
マジかよ!? スッゲー嬉しい!!!
今までのマギールさんやリックの流れを思い出すに、魔物でも人間でも永遠の別れは避けられず、終わりが来れば「それっきり」と覚悟していたので、これはなかなかのサプライズだった。
たしかにキッシムも死なずの騎士がどうこうと言ってはいたけど、フツーに無理なんだろうと思っていた。
まさか死なずの騎士の、「死んでも ここで よみがえる」設定がこんな形の喜びを与えてくれるとは……!
死んで蘇ったキッシムだけど、主人公やメタッツのことはちゃんと覚えてくれていた。
そして長く話を聞くまでもなく即答で、「オマエらと いっしょに行くぞ!」と言ってくれた。
う……嬉しい……! そして超アツい……!
序盤で脱落してしまった仲間が復帰という展開だけでも胸熱確定なのに、それが他でもない「最初はビルダーに否定的だった」キッシムで、今では「無条件に主人公や仲間を信頼してくれる」だなんて、流れ的にもサイコー過ぎないか?
あと、単純に『キッシムと再会できた』ことも超嬉しい。
あの時は結構凹んだので、その分だけ今の気持ちが跳ね上がった。心がぴょんぴょん。